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ヴェイユとオルテガ。

シモーヌヴェイユ「根を持つこと」読書開始。
オルテガ「大衆の反逆」読書開始。

オルテガはちくま文庫のものを持っていて一度読んだけど、岩波文庫を再度購入。なぜかというとフランス人のためのエピローグ、イギリス人のためのエピローグが収録されているから。(この時代のヨーロッパ各国の目線は面白いので惹かれてしまった。)

ヴェイユは初読みでしたが、34歳という若さで亡くなっているんですね。体調不良からくる栄養失調が理由だそうです。そして生きているうちに出版はしていないそう。無名で亡くなるというのも悲しい。

ヴェイユもオルテガも第二次世界大戦を経験している哲学者で、オルテガはトポス(ギリシャ語で場所)の消失、ヴェイユは根こぎというワードを用いて、根っこ・信念の無い人間らの危険性を解いている。と勝手に解釈。オルテガはスペイン、ヴェイユはフランスと違う国の人なのに戦争を冷静に捉えた2人の伝えたい事は似ている。

と、いうのをウダウダ書き留める事がすごく大事だと思っています。歴史を史実として覚えるだけの勉強ってあまり意味が無いと思っていて、歴史と今を比較することで善く生きるためのヒントにしていきたいなと。そういうジャンルを歴史哲学っていうみたいです。大体ここ300年くらいの歴史が結構アツいと感じていて、これからはその年代を対象にした年表webアプリを作っていく予定です。

サムネイルはオルテガより少し前の時代を生きたゴッホの絵。

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