夫がステージ4の癌。そんな私は不幸なのか。

答えはNO

ようやく暖かくなってきて、今、桜が満開です。
ちょうど一年前に夫が癌の手術をしました。
その時に初めて分かった夫の体の状態がステージ4Cでした。
医師からの余命宣告は8か月でした。

昨年の今頃はとにかく必死で
何ができるのか、これからどうなるのかと一度に色々な選択と決断に追われる日々でした。

秋ごろには一旦体調も落ち着いて、一緒に出掛けられたりすることもあり
こんな日々が続けばいいなと願ったものです。

冬を迎えて、何となく体調も落ちてくる様子があり
今は腹水がたまってきています。

痛みやだるさを抱える夫をみるのは辛いこともあります。
癌と共に生きる
夫に寄り添う
そんなに簡単なことじゃないし
言葉通りにいかない自分も認めながら
えいこらしょ、よっこらしょと日々を過ごしています。

確かに、この時期一緒にお花見なんてこともできないし
連休の旅行の計画を立てることもできないし
草取りも全部自分一人でやるけれど

全然、不幸ではありませぬ(笑)
「いいえ、みなさん、私は幸せですよ」などと
公言するつもりもないですが
なんていうんだろう。
でも、やっぱり幸せというか、今こうして一緒に過ごせるのが幸せだなとは思いますね。
そして、そんな風に自然に思える自分が好きです。

もしかしたら強がりなのかもしれないけど
それならそれでいいなって思います。

もちろん、旅行やお花見を楽しめるかたは、私たちの分まで存分に楽しんでほしい。いいね、素敵ねと素直に感じます。
その様子にまた元気もいただいてます。ありがとう。

私は私の人生を、役割を、精一杯に楽しんで懸命に過ごしていきたい。
夫と出会えた人生に感謝しています。

まだまだ道のりは続きます。
自分も大切にしながら、大切な人と共に在ることを幸せに思います。

感謝。

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