【FIP治療記14】10/31 〜投与24日目、定期検診〜
今日は2週間に1回の専門医診察。この2週間で風邪を引いたこと、現在の併用薬(アモキシシリン、インターフェロン点眼点鼻)とプレドニンをオフしたことを伝えた。
発熱は風邪によるものかFIPによるものか、慎重な判断が必要とのことで、今日はエコーと血液検査をした。
エコーの結果腹水貯留はなく、血液検査の結果も炎症反応(SAA高値)あるものの上昇レベルがそれほどでもないこと、AG比(0.58)は改善傾向であることより、総合的に考えると発熱含め、炎症所見は猫風邪によるものでしょうとの獣医の判断だった。
今日の先生は猫風邪について、たくさん教えてくれた。
・人間の風邪は喉と鼻に症状が出やすいが、猫の場合は鼻と眼に症状が出やすい
・猫風邪はほとんどがヘルペスウイルスとカリシウイルスが原因と言われている
・ヘルペスウイルスはネコちゃんたちが元々持っているもので、免疫力が低下した時に悪さをするため、どこかで移ったものではない(人間の口唇ヘルペスと同様)
・抗生剤(アモキシシリン)はウイルスには直接効果がないため、たくさん食べて、ネコちゃん自身の体力で治すしかない
・抗生剤は弱っている身体への更なる細菌感染(2次感染)を防ぐ為に投与は飲みきるまで続けた方が良い
・いわゆるワクチンは猫風邪予防のものであるため、弱いネコちゃんは年に1回で受けておいた方がよい
あんみっちゃんについては、以下の見解だった。
・プレドニン投与による免疫力低下により猫風邪を発症した可能性が高い
・まずは風邪を治すために、プレドニンをオフしたかかりつけ獣医の判断は良い
・今日の検査結果でFIPは抑えられていると判断できるため、プレドニンは風邪回復後も再開しなくて良い(終了)
・肝機能値も問題ないため、ウルソも終了する
・貧血は改善傾向、FCVリキッドは継続
・あんまり強くなさそうだから、ワクチン(3種)は年に1回打ったほうがよい。注射する際はFIPが完全に寛解した後にする。
とりあえず今日のところは猫風邪で、FIPの再発ではないとのご判断だったので一安心。。。
ただ、獣医からは「FIPは免疫機能のバランスが壊れる疾患であり、FIP治療中に他の免疫イベントが起こるのは好ましくない。今後も油断せず、ネコちゃんの体調管理には十分注意してください。」とのことだった。
この日の処方は2週間分の治療薬とFCVリキッドのみ。
次回は11/15(日)10:00。
今日は採血とエコーの時は「大人しくていい子だね〜」と褒められたね!🐈✨
次も検診もいい子でね!
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