還暦不行届 第十四回 監督の手料理
好き嫌いについてはいろいろと書いてきたけれど
監督がお料理をすることについてはまだ書いたことがないような気がする。
そもそも出会った頃は家にヤカンすら置いていなかった。
マグカップ、コップといったものも見当たらない。
家でお湯を沸かしてお茶やコーヒーを淹れるといったことを
まるでやらない。
喉が渇いたらコンビニに行って冷えたジュースを買い
お水を飲むときは蛇口の下に顔を突っ込んで
流れてくる水道水を直接飲んでいた。
食器などを買わない家にもワンカップ日本酒の空きコップく