#12 不満があったはずなのに…

不満があって、それを書きたかったはずなのに。
書いている内に面倒くさくなって、その内どうでもよくなって。
今に至る。

書くってスゴい。

頭の中で考えているうちは、飽きることも疲れることも、ましてやどうでも良くなることなんてなく、ぐるぐると、不満を繰り返し繰り返し、出口のない箱の中でかき混ぜているようなものだったのに。

書こう。
書いて吐き出そう。

って決めて、書いている内に、

くだらね。

って思えた。
あんなにイライラしてたのに、今思い返しても、ちっともイライラしない。

書くってスゴい

しかも、外に向けて書くということが本当にスゴくて、

これじゃ伝わらない。
時系列がおかしい。
これじゃただの誹謗中傷だ。

なんて。
言葉をいじり回している間に。

もう、どうでもいいや。

って、急に思えた。
私にとっては大事件だと思っていたけれど、客観視してみたら、なんだかとてつもなくくだらないことに思えた。
そんなことより、どうやったら楽しい時間を過ごせるかを考えよう。
そう思えた。

書くってスゴい。

本気でそう思った、過ごしやすい春のある日の出来事でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?