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【MtGでtrpg】東方MMD動画の台本

 今回は、MtGのカードでtprgをするハウスルールの動画について。
 作成予定の「東方キャラがMtGでtrpgをする動画」の台本(暫定)を紹介します。
 大筋は、東方Projectのキャラクター、ヘカーティアと純狐(じゅんこ)が、稀神(きしん)サグメのGMで、このシナリオ(リンク)を行うというものです。 
 7月8日完成を目標に作ってゆきます!
 (ただし、今回のストーリーはすごく長い上、私は機嫌破りの常習犯なので。実際は、今年中に完成すれば上出来、くらいかもしれません。)

●シーン1.オープニング

(背景が赤い空で、ギリシャ風のヘカーティアの住居。机の上には果物(あればザクロ))
ヘカーティア・ラピスラズリ
「(純狐にとびつく)会いたかったわ純狐」
純狐
「(笑顔になる)私もよヘカーティア」
ヘカーティア&純狐(同時)
「今日は貴女と遊ぶためにMtGを用意したの」
「今日は貴女と遊ぶためにTRPGを用意したの」
ヘカーティア
「MtG(音:えむてーじー)と言うと対戦型のカードゲームよね?
純狐がやりたいなら、それをやりましょう」
純狐
「ヘカーティアに我慢してもらうのは悪いわ
 TRPG?(語尾上げて少し間)をしましょう
 確か、外の人間が好きなドラクエのような冒険を、
 会話とサイコロで行う遊びと言っていたわね?」
ヘカーティア
「そうよ
 でも、私の意見だけ通してもらうのは不公平よん」
純狐
「(少し考えた後)ならば公平に間をとって――
 悪い月の民を処刑する遊びをしましょう
(字幕:どうせ死なないし)
 こんなこともあろうかと、
 幻想郷で悪さする月の民を捕まえて持って来た
 (縛られたサグメさんを出す)」
ヘカーティア
「こいつは確か、稀神サグメというヤツね
 稀に見る面白いファッションの女神だから、
 処刑したら、面白い悲鳴を上げるはずよ!(サグメサン真っ青)」
稀神サグメさん
「……そ、そうでは無いです! 
 処刑だけは許してください!
 MtGのカードでtrpgが出来る
 非公式ハウスルールをお教えしますから!」
純狐
「MtGのカードを使ってtrpg?」
ヘカーティア
「それなら2人のやりたいことを両立できるわね
 聞くだけは聞いてあげましょう」
サグメさん
(生き残るには、MtGのカードでtrpgが出来る
 ハウスルールをでっちあげるしかない!)

タイトルコール:サグメさん、ゲームをでっち上げる!

●シーン2.オープニング

ヘカーティア
「MtGのカードでtrpgが出来るハウスルールとは、
 どんなものなのかしら?」
サグメさん
「(まずはそれらしい名前をでっち上げなければ!)
 名前はパーティズ・オブ・プレインズウォーカーズ
 デッキをそのまま主人公のキャラにして、
 TRPGのように冒険をします 
 具体的なルールは、言葉で説明するよりも、
 実際に初級シナリオをやれば分かりますよ」
(具体的なルールを思いつくまで、
 時間稼ぎをしないと!)
ヘカーティア
 「やってみましょうか?
 (純狐に。純狐うなずく)」)
純狐
「シナリオにはキャラ用のデッキが必要なのね?
(サグメさんうなずく)
 デッキに入れられるカードの制限はあるの?」
サグメさん
「ありません。何なら、パックから出たカードに、
 15枚の土地を混ぜただけのデッキでも遊べます」
(裏向きのカード15枚と各色の土地15枚を混ぜる映像)
ヘカーティア(声だけ?)
「それは簡単ね!
 初級シナリオだしそれで行きましょう」
(字幕:少女準備中)
(アイキャッチ。テーブルの上の果物とライブラリー)

●シーン3.シナリオ開始直前まで

ヘカーティア
「PC(プレイヤーキャラクター)の名前とタイプも考えたし、
 クリティカル・カードとか言うのも指定したわ」
純狐
「デッキをシャッフルして手札も7枚引いた
 これでシナリオを始められる?」
サグメさん
「もちろんです。では、始める前に、
 PC(プレイヤーキャラクター)の自己紹介をお願いします」
純狐
「(ヘカーティアの方を向いて)私から? (ヘカ頷く)
 (サグメさんの方を向き直って)
 私のPCの名はユリネ。タイプはニンジャ
 外見は《虎の影 百合子》を若くしたような姿です」
(百合子のカード出す。大き目)
ヘカ―ティア
「私のPC(ピーシー)はユリネの妹で、名前はネギ
 イメージ絵はこれ。(甲鱗のワームを出す)種族はもちろんワームよん」
サグメさん
「姉妹設定ならRP(ロールプレイ)がしやすそうで良いですね
 それでは、シナリオ開始!
 ユリネとネギ姉妹の冒険譚の始まりです!」
ヘカーティア
「イエーイ!」

●シーン4.シナリオ発端

サグメさん
「オホン。君達2人は、ゴブリンに盗まれた
《太陽の指輪》を取り返す依頼を受けた」
純狐
「急にサグメの口調が変わったわね」
ヘカーティア
「進行役のGM(ゲームマスター)は
 大抵こういう口調で話すのよん」
サグメさん
「君達は犯人のゴブリン、ミグの痕跡を追い、
 とある町にたどり着いた」
ヘカーティア
「ちょっと待って! 私ワームよん
 町に入って大丈夫なの?」
サグメさん
「PCは魔法が使えるので、魔法で何とかしました」
ヘカーティア
「じゃあ忍者の術で人に化けたことにするわ
 あの、葱っぽい色の無礼な巫女みたいな姿に」
純狐
「そういえば、ヘカーティアの服装を
 罵倒(字幕:まっとうに評価)した巫女がいたわね」

●シーン5.シーン1-1MtG行動

  1. サグメさん
    「では、最初のシーン
     先攻のGMターンを開始します
     町は「ゴブリンの大盗賊団」の噂でもちきりだった
     ゴブ山を拠点とする大盗賊団のボスこそが、ミグだ
     騎士団、冒険者協会、魔法ギルド、裏社会などが、
     盗賊団に対処するために活発に動いているようだ
     町に来た時点で分かることは以上
     GMのターンも、これで終了です
     PCターン最初のドローをお願いします」
    純狐
    「私たち(PC)が後攻なのね
    (自分のライブラリーから1枚引く)」
    サグメさん
    「今回はゲームブック式初級シナリオなので、
     この中から行動を選んで下さい
    (選択肢が描かれた大型カードを見せる)」
    純狐
    「土地やクリーチャーを出す意味はあるの?」
    サグメさん
    「あります。町の外には、普通に敵がいますので」
    純狐
    「なるほど。でも私は《沼》を出すだけね
     まだクリーチャーは出せないわ」
    ヘカーティア
    「私は? どうすればいいの?(手札を見せる)」
    純狐
    「(手札をのぞき込んで)
     そうね。まだ動けないから《島》を出すだけよ」

