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逆噴射小説の旅2021『蒼い牙』

失われた故郷、衝撃の出会い、仇討ちの盟約───
これが逆噴射小説、先の気になる意外性ッ!

皆さまおつかれさまです! 魂のこもった弾丸の数々、今日もその余韻にひたっています。そんなわけで今週もファンアートで逆噴射小説を応援したいと思います。

今回は三宅つのさんの『蒼い牙』を描かせていただきました!
突然の襲撃に焼ける村、飛来した矢に貫かれた敵騎兵、狼の毛皮をかぶった少年。ドラマチックな1カットが思い浮かびました。


※この逆噴射小説の旅シリーズでは、モノクロ挿絵風にトライしています。


◆蒼い牙

[note123]im1_(逆2021)蒼い牙

ひとり敵襲を逃れ、冷たい川の中から顔を出す主人公。いったい何者が襲ってきたのか。これからどこへ向かえばいいのか。心細さと恐ろしさで身震いする少年マラル。自分を守ってくれる家族を失った不安の中、できるのはテングリに祈る事だけ。

イラストは、騎兵に襲われたマラルの絶望と希望を描きました。故郷を襲った惨劇を照らす月と、そこへ訪れた救いの手。少年チノの放った矢はあやまたず敵を射抜き、二人は盟友アンダとなるのです。吸い込まれるような開幕劇に、集中してスケッチを重ねました。

作者の三宅さんは遊牧騎馬民族について調べていらっしゃるため、その描写は一文一文がとても鮮烈です。『蒼い牙』からアジアの草原地帯を東奔西走した諸部族を感じました。そこには交易や農耕を営む人々もいて、連綿と興亡が繰り広げられたと聞きます。そんな雄大な空気が伝わってゾクゾクしました。


今回は盟友になる二人の様子が無性に描きたくなりました。読めば胸を打たれ、思いがけず体が動き出す。パルプって本当に素晴らしいものですね……!

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小説の冒頭800字で、いかに「続きが読みたいッ」と思わせるかを競う逆噴射小説大賞。続きの書かれた作品もnoteにはたくさんあります。
第四回の今年は403作品がマガジンに収録されており、秋の夜長にうってつけ!


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三宅さん、素敵なパルプをありがとうございました!
楽しんで描きましたが、デザインなどがこれで良かったかなとも心配しています。なにか問題がありましたら、遠慮なくコメントしてくださいっ


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≪追記≫
三宅さんのライナーノーツにピックアップしていただきました!
ありがとうございます! これからも頑張りますッ


≪追記2≫
なんと『気がスキ』記事にも取り上げていただきました!
感謝の念でファンアートを続けていこうと思います♪


≪追記3≫
三宅さんの『2021年のおすすめnote』の一つにピックアップしていただきました!! うおおおお、思いがけぬクリスマスプレゼントが届いた気分です! あな嬉しや!!


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