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感情移入×就活

こんにちは!
株式会社グッド・クルーで採用担当をしている小島です。
今日は就職活動をする上で大切なことをまとめます!

以前、私が就活セミナーでやっていた内容を凝縮してみました★

書いていることは「そりゃそうだよね」という内容ですが、改めてコミュニケーションの本質だよな、と感じているので是非読んでみて下さい!


世の中には、様々な就活に関するHOW TO本が出ていますね。
私も就活の時は本やサイトを見て勉強していました。

採用担当になった今、それらを見ていると疑問に思うことがあります。
「身だしなみを整えよう」「学生時代頑張ってきたことはこのようにアピールしよう」「志望動機はこのようにまとめよう」などという上手く魅せるコツは書かれていても
一番大切な意図が書かれていないことが多いです。

なぜ身だしなみを整えた学生が求められるのか?
なぜ学生時代頑張ってきたことを聞かれるのか?
なぜ志望動機を聞かれるのか?

私は、何よりもこの意図を理解することが大切だと思っています。

これがタイトルの「感情移入×就活」に繋がります。


感情移入とは?


感情移入とは、「相手の顕在化しているメッセージだけではなく潜在的な感情や価値観を理解する」ことから始まります。
よくコミュニケーションを氷山で例えられることがありますね。

▼こんな感じ

キャプチャ

人は顕在化している言葉や行動・表情だけを見て判断をしてしまいます。
そりゃそうですよね、顕在化しているところしか見えないんだから。
目の前の相手の思考や価値観がその人の頭の上に表示されることはないですよね。
(ドラえもんの道具で検索をしてみたら、「ごきげんメーター」や「ドリームマッチ」という相手の心を読みとく道具がありましたw)

私たち人間は「コミュニケーション」という手段を使って、相手の潜在化している背景や意図を理解することで相互理解が深まり信頼関係を築くことが出来るのです。

小手先のテクニックではなく、コミュニケーションの本質を理解すること。
これは社会に出た後も求められる力です。


なぜ?の重要性

冒頭で質問にあげた
・なぜ身だしなみを整えた学生が求められるのか?
・なぜ学生時代頑張ってきたことを聞かれるのか?
・なぜ志望動機を聞かれるのか?

上記の”なぜ?”を考えたことはありますか?

例えば・・
なぜ身だしなみを整えた学生が求められるのか?

身だしなみについてはどの就活本やサイトを見ても書かれていますね。
”就活を行う上で身だしなみを整える必要がある”ということは就活生の9割が理解していると思いますが、
”なぜ身だしなみを整える必要があるのか?”を考えたことがある人はその内の4割くらいでしょうか。(予想です笑)

例えば、髪の毛がボサボサ・眉毛が整っていない・髭が生えている・個性的な化粧など
これらは、プライベートであれば全く問題ないと思います。
自分が好きな格好を好きな人と好きなだけして良いと思います。

しかし、社会に出るとただの「小島杏奈」ではなくなります。
株式会社グッド・クルー採用担当の「小島杏奈」であり、
会社の看板を背負って社外の人と関わることが増えて行きます。
「自分がしたいオシャレ」ではなく「相手が心地良いと感じる身だしなみ」が必要になります。

あなたがどんなに素敵な価値観や思考・願望を持っていても
上記で伝えた通り、人は顕在化されているもので判断をしてしまいます。
自分1人が好き勝手な格好をしているだけで、会社の印象を下げてしまうことも大いにあるのです。

だからこそ企業は、相手が心地良いと感じる身だしなみが出来るのかどうかを見ているのだと思います。

これらの意図を理解した上で、相手が心地良いと感じる身だしなみを意識する方と、理解せずにとりあえず身だしなみを”一般的”に合わせる人だと、差が出てきますよね。


言葉の裏に隠れている意図

私は年間に500回以上、面談・面接を行っています。
その中には、質問の意図をくみ取ろうとせずに”単発な回答”で終わらせてしまう求職者の方がいます。
または、”表面的に綺麗にまとまった話”をする方も。

そういう時は、質問をします。

「今の私の質問の意図って何だと思いますか?」
この質問をすると、潜在化している”意図”に意識が向き、思考が働きます。

例えば過去の求職者の方で、
「学生時代熱心に打ち込んだことは?」という質問に対して、
「海外ボランティアでリーダーを経験しました」と自信満々に答えてくれた方がいました。
多くの企業の面接担当者は、この回答のあとに深堀の質問をすると思いますが、企業によっては全く深堀をせずに次の質問に移ってしまうこともあります。
求職者の方が”深堀待ち”をしながら話すのは、非常にもったいないですよね。

その方に対して、「今の私の質問の意図って何だと思いますか?」と聞いてみると、悩んだ末・・・
「学生時代に打ち込んだことを聞くことで、入社後どのように仕事に取り組み成果を出すのかを見たいからですか?」
と回答をしてくれました。
そして「もう一度先ほどの質問の返答をしても良いですか?」と言い、
ボランティアに参加した理由、ボランティアで壁にぶつかった経験、それをどのように乗り越えたのかを話してくれました。

この求職者の方は、私の質問により即座に意図を捉えて答えてくれましたが、日頃から意図を意識したコミュニケーションを取っていないと難しいと思います。

だからこそ、就活生の皆さんには日頃から意図を理解するトレーニングをしてほしいのです。


意図を理解するという点では、面接以外でも大切です。

例えば説明会のコンテンツにも全て意図があります。

なぜこのストーリーで話をするのか、
なぜこのタイミングで動画を流しているのか、
なぜこの課題が出されたのか、

これらを考えるだけで、その企業が大切にしている意図や背景が見えてきます。

その背景を知ったうえで面接に臨むのと、
自分が見ている景色しか知らずに面接に臨むのであれば
どちらが求められる人物かどうかは一目瞭然ですよね。

就活で大切なことって、
「自分が話したい素晴らしい経験や過去を綺麗な言葉で伝えること」
ではなく、
「相手の意図していることを理解し、等身大の言葉で伝えること」
だと思います。



これが、私が考える「感情移入×就活」です。

以前私がインターンシップでやっていた内容を凝縮してnoteにまとめてみました!
やはり文章にまとめるのは難しいですね(>_<)

今後は就活生の皆さん向けにオンラインでの就活セミナーなどを計画しています^^


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