●シーン6.初めての判定

ヘカーティア
「はーい。(島を出す)次は――ねぇユリネ姉さん。
 せっかく町に来たんだし、賭博でもしようよ!」
純狐
「(赤面しながら)……PC(音:キャラクター)名で呼び合うのね
 え、ええ。ネギがしたいなら、どうぞ(頷く)」
ヘカーティア
「さすがユリネ姉さん。話が分かる!」
純狐
「(めっちゃ赤面。汗。)そ、そうね。ええと……(字幕:恥ずかしい)」
サグメさん
「では、賭博の処理をします
 ライフを2点払うということでよいですね?」
純狐
「(赤面治るサグメに向き直り)
 (頷く。ライフ38点に)
 この色のない判定[1]というのはどうやるの?」
サグメさん
「はい。まずは判定を行うネギの山札(ライブラリー)の
 一番上にあるカードを公開します」
ヘカーティア
「(公開する)《ホブゴブリンの隊長》ね」
サグメさん
「赤のマーク1つと(1)なのでマナ総量は2
 色のない判定[1]なので2+1をします
ヘカーティア
「2+1=3ね」
(字幕:目標値3(黒枠青字))ずっと残る
サグメさん
「はい。その3が目標値です
 もう1枚、山札(ライブラリー)の上からカードを公開して下さい
ヘカーティア
「(公開する《君達は酒場で出会った》)」
サグメさん
「ブロッコリー2つと(2)なのでマナ総量は4
 今回は、この4がそのまま達成値になります」
(字幕:達成値4(黒枠赤字))
ヘカーティア
「目標値が3で、達成値が4ね
 達成値の方が高いから判定成功?」
(字幕:TRPGの定石的に)
(字幕:目標値と達成値の間に「<」)
サグメさん
「はい! ネギは幸運にも博打に勝利して金持ちに!
 ネギは宝物・トークンを1つ生成します!」
ヘカーティア
「初めてのルールでの初判定が、 
 上手くいって良かったわよん」
サグメさん
(でっち上げたルールでの初判定が
 上手くいって良かった!)
純狐
「(赤面)さすがは我が妹ね
 ――というRPで良い?」
ヘカーティア
「もちろんよぉん!
 ありがとう、ユリネ姉さん
(この辺りでテーブルの果物食べる)」
サグメさん
「判定で公開したカードはランダムな順番で、
 山札の一番下に置いてください
 では、次は何をしますか?」

●シーン7.白判定

ヘカーティア 
「どうしよっかユリネ姉さん(ゆりねぇさん)」
純狐
「(赤面)そ、そうね。妹よ
 騎士団から情報を聞くというのはどうかしら?」
ヘカーティア
「じゃあ決まりね! 今度は姉さんが聞いてよ」
純狐
「では、ユリネが判定をします」
サグメさん
「はい。白判定[1]ですね
 先ほどと同じ手順で判定をしてください」
純狐
「山札の一番上を公開
 マナ総量は2で難易度は1だから目標値は3ね
(字幕:白判定[1]が画面の右上に残る)
 次にもう1枚山札の上から公開
 マナ総量が2だから達成値は2で失敗かしら?
サグメさん
「いいえ。今回は白判定なので、色の修正があります
 白のカードなら達成値に+5されます」
純狐
「つまりマナ総量2+色の修正5で達成値は7
 目標値の3以上なので成功ね?」
 (字幕:目標値3<達成値7)
サグメさん
「はい。ユリネが礼儀正しく聞くと、
 騎士は次のことを教えてくれます
 ゴブ山街道の周辺は、
 ゴブリンの大盗賊団が活発で危険である
 一方、旧街道には魔法の霧が出続けている
 通行止めなので行かないように」
純狐
「だそうよ。ヘカーティア、じゃないネギ」
ヘカーティア
「危険なゴブ山街道と通行止めの旧街道なら
 危険なゴブ山街道の方がマシかしらね」
サグメさん
「ゴブ山街道へ行くなら次のシーンになります
 シーンを移る前に他の行動もとれますが」
ヘカーティア
「行っちゃっていいわよね?
純狐
「ええ」
ヘカーティア
「ミグを倒すため、いざゴブ山街道へ!
 行くわよユリネ姉さん(ゆりねぇ)」

●シーン8.2ターン目敵の攻撃

サグメさん
「街道の一部であった大橋は、崩落していた
 橋の残骸の前に広がる峡谷を、マナ風が吹き抜ける
 遠くからでは、橋が崩落した原因は分からない
 近づこうとする君達に、物陰から襲いかかる者が!

 GMが《怒り狂うゴブリン》を2枚唱えます
 速攻を持つので、出たターンに攻撃!」
ヘカーティア
「橋を落としたのはコイツらか!」
純狐
「クリーチャーがいない以上、
 ダメージを受けるしかないわね。残り36点」
サグメさん
「ユリネ、ネギの姉妹にかすり傷を負わせた後、
 《怒り狂うゴブリン》達はどこかへ逃げました
 GMのターンは終了。PCのターンどうぞ」

●シーン9.2ターン目MtG行動

ヘカーティア
「このターンもまずカードを引くのね?(純狐頷く)」
サグメさん
「このシーンで可能な行動はこちらです
 (画像を出す)」
純狐
「MtG行動。まず《沼》を出す
 土地2つの2マナで《生態学者のテラリウム》(島沼タップで出す)
 テラリウムの能力で山札の《森》を手札に」
ヘカーティア
「何をしたの?」
純狐
「(テラリウムで説明)
 右上に(2)と書いてあるカードは、
 土地を2枚タップ(横向きに)すれば出せるのよ」
ヘカーティア
「なるほど。じゃあこれ(50フィートのロープ)は右上に(1)だから、
 土地を1枚タップ(横向きに)すれば出せるのね(出す)」
純狐
「(頷いて)さすがヘカーティアは聡明ね
 後は次のターンのために《沼》を出せば完璧よ」
(ヘカーティア沼を出す)

