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秘儀の攻撃(青赤スペル)について


デッキ紹介とイントロ

旧スターターデッキのリメイクっぽい

スターターデッキ戦のデッキ紹介第7回です。
宝物ブロールとかほぼ禁止解除ヒストリックとかアリーナでイベントをやっていますが早くデッキ紹介を終わらせた方がいいと思うので紹介を続けていきます。
静電式歩兵か第三の道の偶像破壊者を2ターン目に必ず出してきたりレアをたくさん持っていたりする印象があってあまり当たりたくないデッキですが割と見かけます。

カード分布

クリーチャー17枚
インスタント12枚
ソーサリー6枚
土地25枚(レア:ペインランド)

注目カード

アンコモン
静電式歩兵x2
第三の道の偶像破壊者x2
嵐の走者、ナジャル
レア
ギトゥの燃えさし巻きA
金属の徒党の種子鮫
傲慢なジン
アノールの焔A
バラルとカーリ・ゼヴ
灰色のガンダルフA
神話レア
ウラブラスク
計12枚

カード紹介

静電式歩兵
インスタントやソーサリーを唱える度に+1/+1カウンターが載るトランプル付き2マナ1/2のウィザードです。
2ターン目に出てくると相手していてしんどいカードその1です。除去したくないけど放置していると気づいたら5/6のような手が付けられないサイズになるので除去せざるを得ない嫌なクリーチャーです。
呪文のコピーではカウンターが載らないのと後引きが弱すぎるので注意。

第三の道の偶像破壊者
クリーチャー以外の呪文を唱える度に無色の1/1のアーティファクト兵士を生み出す2マナ2/1のモンクです。
2ターン目に出てくると相手していてしんどいカードその2です。相手目線だと除去したいですが、本命のウラブラスクのようなレア以上のクリーチャーを通すことになるので除去せずに地上を固めて抑えておきたいところです。除去するつもりなら間に合わなくなる前に早めに除去しましょう。
注意点は静電式歩兵と同じです。

嵐の走者、ナジャル
殴る時に2マナ払うと次に使うインスタント・ソーサリーをコピーできる5マナの5/4のウィザードです。
アノールの焔・精神の交差・火力呪文をコピーして盤面を荒らしていきましょう。
ソーサリーが瞬速のように唱えられる効果があるのですがこのデッキにはインスタントタイミングで唱えられて嬉しいソーサリーがないのでインクの染みです。
こいつは出てくるまでに他のカードが除去を吸ってくれるので除去されにくいのが強みですが、手札にコピーしたいカードをそもそも温存できているか問題があります。

ギトゥの燃えさし巻き
自身の戦闘前メインフェイズにカードを一枚捨ててそれよりマナ総量の多いカードを抽出・追放して次の自分のターンまで使える能力と果敢を持つ2/2のウィザードです。
土地が連続で来られると厳しいスターターデッキ戦で手札交換能力があり、除去するか微妙なラインで除去されにくいのが強いです。
主に土地を捨てることが多いです。
コスト軽減がされて手札でコストが下がっている(ように見える)トレイリアの恐怖を捨てても何も抽出できないので注意しましょう。

金属の徒党の種子鮫
クリーチャーでない呪文を唱える度にそのマナ総量の培養を行う飛行持ちの2/4のファイレクシアンの鮫です。
コスト軽減した呪文でも元のマナ総量分の培養ができます。もちろん除去されやすいです。
後引きが弱い以外は強いです。

傲慢なジン
墓地のインスタント・ソーサリーの数がパワーでインスタントソーサリーのコストを1軽減する飛行持ちの*/4のジンです。
いつ引いても強いです。もちろん除去されやすいです。
あとスタンダードの青単でもよく見ます。

アノールの焔
2ドロー・クリーチャーへの5点火力・アーティファクト破壊の中から1つ選べるインスタントでウィザードをコントロールしている場合は2つ選べます。
ドロー・火力は言うまでもなく、オゾリス・溶鉱炉・装備品・培養器など壊したいアーティファクトが多いためどのモードも強いです。コピーをした場合同じモードしか使えないのでそこは注意です。このカードや命令サイクルのカードは日本語だと効果処理されるまで相手がどのモードを選んだのかわからない仕様ですが、グラフィックで言語を英語にすれば発動時にどのモードを選んだか分かるのでそこも注意です。

