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道端

蚯蚓が干涸び死んでいた
“そこのけ…” 蟻達 貪って
頭か腹か 判らぬ欠片を
高々と掲げ 家路へと

赤茶の破線は 巣へ帰る
影って たちまち 通せんぼ
穢れを知らぬ 無垢な靴底は
血もなく潰れた 虫連れる

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