●シーン10.2ターン目友好色

ヘカーティア
「何たって私は地獄の女神よん。そうだGM!
 このロープ(50フィートのロープ)を使って対岸に行けない?」
サグメさん
(予想外の提案!? いや、でも
 ここは、逆らって機嫌を損ねない方が良いわね)
「面白いですね。選択肢には無いですが許可します
 緑判定[5]に成功すれば向こう岸に行けます」
ヘカーティア
「難易度が高いわね……でもやってみる!
 目標値は――(森)これのマナ総量は?」
純狐
「土地のマナ総量は0よ」
ヘカーティア
「マナ総量0に難易度5を足し算すると目標値5ね
 大事な達成値は――(献身のパラディン)これはマナ総量5ね?」
サグメさん
「はい。マナ総量5の白のカードですね(パラディンに→白)
 今回は緑判定なので、緑の友好色の白だと
 色の修正は+3。達成値は5+3=8で成功!」
(目標値5<達成値8が出る)
(カードの1枚が、画面の中央に移動。
 移動する動きも映す。
 カードの裏面が大きく写されている状態)
純狐(声だけ)
「ちなみに友好色とは、この図でお隣にある色のことよ」
ヘカーティア
「つまり、緑の友好色は白と赤なのね
 緑判定でどっちかの色のカードが出ると達成値+3と
 じゃあ友好色以外のカードが出た場合は?」
サグメさん
「友好色以外の色や無色のカードの場合、
 達成値への色の修正は+0です」
純狐
「今回は、友好色が出て良かったということね」
サグメさん
「その通りです。ネギは上手く投げ縄を操り、
 対岸との間に、ロープを張り渡すことが出来ました」
純狐
「ユリネはニンジャなので、縄さえあれば、
 問題なく向こう岸に行けるはずね」
ヘカーティア
「そう言えば、ネギはワームだったわね……
 ロープ1本で向こう岸にいけるかしらん」
純狐
「50フィート※の縄で渡れるなら、
※15m
 ネギが自分の身体を橋にすれば渡れるのでは?」
ヘカーティア
「想像すると面白いわよん
 ユリネ姉さん! 私の上を渡って!」
純狐
「(笑いながら)武鑑に出て来る万人橋を思い出すわね」
サグメさん
「どう渡ったかはともかく、ネギとユリネは、
 壊れた橋を突破してゴブ山への道を急ぎました」
 

●シーン11.6-2 3ターン目アンタップの説明

サグメさん
「ここから3シーン目のGMターンです
 君達はゴブ山の麓に到着した
 ゴブ山は、古代遺跡が点在する比較的小さな山だ
 大部分は森だが、頂上だけは岩壁が露出している
 君達は目的地へ通じる道を探さねばならない」
ヘカーティア
「目的地というと・・・・・・
 えーと確かゴブ山にいる山賊の所だったわね?
サグメさん
「その通りです! そして、GMターンはここまで
 PCのターンどうぞ(選択肢ボードを出す)」
純狐
「アンタップ、アップキープ、ドロー」
ヘカーティア
「ええと、何をしたの?」
純狐
「簡単に言えば――(少し間)ターン最初にカードを引く前、
 タップ状態(横向き)のカードを縦向きに戻すのよ」
ヘカーティア
「こうね?(カードを縦向きにしてカードを1枚引く)(純狐頷く)」

●シーン12.6-2 3ターン目行動判定のまとめ

ヘカーティア
「さて、何をする?」
純狐
「小川沿いに歩いて道を探しましょうか?
 もう一度判定の手順を確認したいから、
 私にやらせてくれない?」
ヘカーティア
「もちろんいいわよん」
純狐
「ネギ、私の側を離れないでね
 そう言って周囲を警戒しながら道を探します」
サグメさん
「緑判定[3]です。どうぞ」
純狐
「最初に一番上のカードを公開(《森》)
 マナ総量0に難易度3を足し算して目標値は3ね
 (画面に目標値3と出る。以後画面に残る)」
サグメさん
(頷く)
純狐
「次に、山札の上からもう1枚カードを公開(《山》)
 土地はマナ総量0で無色だから、達成値0?」
サグメさん
「《山》等の基本土地は、達成値を決めるときだけ、
 無色ではなく色がついたカードとして扱います
 平地、島、沼、山、森が、それぞれ
  白、青、黒、赤、緑扱いです」
純狐
「ならば《山》はマナ総量0の赤いカード扱いか
 赤いカードは赤判定で+5なので、達成値は5ね」
(字幕:目標値3<達成値5)
サグメさん
「達成値5が目標値3以上なので、
 判定成功です!」
純狐
「判定の手順はだいたい分かったわ」
サグメさん
「ユリネは、滝へと続く小川沿いの道を発見する
 しかし、道はバリケードで塞がれている」
ヘカーティア
「塞がれているということは、先に何かあるのね
 さすがユリネ姉さん!」
純狐
「ニンジャ方向感覚の力よ」
サグメさん
「バリケードを破壊するには赤判定[5]です」
ヘカーティア
「今度は私がやるわよん」

●シーン13.6-2 3ターン目判定ファンブル

ヘカーティア
「バリケードに体当たり! ワームの力!
 (目標値決定のときにフルアート沼がめくれる)」
サグメさん
「ああ、ここで出ましたか!」
ヘカーティア
「このカードは確か、最初にクリティカル・カード
 とか言うのに指定したやつよね? どうなるの?」
サグメさん
「クリティカル・カードは、判定中のみ、
 マナ総量が20あるものとして扱います」
ヘカーティア
「つまり、今回の目標値は20+難易度5で、25!?」
サグメさん
(うなずく)
ヘカーティア
「そんなの成功するわけないじゃない!
 (達成値のためカード公開《自然の化身》)
 マナ総量1で色の修正は――(カメラ:MtGの裏)赤の隣だから+3
 1+3で達成値4ね。当然失敗」
(字幕:目標値25>達成値4)
サグメさん
「堅牢なバリケードは
 ワームの体当たりを跳ね返した!」
ヘカーティア
「身体が痛い! ユリネ姉さん! これ堅いわ!」

●シーン14.6-2 3ターン目バリケード破壊

純狐
「バリケード破壊は私も挑戦できるの?」
サグメさん
「はい。1人1回ずつ出来ます」
純狐
「ネギの仇を討つ。ニンジャのカラテで
 バリケードに決断的正拳突き! イヤーッ!
 (山)マナ総量0+難易度5で、目標値5
 (神の火炎)マナ総量2+赤判定で赤だから+5で達成値7」
サグメさん
「おみごと! ユリネの正拳突きが、
 バリケードを粉砕した!」
ヘカーティア
「ワームの体当たりをしのぐ忍者パワーすごいw!」
純狐
「ここまで簡単に壊せたのは、ネギの攻撃で、
 バリケードが脆くなっていたおかげよ」
サグメさん
「バリケードが壊れたので、
 滝に続く道が通れるようになりました
 それ以外の選択肢としては、
 山の麓をグルリと回る道を行くことも出来ます」
ヘカーティア
「当然、滝に続く道を行くわ
 せっかく苦労して切り開いたんだから」

