見出し画像

【ファンアート】『荒神斬り』を読んだきに!

今月は遊行剣禅さんの『荒神斬り』を読みました。
私は時代パルプ小説として楽しんだだけでなく、歴史娯楽作品を書く上での学びにもなり、とても好きなジャンルだと感じました。
今回は第1話『逢瀬編』に焦点を絞り、ファンアートで応援します!


◆荒神斬り

画像2

───黄泉返った古来の英霊が現世に現れ人を襲う。これは奇怪な復活を遂げた荒神に、かみきり丸たちが挑む物語!

☆かみきり丸(下):荒神の調伏を試みる黒衣の侍
☆弁慶(上):復活を遂げた、身の丈十二尺の英霊
☆楓(右上):かみきり丸を敵と間違えて幻惑する狐

描き出されるのは、かみきり丸の自信、弁慶の巨大な武威、神秘的な狐。
かみきり丸の態度はクールそのものなのですが、狐の様子がなんとも愛らしく、会話は軽妙でした。一方弁慶とのバトルでは荒神の虚無感が骨太に描かれ、さしものかみきり丸もなかなか勝機を掴めません。けれどそんな膠着した状態に光明をもたらしたのは、戦いの不得手な狐のあやかしだったのです!

対談・執念・機転それぞれが三者の関係性を浮き彫りにしていて、印象的なシーンが胸に残りました。『荒神斬り』は、いかにもパルプな勢いがあり、「そうかっ、こうやってエンターテインメントにする方法があるんだ……!」と膝を打ちました。

イラストは、浮世絵風に仕上げてみました。ちょっと新しい雰囲気の花札みたいで気に入っています。



◆楓ちゃん変化の術☆

画像2

この絵は、狐(楓ちゃん)の愛らしい変化を描きました。
彼女は戦うのはからきしでも、変幻自在のサポートが得意な狐です。芸達者なモフモフ伴侶と、研ぎ澄まされた武の持ち主であるかみきり丸は、まさしく凸凹コンビ。なのにいざとなるとあうんの呼吸を発揮し、読んでいておもしろかったです。

いったい荒神はなんのために人の世を乱すのか。モノノフ達に去来する想いに脳を刺激されて、物語が膨らんでくる。クリエイト魂を衝き動かしてくれる『荒神斬り』、オススメの時代パルプ小説なりッ!

つづきは、勝海舟を護衛する岡田以蔵が登場。維新好きな私にはたまらない冒険活劇です!! マガジンは現在7記事収録(計1万1千字強)で、ひと段落しています。

------

遊行剣禅さん、素敵なパルプ小説をありがとうございます! 楽しんでファンアートしましたが、キャラクターや世界観がこれでよかったかなとも心配しています。なにか問題がありましたら、遠慮なくコメントしてください!


ファンアート奉納

ダウンロードボタンを設置しました。線画のおまけ付きです☆彡

~目録

画像4


≪追記≫
作者の遊行剣禅さんにサポート&オススメしていただきました!! なんとありがたいことでしょう……ッ! これを励みに頑張ります!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?