バラルとカーリ・ゼヴ
ターン最初にインスタント・ソーサリーを使った際にそれよりマナ総量の低いカードをコスト無しで唱えるか2/1速攻・伝説のラガバンを生成できる威迫・先制持ちの2/4です。
主にラガバン生成をしますが除去の必要に迫られたときはその限りではありません。
自分で使うとあまり強さを感じられませんが相手目線だと2/4先制は厄介でスペック的に除去したくない部類のカードなのでしばらく場を膠着させられます。先制持ちなので一回殴った後に3点火力呪文でタフネス5まで処理できることも覚えておきましょう。

灰色のガンダルフ
インスタント・ソーサリーを唱える度に「パーマネント一つのタップ・アンタップ」、「顔面3点火力」、「インスタント・ソーサリーのコピー」、「自身のデッキトップバウンス」の効果から選ばれていない効果を選ぶ5マナの3/4のウィザードです。
主にコピーを使います。バウンスは除去を躱す以外では使わないです。除去されやすいです。

ウラブラスク
インスタント・ソーサリーを唱える度に相手顔面に1点飛ばしつつ赤マナを加えられる先制攻撃持ちの4マナ4/4の法務官です。インスタント・ソーサリーを三つ以上唱えているときにソーサリータイミングで赤マナを払って英雄譚「大いなる業」に変身します。
4/4先制は倒しにくいため戦闘に強いです。1点火力も地味ながら助かります。
大いなる業は変身したターンに相手と相手のクリーチャーに3点ずつ飛ばし、次の自分のターンに宝物を3つ生成し、その次のターンに墓地のインスタント・ソーサリーをマナコストを支払える限り唱え放題になり、4/4で戻ってきます。
変身する前に火力呪文を撃っておけば全体3点でタフネス6くらいまでのクリーチャーを倒せるのが割と抜けがちなので注意しましょう。
兵士(青白デッキ)やレベル(白赤デッキ)などのトークンで埋め尽くされた相手の場を一掃するために変身しようと精神の交差やギタクシアスの眼でドローして条件を満たそうとする様子をたまに見かけますが失敗するとほぼ負け確なので特に急ぎでない場合は手札にインスタント・ソーサリーを溜めてからの方がいいと思います。

弱点

マリガンが出来るのでなんとかなるとは言え初手がクリーチャーだけ・インスタントソーサリーだけ・軽量クリーチャーがいないような偏った手札事故が他のデッキと比べて割と致命的です。
除去がアノールの焔の5点火力とそれ以外の3点火力しか無いため序盤は何とかなりますが中盤以降に出てくるデカブツに対して2枚除去を切らないといけなくなるのも厳しいです。
あとアノールの焔でエルズペスの命令によりのような極悪エンチャントや骨化のような除去エンチャントは除去できないので注意です。

総評

コントロール色が割と強いデッキです。個人的には旧スターターデッキ戦の青赤の方が強かったと思います。
トークンを並べるとかカウンターをたくさん載せるとか顔面に火力飛ばすとかシンプルに飛行で戦うなど様々なライフの詰め方が用意されていて苦手なデッキがあまり無く柔軟に戦っていけるデッキだと思います。

相手が使うと先攻を取ったうえで2T偶像破壊者3Tラルの援軍→精神の交差ムーブ(これが強すぎる)を決めつつ手札にはレアたくさんみたいな上振れが多発する印象。
毎ターン青マナ起こした状態(手札に下支え握ってますアピールのこと。持ってない状態でこれやってるとしたら怖過ぎる。)でターン渡してくる人もいて怖いです。たまに下支えを2枚手札にキープして暴れる(下支え使ったタイミングでインスタント除去されるのを防ぐ行為)人も見ます。イゼットカラーなのにエスパーみたいで怖いです。

このデッキの評価はTier1です。レア以上のカードが全部強くてずるいです。
強いのが周知の事実なのでめちゃくちゃマッチします。戦いたくないなら自分でこのデッキを使いましょう。どのゲームでもそうなのですが、実際に自分で使うことで弱点が分かることが多々あるので毛嫌いせずに環境デッキを使った上で趣味寄りのデッキを使った方がいいと思います。

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