●シーン15.6-2 3ターン目MtG行動

純狐
「そうね。でも次のシーンに行く前に、
 土地とクリーチャーを出しましょう」
ヘカーティア 
「忘れてた!」
純狐
「出すのは《森》と《慈悲無き者》」
ヘカーティア
「純狐にピッタリのクリーチャーね!
 じゃあ、私はどうすればいいの?」
純狐
「一度、カードの使い方のルールを説明していい?」
(ヘカーティア頷く)
(カメラ:5つの土地とカード背景の、説明画面になる)
純狐(声だけ)
「土地等をタップ(横向きに)すると決まった色のマナが出る
(画面:5角形に並べられた基本土地5枚と、
 各土地から出る色マナの名。背景はカードの裏面?)
 このマナを払ってカードを使うのよ
 払うマナは、カード右上に書いてあるわ
(灰色熊の画像)
《灰色熊》の場合は何でも良いマナ1つと緑マナ1つね」
ヘカーティア(声だけ)
「《島》とか《沼》とかは右上に何も書いていないわね
 (基本土地を見せる)」
純狐(声だけ)
「土地カードは、1ターンに1枚だけタダで出せるわ」
(土地カードね→カードタイプ土地の下に赤線)
(カメラ:ヘカーティアと純狐に戻る)
ヘカーティア
「分かりやすい説明、ありがとう
 じゃあ、今私がすべきことは……」
純狐
(ヘカーティアの手札を見て)
「まず《平地》を出すのがよいと思うわ
(ヘカーティアうなずき平地出す)
 次に《魂刀のスパイ》を出しましょう」
ヘカーティア
「必要なのは、何でも良いマナ2つと青マナ1つね!」
(土地を倒して《魂刀のスパイ》を出す)
(マナコストの下に赤線)
純狐
「正解よヘカーティア! この調子で行けば、
 MtGをマスターするのもすぐね!」
ヘカーティア
「純狐のおかげよん!(純狐に抱きつく)」
サグメさん
(汗。果物食べるフリ?)
「では、次のシーンに入ります!」
 

●シーン16.7ー1 4ターン目変装

サグメさん
「森を切り開いて作られた、岩壁前の広場
 岩壁に開いた穴から”命の滝”が流れ落ちる
 滝の周辺には、多数の粗末なテントがあった
 どのテントも、ゴブリンの盗賊で満員だ
 岩壁には、山頂と地下に繋がる、上下階段がある
 GMターンは以上です(選択肢を出す)」

純狐
「アンタップ、アップキープ、ドロー」
ヘカーティア
(カードを引く)
ヘカーティア
「(選択肢を見て)変装なんてできるのね! 面白そう!」
純狐
「ニンジャのジツで変装したことにしましょうか?」
ヘカーティア
「じゃあ、今度もユリネが判定ね!」
サグメさん
「では、黒判定[3]をお願いします」
純狐
「目標値は(《島》)マナ総量0+難易度3で3
 達成値は(《詩人、山崎典華》)マナ総量3+色の修正0で3ね」
(目標値3=達成値3)
サグメさん
「ちょうど成功です!
 ユリネは、仲間全員に変装を施しました
 ゴブリンに変装したことで、次のシーンに、
 テントの中に潜入することが可能になりました」

●シーン17.7ー1 4ターン目MtG行動

ヘカーティア
「次の行き先は決まりね!
 なら、陽動攻撃する必要はないかしら?」
純狐
「(頷いて)まだ攻撃はしない方が良いと思うわ
 多勢に無勢。味方クリーチャーを増やしましょう」
ヘカーティア
「承知よん!《沼》を出して《ピクシーの案内人》」
純狐
「《沼》の後、《地下街のたかり屋》を出す」
ヘカーティア
「味方も増えたところで、テント村に潜入ね!
 ユリネ姉さん、早くミグの奴をやっつけましょう」
純狐
「でも慎重にね。ゴブリンは愚かだけど数が多い
 敵のアジトで私達の正体がバレたら一大事よ」
サグメさん
「そんな会話をしつつ、変装した一行は
 ゴブリンがひしめくテント村に潜入します」

●シーン18.8-2 5ターン目説明

サグメさん
「テント村では死体から服をはぐ作業が行われていた
 裸の死体は、まとめて階段の上に運ばれるようだ
 ゴブリン達は、サボりながら嫌々作業していたが、
 地下でベルが鳴りだすと、突然、真面目に働きだす」
純狐
「死体の服をはぐ!? 破廉恥だわ」
ヘカーティア
「ゴブリンだからしょうがないわよん
 きっと死体を悪の儀式に使っているんだわ
 階段の上に運ばれた死体がどうなるのか、
 それと地下からのベルの音も気になるわね」
サグメさん
「GMターンは終了です
(選択肢を出す)」
 

●シーン19.8-2 5ターン目 MtG行動

純狐
「私たちのターン
 アンタップ、アップキープ、ドロー」
ヘカーティア
「あら! 強そうなヤツ引いたわ!
 これ出して攻撃したい!」
(カメラ:アイシングデスを写す)
純狐(声のみ)
「(アイシングデスのコストに赤線)
 これを出すには白2マナが必要だから、
 もう1枚《平地》を出す必要があるわ」
ヘカーティア(声だけ)
「(平地を出す)
出したわ。《平地》2枚と土地2枚の計4マナ!
出でよ《霜の暴君、アイシングデス》!」
(カメラ:アイシングデスとタップする周辺の土地)
サグメさん
「アイシングデスが、周囲のゴブリンに
 怪しまれないような姿で召喚されました」
ヘカーティア
「そうか。今私たちは敵のアジトに潜入中か
 アイシングデスで攻撃しない方が良いわね」
純狐
「それに、クリーチャーは
 出たターンには攻撃できないルールなの」

●シーン20.8-2 5ターン目 白判定

ヘカーティア
「なら、攻撃は止めね
 ベルの音についてゴブリンに聞いてみましょう
 今度はネギがやるわね?(純狐頷く)
 仕事をしながら隣のゴブリンに聞いてみるわ」
サグメさん
「では、白判定[4]です」
ヘカーティア
「目標値は――(森)マナ総量0+難易度4で4
 (ドワーフホールドの勇者)マナ総量2+白判定で白だから+5達成値7!」
サグメさん
「ネギはゴブリンを上手く言いくるめて、
 ベルの音について情報を聞き出しました!
 ゴブリンを操る音を出す機械が地下にある
 以前は、ミグがいないと機械を使えなかったが、
 光る指輪のおかげで誰でも使えるようになった」
純狐
「地下にある機械を使えば、ゴブリン達を
 一気に無力化出来るかもしれないわね」
ヘカーティア
「それに光る指輪があるのね! 
 確か、依頼の最終目的はミグを倒して
 《太陽の指輪》を取り返すことよね?」
純狐
「良く覚えていたわねぇ!
(字幕:私忘れてた)
 そうね。ならば地下へ行きましょう」
ヘカーティア
「それで決まりね!」
純狐
「その前に《平地》だけは出しておく」

