見出し画像

より多くの休校中の子どもたちに本を届けたい!

私たちは北海道函館市にて、コロナの影響で休校中の子どもたちの家に直接、本や絵本を配達&回収する活動を行なっています。

こんにちは。私は北海道教育大学の下沢杏奈と申します。4月から私設図書館をはじめる予定だった私たちは、外出を自粛せざるを得ない子どもたちに絵本を届けることにしました。現在みんなでお金を出し合って活動しています。

おうちが図書館 完成!

函館市以外に、七飯町、北斗市へ配達範囲を拡大したことにより、ガソリン費がかさむことが分かりました。できればお金を気にすることなく、本を届けにいきたいです。

そこで、もしお金に余裕のある方がいらっしゃったら、この記事に投げ銭していただけないでしょうか?
こちらがやりたくて始めたのは事実ですが、もし、もしもし、すこしでも共感していただけるのであれば、ご支援いただけますとうれしいです...!

始めて1週間足らずで...
3月7日 2軒 5人
3月8日 5軒 13人
3月9日 5軒 10人
3月11日 4軒 6人
3月12日 4軒 5人
現在の合計 20軒 39人に届けています!
函館市内限定で行なっていたのですが、七飯、北斗の方の需要がすごく高く、先日から配達範囲を拡大していました。

画像5

本は3冊年齢に合わせたものを選び、ラッピングして、なぞなぞや漢字クイズ、お手紙も添えてお届けしています。

今の函館市の現状

実は現在、学校は休校に加えて、「函館中央図書館」も休館。本を借りることもできません。

としょかんきゅうかん


幸せの連鎖

コロナウィルス感染拡大防止のため、直接お会いすることはありません。ポストに入れたり、ドアノブにかけたりしています。回収の際も会うことなく、ポストに入れてもらいます。

画像9

沢山の方がお礼のメッセージや、喜んでいる子どもたちの画像を送ってくださりました。ドアに野菜が置いてあることもありました。届けたつもりが、こっちまで幸せな気持ちでいっぱいです。配達させていただき、本当にありがとうございます。


なぜ家にこんなに本が沢山あるのか?


実は今、函館市弁天町にある「旧野口梅吉商店」を「わらじ荘」と名付け大学生だけで暮しています。空き家となっていた有形文化財で学生が共同生活をし、まちと密接に関わることで、なにが起きるのか実験している毎日です。

2019年9月_191207_0029

ここで一階を地域に開放し、私設図書館を始めるところでした。そのため、わらじ荘には、本が沢山集まっていたのでした。

画像15

おうちが図書館!


ここにいたるまで

私たちが住む「わらじ荘」、普段は「社会とつながる学び舎」として学生に開放しています。社会に対して表現することを大事にしており、ここで出会うヒトや、自分でつくった経験を基に、自分自身と向き合える場にしたいと思っています。だれかと出会ったり、自分事として主体的に社会に何かを表現することは、学校だけでは育むことができないその人の成長につながると思っています。

今までは

コースター作り_200123_0011

高校生が主体で合宿を行なったり、

わくわく実験室_200123_0012

小学生の自由研究を高校生・大学生がサポートしたりと、多世代の出会いの場、学びの場としてこの家を運営していました。

イベントスペースとして貸し出すのではなく、一緒にはしる。それが私たちのスタンスです。

そして集まるのは学生だけではありません。ここには、近所の素敵な地域の方々がいます。小学生からおじいちゃんまで、みんなが主体となってこのわらじ荘を育てています。

画像8

多世代が集まる場所、何かを一生懸命に表現できる場になりつつありました。しかし、コロナの影響で、集まることを禁止された私たち。

そんな中、いつもお世話になっているお母さん、お父さんからの「家で身体をもて余している、デジタル機器じゃない遊びを...」の声になんとか案を模索していました。
この家だけが活動の現場ではない、まちにでよう!!
人が呼べないなら届けよう!!

コロナのこともあり、かなり葛藤しました。でも何度も何度も企画を練り直し、感染対策を徹底しで、この活動を始めることにしました。


やると決めたら応援してくれる函館の人達

走り出したら、全力で背中を押してくれる人が沢山いるのが函館のいいところなんです。
「ストレスがたまっているお母さんのために」とキャンドルを貸してくださったり、

はじめるよー!_200312_0009

包装紙を分けてくださったり

はじめるよー!_200312_0018

画像12

寄贈書をいただいたり。。

画像13

ここから得た学び、それは

人と出会うことを自粛要請されても、「本」を通して、人とつながる毎日は変わらない。幸せでいっぱいです。大きな希望になりました。

どんどん皆さんの幸せの輪を広めていきたい。私たちだけで幸せの輪を止めない。みなさんにお届けしたいです!


投げ銭方法

この活動は3月いっぱいまで続きます。今後、必要だとされる活動資金はガソリン代を含めて、約3万。必ず最後までやり遂げます。

記事の最後にでてくる「サポートする」のボタンから投げ銭を、どうかよろしくお願いします!!
サポートしてくださった方の名前をツイッターなどでお出しいたします!


メディア掲載

3月7日掲載 函館新聞さん(https://digital.hakoshin.jp/news/edu/60065

画像1

3月9日YAHOO!ニュース掲載

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200309-00000012-minkei-hok



いただいたものは、全て大切なひとに、そしてまちに、使わせていただきます。