『ルパン三世』「タイムマシンに気をつけろ」memo

魔毛狂介のことを、遥か未来でタイムマシンを発明して、過去にやってきた未来人ように思い込んでいたが(「自分の子孫が、ルパン13世に滅ぼされたから、過去に戻って、ルパン一族自体を葬るのだ」なんて言ってるから)、彼がタイムマシンを発明したのは現代(この物語に於ける「現代」は1971年/昭和45年)で、それを使って未来に行き、自分の子孫がルパン13世によって滅ぼされるのを目撃しただけだった。あとで、次元や五右衛門が調べた文献にも、1932年11月18日生まれ、科学者であり、ヒューゴー賞を受賞したSF作家で、1966年に発狂、とあるから、完全に昭和生まれ。

ルパン三世が最後に魔毛狂介を罠にはめる時に話す、ルパン三世に一番よく似た「川向こうの次郎吉」は、ルパンによれば、アルセーヌ・ルパン(初代)の曾おじいちゃんにあたる人。しかも、あとで登場する次郎吉本人(ルパン三世の変装)は、これからフランス女のミレーヌ・ルパンと結婚する、と言っている。輒ち、アニメ版『ルパン三世』の設定では、そもそものアルセーヌ・ルパン(初代)が、日本人とフランス人の混血。ルパン三世の両親のどちらかが日本人だったわけではないのだ。ま、魔毛狂介を騙すのにデタラメを言っただけかもしれないけど。

(2024/09/06 穴藤)


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