●シーン21.9-1 6ターン目 説明

サグメさん
「それでは次のシーン
 ユリネ・ネギ一行が地下へ向かおうとすると――
 突然、事件が起こる! 1人のゴブリンが、
 地下への階段から、地上へと逃げ出してきた!
 逃げるゴブリンの手には《太陽の指輪》がある!
 8体のゴブリン達が「泥棒!」と追いかける」
純狐
「急展開ね!」
ヘカーティア
「《太陽の指輪》を取り返すチャンスよ!」
サグメさん
「GMターンは以上です(PCの選択肢)」

ヘカーティア
「選択肢に攻撃があるじゃなぁい!
 アイシングデスちゃんの力の見せどころよん!」
純狐
「その前にカードを引きましょう」
ヘカーティア
「そうだったわ。アンタップ、アップキープ、ドロー」

●シーン22.9-1 6ターン目 攻撃!

ヘカーティア
「よし! 攻撃するわよん!
 指輪を持ったゴブリン狙いでいいわよね?」
純狐
「いいわよ
(サグメさんに向き直って)
 MtGではクリーチャーには攻撃できないけど、
 ここでは、どういう扱いになるの?」
サグメ
「攻撃したクリーチャーが、
 攻撃対象にブロックされた扱いになります」
純狐
「ゴブリンにブロックされないクリーチャーで、
 攻撃した場合は?」 
サグメさん
「通常のMtGと同様、本体のライフが減ります
 本体ライフは多く減る方が良い結果になります」
純狐
「ダメージを出来るだけ多くすれば良いのね?
(サグメさん頷く)
 では、白含む2マナで《魅知子の真理の支配》
 アイシングデスはこのターンだけ+3/+3強化よ」
ヘカーティア
「嬉しいわ純狐! 
 さっそく指輪ゴブリンに攻撃!」
純狐
「ピクシーでも攻撃したらどうかしら?
 私も《慈悲無き者》で攻撃するわ」
ヘカーティア
「OK! 《ピクシーの案内人》でも攻撃!」
サグメさん
「3体とも、ゴブリンではブロックできません!
 本体へのダメージが10点通ります!
 君達の猛攻で追われる側も追う側もほぼ全滅!
 放り出された指輪が君達の足元に転がる」

●シーン23.9-1 6ターン目 指輪奪還!

ヘカーティア
「やったわユリネ姉さん! これで依頼達成よ!
 指輪を拾ってユリネに見せるわ」
純狐
「でかしたわネギ。後は撤退するだけね」
サグメさん
(しまった。ここで撤退されると、
 シナリオの流れが……)
(しかたない。ここでボス戦にしよう!)

●シーン24.12-1 ミグ登場

サグメさん
「指輪を取り返したネギとユリネに、上空から声が!
『指輪を奪われるとは、思わぬトラブルです』
 ゴブリン盗賊団の首領ミグだ! 上空では、
 ゴブリン満載の飛行艇群が着陸体勢に入っている」
ヘカーティア
「飛行艇なんて伝説のドラゴンで返り討ちよん」
サグメさん
「ミグ側には、これだけのクリーチャーがいます
(怒り狂うゴブリン×5、戦闘飛翔艇×2)
 ミグ側からの攻撃はなくGMターン終了です」
(選択肢のカードが出る)
ヘカーティア
「私たちの番!
 アンタップ、アップキープ、ドロー」

純狐
「アップキープ時に《魅知子の真理の支配》の能力
 このターンアイシングデスは+4/+4」
ヘカーティア
「ありがとう! これは強いわね!」
純狐
「(敵のカードの方を見る)
 ただ、敵も飛翔艇2体が7/7(パワー7タフネス7)になっている
 ボス戦前に無謀な攻撃は止めた方が良いかもしれないわ」
サグメさん
「ボス戦前だからという点では大丈夫ですよ
 ボス戦開始時にライフや戦場をリセットするので」
ヘカーティア
「GMが攻撃して欲しそうにしているわね」
純狐
「リセットを考慮しても攻撃しない方が良いと思う
 飛翔艇にブロックされると本体ダメージが通らない」
ヘカーティア
「じゃあ、そうしましょうか」
サグメさん
「承知しました。
 それでは、待ち構えるユリネとネギの前に、
 ミグの飛行艇群が着陸しました! ボス戦です!」

●シーン25. 戦闘パート1 アイサツ

サグメさん
「『ドーモ初めまして、ミグです。宜しくお願いします』
 ミグはアイサツをくり出す」
純狐
「ドーモ、ミグ=サン、ユリネです。お手柔らかに
 ほら、ネギもアイサツしなさい」
ヘカーティア
「ど、ドーモ、ネギです」
サグメさん
「『私は賢いので、トラブルの対処法を知っている
 すなわち、お前達を叩きのめせばよいのだ!』
 ミグは傲然と言い放つ! 
 ここからはMtGの試合です!」

●シーン26. マリガンまで

サグメさん
「先ほど言ったように、ライフや戦場はリセット
(ライフが40になり、カードがライブラリーに戻り
 シャッフルされる)
 その後、改めて初期手札7枚を引いてください
(ヘカーティアと純狐初期手札引く)」
純狐
「(手札を見て)あまり良くないわね」
サグメさん
「ボス戦前のライフが初期値の半部以上
 なので、普通にマリガンが出来ます
 半分未満なら強制的に1回マリガンでした
 GMとしては悔しいですね」
ヘカーティア
「まりがんって何なの?」
純狐
「初期手札が悪すぎたときに、引き直すことよ
 1回引き直すごとに、手札が1枚ずつ減るけどね」
ヘカーティア
「やってみようかしら」
純狐
「(ヘカの手札を覗き込んで)それがいいわ
 手札を山札に戻してシャッフル後7枚引いて」
ヘカーティア
「(7枚引き)
 7枚で良いの? 1枚減るんじゃなかったの」
純狐
「7枚の内、好きな1枚を山札の下に戻すのよ」
(カメラ:ヘカーティアの手札)
(平地×2、森、山、ブラス・ドラゴンのドワーフ、月の円環のドルイド、自然の化身)
ヘカーティア
「こうね!(自然の化身を戻す)」
(純狐うなずく)
純狐
「私は準備に時間がかかる手札だから、
 序盤はお願いねヘカーティア」
ヘカーティア
「もちろんよ!」

