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【FIP治療記⑩】10/18 〜投与11日目、専門医受診〜

 初めての専門医と診察の日。体調良好、体重3.05kg、発熱なし。
 これまでの血液検査、蛋白分画の検査報告書を持って受診し、これまでの症状、治療について口頭で報告した。FIPの徴候発現時に検査結果がどのように出てくるか、丁寧にご説明頂いた。

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白血球の数値はすぐに現れるが、TP値は緩やかに反応すること、FIPはA/G比で評価することが多く、FIPの猫は健康な猫よりもA/G比が低くなるとのこと。あんみつの場合、A/G比は以下のように推移していた。

9/29 TP 8.6 g/dl、Alb 2.5 g/dl、A/G比 0.40
10/4 TP 7.1 g/dl、ー 、A/G比 0.26(蛋白分画検査報告書より)
10/18 TP 9.6 g/dl、Alb 2.5 g/dl、A/G比 0.54
※グロブリン値はTP − Alb値で算出

A/G比は急速に低下していたが、10/8の投与開始以降は改善傾向、TPの推移は遅れてみられるため今はまだ高値だが、今後は改善していくでしょうとの専門医の見解だった。

通常は腹水も検査してから確定診断するようだが、あんみつの場合はしておらず。それでも、これまでの検査結果と未承認薬の投与で症状改善しているならFIPで間違いないでしょうとのお話だった。

 エコーでも腹部を確認いただき、腹水貯留なく改善傾向だった。

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 貧血はまだ続いているのでFCVリキッド残薬継続。プレドニンは今日から1.25mg/dayへ減量、翌週から同量隔日投与。制吐剤は今嘔吐がなく食欲も問題ないなら一旦やめましょうとなった。
 肝機能も今のところは問題ないが、未承認薬が肝代謝であることから、薬剤性肝障害予防のためウルソ(半錠/day)と、未承認薬用量(350mg/day)継続で16日分処方してもらった。

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↓この日の薬剤費。

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今日のところは問題なさそうで、一安心した。次回の診察は10/31(土)。

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