●シーン27. 大群の説明

サグメさん
「今回のボスは普通のデッキではなく、
 簡易版大群デッキです」
ヘカーティア
「どういうこと?」
サグメさん
「簡単に言うと、一定期間ボスが動かない代わりに、
 動き出すと怒涛のように大量の敵が攻めてきます
 ボスが動かない期間は、普通3ターンですが、
 今回は指輪の目標達成特典で4ターンです」
ヘカーティア
「そう言えば《太陽の指輪》を取り返してたわね」
純狐
「良かった。1ターンの差は大きいわ」
サグメさん
「さらに、今回は初めてのゲームで目標達成なので、
 本来2勝でボス戦勝利の所、1勝でOKにします」

●シーン28. 準備ターン

サグメさん
「では、ボスが動かない4ターンの動きをどうぞ
 先攻扱いなので1ターン目だけドローなしです」
純狐
「では1ターン目
 アンタップ、アップキープ、ドローは無し
(島を出す)私はこれで終り」
ヘカーティア
「私も《山》出すだけよん」
サグメさん
「フレーバーですがミグはその間に、
 部下のゴブリンを戦闘隊形にしています」
純狐
「アンタップ、アップキープ、ドロー」
ヘカーティア
「《森》を出して、赤マナ含む2マナで
《ブラス・ドラゴンのドワーフ》」
純狐
「良いわ! 次のターンから攻撃できる
 私は《森》を出すだけね」
サグメさん
「ミグの部下のゴブリンは
 数人の戦闘班に整列しつつあります
 3ターン目どうぞ」
純狐
「アンタップ、アップキープ、ドロー」
ヘカーティア
「《ブラス・ドラゴンのドワーフ》で攻撃!」
サグメさん
「ドワーフがゴブリンの列に斬りこむ!
 ミグ側の残りライフは49点です」
ヘカーティア
「《平地》
 そして《月の円環のドルイド》を出すわ」
サグメさん
「自分のターンならパワー4
 強烈なのが来ましたね」
純狐
「私も何かしたいところだけど、
 土地とカードの色が合わないの
 《山》を出して3マナで《知識の渇望》
 3枚引いて――迷うけどこれを捨てるわ
(テラリウムを捨てる)
 (ヘカーティアの方を見て)
 これで次のターンから動けそうよ」
ヘカーティア
「ナイスよ! じゃあ4ターン目ね
 アンタップ、アップキープ、ドロー」
ヘカーティア
「ドワーフとドルイドの2体で攻撃!」
サグメさん
「残り44点。しかし、ゴブリンは戦闘班は完成
 次のターンから攻撃してきます」
ヘカーティア
「あ、防御クリーチャーを残すべきだった?」
純狐
「私が出すわ。まず《沼》そして
 《地下街のたかり屋》」
ヘカーティア
「私は――
 《平地》を出して《50フィートのロープ》?
純狐
「(覗き込んで)《進化する未開地》の方が良いんじゃない?」
ヘカーティア
「アドバイスありがとう! じゃあ《進化する未開地》で、
 《沼》を呼んでから《50フィートのロープ》」
純狐
「次はボスが動く番ね」

●シーン29.5ターン目ボス1ターン目

サグメさん
「はい。ではサイコロで簡易大群デッキを――
(サイコロ1、5、4)
 まずゴブリン・トークが呪文あつかいで出ます
 そして《巣穴からの総出》追加で4体です

 大群デッキの敵は、
 速攻を持ち必ず全員攻撃します」
(全ゴブリン・トークンが横向きに)
純狐
「1体をたかり屋でブロック
(ライフ残り36点に)」
サグメさん
「ミグ側のターンは終了です」
 

●シーン30.5ターン目PCの動き

純狐
「アンタップ、アップキープ、ドロー」
ヘカーティア
「とりあえず土地出して《献身のパラディン》
 ドワーフとドルイドが強化されわけだけど、
 ブロックのために攻撃しない方が良いかしら?」
純狐
「大丈夫よ。(カメラ:パラディン映す)パラディンが警戒を付与するから、
 攻撃しても横向きにならないわ」
ヘカーティア
「ラッキー。じゃあ遠慮なく攻撃」
純狐
「私の方は攻撃はしないわ」
サグメさん
「ミグ側にブロックできるクリーチャーは無し
 普通に7点ダメージを受けます(ライフ37点に)」
純狐
「戦闘後に土地(平地)を出し
 《狐の腕利き》と《慈悲無き者》。以上よ」
ヘカーティア
「これだけいればゴブリンの群なんて瞬殺よん」
サグメさん
「さて、どうなるでしょうね」

●シーン31.6ターン目ミグの動き

サグメさん
「ミグのターン(4、2、5、4)
 トークン2体追加の後また《巣穴からの総出》
 さらに6体……今回、こればかりですね」
純狐
「普通に強い動きでしょう」
サグメさん
「それはそうですね。全員で攻撃」
ヘカーティア
「12体は多いわよん!
 全員でブロックしても6体通っちゃう」
(ライフ残り30点に)
サグメさん
「ミグのターンは以上です」
純狐
「ターン終了時に《地下街のたかり屋》の能力
 ゴブリンの死体を漁って宝物・トークンを生成」
サグメさん
「了解です。ではターンをどうぞ」

●シーン32.6ターン目PCの動き

純狐
「アンタップ、アップキープ、ドロー」
純狐
「土地(島)を出して《魅知子の真理の支配》
 パラディンを+3/+3(のパワーとタフネスを+3)」
ヘカーティア
「ありがと! じゃあパラディンだけで
 攻撃すればいいかしら?」
純狐
「……少し冒険だけどドルイドも攻撃してはどう?」
ヘカーティア
「そうね。代わりにロープでゴブリン縛ればいいし
 じゃあ土地を出して2つ目の能力で縛る!
(画面上のロープがタップしたゴブリン1体の上に移動
 可能なら縛るSE)
 そしてパラディンとドルイドで攻撃よん!」
純狐
「私も《慈悲無き者》と狐で。そして、
 ブロックはないから忍術!《月回路のハッカー》!」
(慈悲無き者が手札に)
サグメさん
「実際見事なニンジャのアンブッシュ!
 さらにパラディンとドルイドの猛攻!
 かなりのゴブリン盗賊が討ち取られました
 合計15点ダメージが入ります!
 (ライフ22点に)」
(純狐ドロー。《劇作家の人形》)
純狐
「戦闘後《慈悲亡き者》を出し直しターン終了」

●シーン33.7ターン目ミグの動き

サグメさん
「ミグのターン。
 隙を見せた2人にゴブリンの猛攻が決まるか?
(ダイス:4、1、6、)
 よし! ゴブリン・トークン2体追加
 さらに《ゴブリンの闇住まい》」
(カメラ:《ゴブリンの闇住まい》大映し)
純狐
「出た時の能力は対象がないわよね」
サグメさん
「ですね。でも、それを差し引いても強いですよ
 全員で攻撃!」
純狐
「……全員で闇住まいをブロックするのがマシか
 味方が1体死ぬけど良いかしらヘカーティア」
ヘカーティア
「もちろんよん」
(全クリーチャーが闇住まいをブロック)
サグメさん
「《慈悲亡き者》を倒して、
 7体のトークンのダメージは通りますね」
純狐
「(ライフ23に減る)攻撃を焦り過ぎたかしら……
 ターン終了時にたかり屋の能力を使う」

●シーン34.7ターン目PCの動き

ヘカーティア
「まだライフは半分もあるじゃない! 行くわよん
 アンタップ、アップキープ、ドロー!」
純狐
「このターンもパラディンに+4/+4(パワーとタフネスに+4)
 ここは一旦防御に回って少数での攻撃が良いかも」
ヘカーティア
「じゃあ、パラディンだけで攻撃!」
純狐
「私も《月回路のハッカー》だけで攻撃」
(カードを1枚捨てて1枚引く)
サグメさん
「(残り12点)ゴブリンの戦闘班は、
 かなり減ってきたようです」
ヘカーティア
「攻撃後にロープでゴブリン1体を縛って、
《ドワーフホールドの勇者》を出すわ」
純狐
「土地(島)を出して《劇作家の人形》でターン終了
 これで防御は万全のはずよ」

●シーン35.8ターン目ミグの動き

サグメさん
「それではミグ側の動きは(3、1、5、6)
 トークン2体追加の後《戦闘飛翔艇隊》!」
純狐
「今のP/T(パワーとタフネス)は!?」
サグメさん
「今の飛翔艇は11/11です。これを含め10体で攻撃!」
ヘカーティア
「ええと、どういうこと? ヤバいのよね?」
純狐
「全員でブロックするしかないと思う。そうすると
 《ドワーフホールドの勇者》が死亡してしまうけど」
ヘカーティア
「構わないわ。MtGのことは純狐の方が詳しいから」
純狐
「ありがとう。では、飛行を持つ飛翔艇はブロック
 出来ないので、トークンを全員でブロック」
(トークン6体と《ドワーフホールドの勇者》が墓地へ。
 トークン3体と飛翔艇の攻撃が通る)
サグメさん
「それでも14点ダメージ
 ミグ側のターンは終了です」
純狐
「残り9点。下手に動くと即敗北するライフね
 ターン終了時にたかり屋の能力で宝物を追加」

●シーン36.8ターン目PLの相談

ヘカーティア
「このドローで強いのを引けば良いのよん!
 アンタップ、アップキープ、ドロー」
ヘカーティア
「どっちも土地!?」
純狐
「でも、《魅知子の真理の支配》が変身
 ブロック出来るクリーチャーが1体増えるわ」
ヘカーティア
「生き残るチャンスが増えたってことね?」
(純狐うなずく)
純狐
「ブロック用クリーチャーを6体残して、
 パラディンとドルイドで攻撃、が一番マシだと思う」
ヘカーティア
「全員攻撃で敵のライフを0にしたらダメなの?」
純狐
「実は大群デッキ戦では、敵クリーチャーを全滅
 させないと勝ちにならないのが普通なの
(サグメの方を向く)」
サグメ
「その通りです。ただし、今回の戦いでは、
 敵ライフを0にすると増援が来なくなります」
ヘカーティア
「敵ライフを0にするメリットはあるわけね」
純狐
「ただその場合、3ターン以内に飛行クリーチャー
 を引かないと敗北してしまうはず
 せめて後1体ブロッカーがいればマシなのだけど」
ヘカーティア
「私の手札に《魂刃のスパイ》がいるわよ」
純狐
「でも、島がないから出せないわよね」

●シーン37.8ターン目GM脅迫

ヘカーティア
「(サグメさんの背後にたって)
 ねぇ純狐の島を私に渡すことってできない?」
サグメさん
「さすがにそれは・・・・・・」
ヘカーティア
「(サグメさんの喉をチョークしながら)
 許してくれたら、ゲーム後に貴女を解放して、
 地上に帰してあげるから。ねぇ良いでしょう?」
サグメさん
(真っ青になりながら)
(帰れるなら島譲渡を認めた方が得ね。そもそも、
 生きて帰るためにこのゲームをでっち上げたのだから)
(いやダメだ! 天邪鬼としてGMとして、
 ルールを曲げる強者の要求には従えない!)
「イヤーッ!
(ヘカーティアを上下逆に担ぎ上げて、マッスルバスター)」
「GMとして、島譲渡は認められません
 MtGのゲームバランスが崩れてしまうからです
 ルールの枠内でピンチを切り抜けるのも
 ゲームの楽しみです。どうかお許し下さい」
純狐
「それでいいわ。もし、島譲渡を認めていたら、
 GM失格として、私がサグメを殺していたでしょう」
(白い球形弾幕を出しながら)
(字幕:嫦娥の部下、殺すべし!)
サグメさん
(汗だらだら流しながら)
(・・・・・・コワい!)
ヘカーティア
「純狐がそう言うなら、仕方ないわねぇ」

●シーン38.8ターン目打開策

サグメさん
「私もPLの提案全てを否定するつもりはないのですよ
 落ちた橋を渡るアイデア等は面白かったですし」
ヘカーティア
「《50フィートのロープ》で川を渡ったやつね」
純狐
「アッ! どうして今まで気づかなかったのかしら?
 この状況は普通に勝てるわ!」
ヘカーティア
「良かった! どうするの?」
純狐
「ロープで飛翔艇を縛って、攻撃できなくする!」
ヘカーティア
「巨大な飛翔艇をロープで縛れるの!?」
サグメさん
「飛翔艇クリーチャーなので可能です
 魔法も併用して頑張って縛ったことにして下さい!
 カード文章と物理的な問題の整合性をとるなら、
 ロープを使って飛翔艇の上によじ登り、
 飛翔艇の砲撃の死角に入ったとしても構いません」
ヘカーティア
「その説明の方が自然ね。ユリネは忍者だし」

●シーン39.8ターン目PC行動

純狐
「では、改めて宣言します。ブロッカー3体を残し、
 敵のライフが0になるよう攻撃
 その後、飛翔艇への対処をお願いね」
ヘカーティア
「了解よん!」
サグメさん
「ミグ側のライフはちょうど0! 盗賊はほぼ全滅
 ミグ側のターンに、トークンやカードは出ません!」
ヘカーティア
「やったわよん」

●シーン40.9ターン目以降ミグ側全滅

サグメさん
「ミグ側のターン。ミグの部下の生残りは、
 ゴブリン・トークン4体と飛翔艇のみ!
 飛翔艇は動けないので4体だけで攻撃!」
純狐
「1体分のダメージは受けて、ライフ8点
 残りのゴブリンはブロックで返り討ちよ」
サグメさん
「ターンどうぞ」
ヘカーティア
「アンタップ、アップキープ、ドロー
 また、2人とも土地ね」
純狐
「攻撃はせずブロックのために待ちかまえる
 飛翔艇対策だけはお願いね」
ヘカーティア
「もちろん」
サグメさん
「ではミグ側のターン、
 最後のゴブリンが攻撃!」
ヘカーティア
「ブロック!(ドルイドでブロック)」
サグメさん
「ゴブリンは死亡! 後は飛行クリーチャーを
 引くまで、敵の飛翔艇を封じ続ければ勝利です!
 飛行クリーチャーを引くまで進めていただいて
 構いませんよ」

●シーン41.PC勝利

(ヘカーティアと純狐のライブラリーの上から順番に公開)
ヘカーティア

「5ターン目にアイシングデスを引いたわ」
純狐
「それで1/1になった飛翔艇をブロックね!」
サグメさん
「ユリネとネギは、飛翔艇の上で盗賊を全滅させ、
 最後は、アイシングデスで飛行艇を撃墜!
 PC側の勝利で試合終了です! 終了のアイサツを
 ありがとうございました(合掌してアイサツ)」
純狐&ヘカーティア
「「ありがとうございました」」
サグメさん
「このままエンディングに行って良いですか?」
ヘカーティア
「良いわよん」
純狐(うなずく)

●シーン42.エンディング

サグメさん
「墜落した飛翔艇から、負傷したミグが転がり出る
 『ま、待って下さい! 私の負けです!
 指輪は返すから、見逃して下さい!!』
 ミグは《太陽の指輪》の所有権魔法を解除し、
 命からがら、君達の前から逃げ出した」
 《太陽の指輪》を受け取った依頼主は非常に喜び、
 気前よく、約束よりも高い依頼料を払ってくれた
『あなた方の名前を覚えておきましょう。また、
 特務魔導士が必要になったときはお願いします』
 こうして、ユリネ、ネギ姉妹の初めての冒険は
 成功のうちに終了したのであった」

●シーン43.エンディング後1

ヘカーティア
「お疲れ様。MtGデッキでやるtrpg、
 案外、面白かったわよん」
純狐
「ボス戦で、大群デッキではなく普通のデッキと
 戦うシナリオもあるの?」
サグメさん
「ありますよ。自作シナリオでよろしければ、後日、
 ボスになるデッキと一緒に家から持ってきますよ」
ヘカーティア
「家からってことは、帰っちゃうつもり?」
サグメさん
「デッキが家のどこかに眠っているのです
 今日のところは、一旦、帰らせていただけませんか」
ヘカーティア
「私は構わないけど――
(ウィンクしていたずらっぽく笑う)
 実は地獄には掟があってね
 地獄の食物を食べた者は一定期間、帰れないのよん
(サグメさん驚きの表情)
 掟さえなければ帰して上げたんだけど、残念だわ」

●シーン44.エンディング後2サグメさん機転

サグメさん
「食べていなければ、帰してもらえたのですか!?
(ヘカーティア笑顔でうなづく)
 それは――(笑顔になって、食べたはずの果物を出す)良かったです。念のため食べずにいて」
ヘカーティア
「(一瞬驚くが、笑顔になる)あら、面白い手品をするじゃない」
サグメさん
「ヘカーティア様に二言は無いと聞いております
 手品の褒美に、今回だけは家に帰して下さい」
ヘカーティア
「はぁ。仕方ないわね
(純狐の方を向いて)ごめんね純狐。私の油断で」
純狐
「面白そうなゲームを知れたので、構わないわ
(サグメさんの方を向いて)
 今度会ったときには、ちゃんと
 デッキを使ったシナリオを準備しておきなさいよ」
(弾幕準備。サグメさん、青くなってうなずく)
サグメさん
「もちろんです。それでは、本日はこれで」

●シーン45.エンディング後サグメさん失敗

サグメさん
(席を立って、早足で帰ろうとする)
クラウンピース
「あ! 月の民!? どっから入って来やがった!
 生きて地獄から出られると思うなよ!」
サグメさん
(厄介ね。ここでトラブルになれば、
 ヘカーティアの気が変わるかもしれない)
「不法侵入ではないわ
 貴女のご主人様と純狐さんにお呼ばれして、
 MtGでtrpgをするゲームをしていたの
 今は、貴女のご主人様に許可をもらって、
 地獄から地上に帰るところよ」
クラウンピース
「MtGでtrpg!? 何それあたいもしたい!」
ヘカーティア
「(突然、サグメさんの後ろに出現)
(台詞スピード早め)
 帰って良いと言ったけど気が変わったわ
 貴女はピースちゃんに気に入られた
 たったそれだけの理由で貴女を地獄に引き留める
 死んでも悔しがれ!」
サグメさん
「そんなああああ(エコー)」
(画面暗転)

エンディングの後の静止画
純狐
「(縄でサグメさんを縛って)
本当にロープって便利ね」



以下:単語説明

  • TRPG(テーブルトークRPG。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク

  • MtG(Magic: the Gathering。対戦型のカードゲーム。外部リンク

  • 【MtGでtrpg】パーティズ・オブ・プレインズウォーカーズ(MtGのカードでTRPGをするためのハウスルールの、正式名称。大抵【MtGでtrpg】かPoPと省略して記述する。)

  • 東方Project(東方。二次創作が盛んな同人コンテンツ。外部リンク

  • MMD(MikuMikuDance。3Dアニメを作るアプリ。外部リンク

  • 稀神サグメ(東方キャラ。片翼の銀髪。紫のワンピース。外部リンク

  • ヘカーティア(東方キャラ。頭に玉。赤毛。黒Tシャツ。外部リンク

  • 純狐(読み方は「じゅんこ」。金髪でオレンジの中国風服。外部リンク

  • ゲームマスター(GM。TRPGのストーリーの進行役。)

  • プレイヤー・キャラクター(PC。TRPGの主人公のキャラ。1人のPCを1人のプレイヤー(PL)が動かす。)

  • 冒険パート(PoPのシナリオの内、ゲーム開始からボス戦開始直前までの部分。たくさんのシーンで出来ている。)

  • シーン (先攻と後攻の2ターンを1セットにしたもの。先攻ターンにゲームマスター(GM)が状況を説明し、後攻ターンにPLが自分のPCの行動を選ぶ。)

  • インスタント呪文(MtGで使えるカードの内、色々なタイミングで使えるもの。相手のターン、戦闘中、相手がカードを使った後でそのカードの効果が発揮される前、等に使える。(外部リンク))