パルプ小説について胸の裡をトロッ
こんにちは、安良です。
去年の初夏以来、パルプ界隈をそぞろ歩いてきました。この胡乱窟と呼ばれるエリアで、いったいどのくらいのパルプ小説を読んだでしょうか。多種多様十人十色、パルプスリンガーの作品はフックが強くて、熱は増すばかりです。
そんな感じで今日は、パルプの魅力について書き綴ろうと思います。
◆1:パルプ小説がおもしろい
パルプスリンガーの小説は芯があって、なんといっても気持ち良いです。
物語の中には読み手を楽しませる仕掛けや笑いがちりばめられています。ぶつかり合う感情、決断から至る激しいバトル、葛藤、迷いや問題に対する改善の姿勢、相手を想う愛情、慈しみ……まだ読んでないパルプも多々あるので、好みの要素が他にも見つかりそうな気がしています。
突き詰めてみると私は、こうした文化の小説群が読みたかったのです。現代社会ではほとんど滅びたと思っていたので、発見できたことが奇跡だと思っています。とてもフィット感があるので、この場所を大切にしたいです。
パルプスリンガーはお互い心技体を認め合いながら、全力でパルプ小説を撃ち合っているように見えます。変な喩えかも知れませんが、水滸伝の梁山泊みたいだと勝手に思っています。(ネガティブな意味じゃなくて、有志の修行場みたいな)
そう、胡乱窟は私にとって、おもしろい小説が繰り出され続ける空前絶後のフィールドなんです。
そしてそれを実現しているパルプスリンガーの皆さんは本当にすごいと驚嘆しています。だから私は私のできるファンアートで、自分なりにパルプをプッシュしていこうと考えている次第です。これからも応援しています!
◆2:パルプ小説の絵も見たい
自分で絵を描いたり感想を記すとき、色々なことを妄想します。
この物語はこれからどうなっていくんだろう、というのは原点にして頂点の楽しみですが、他にも例えば、もっといろんな人のパルプファンアートが増えたらいいな、と。
私にとって、小説という文字世界から情景が見えることはエキサイティングなエンタメです。と同時に、他の人の描くビジョンから、センス・オブ・ワンダーを感じるのも素敵な娯楽だと感じています。
ですから絵が付いているパルプ小説を見ると嬉しくなります。添えられたデザインの放つパッションの風味はたまらない食前酒とでも言いましょうか。クリエイター同士の交流から生じる意想外の化学反応がすごく好きです。
ところで、私にはどうしても描けない絵のジャンルがあります。それは主に知識や技術の不足、あるいは精神的な未成熟に起因します。
例えば───
・医療
ノンフィクションを描く力が必要な世界。DVや鬱等も腰が引けます。
・クライムノワール
暗い犯罪世界を楽しめる領域に、私が到達していない感じ。
・エロ
軽いものならOKなのですが、行為となると……どうにもNGですね。
・ゴア
ただのグロと感じるメッセージ性の弱い物。スナッフも精神的に困難。
後半は、恥ずかしかったり自分にはちょっと合わないかな、という感じです。今はこういったジャンルを避け気味ですが、いずれは糸口を探り当てて、少しずつ克服していけたらいいなと思っています。
◆3:読むと描きたくなり、実際に絵が上手くなる
これまで銃や車、ハイテクメカやハードSFは門外漢だったのですが、パルプ小説に没入していたら描けるようになって来た気がします。つまり、好きな作品のファンアートに取り組むと間違いなく絵が上達します(確信)
最近友人から「こういう絵かけるんだね」と言われ、「うん、自分でも驚いてる」みたいに話の発展する機会が増えました。自分自身、ペン画に慣れてきたかなという実感があって、さらに次の課題も明確に見えています。
この体験はなかなか刺激的でREALです。ただ友人からあれこれ質問されても、咄嗟にはうまく話せずにいるので、次回はファンアートの描き方をまとめて記事に書いてみようと企んでいます。
自己流なので、他の人にも当てはまるかどうかは分からないのですが、なにかの参考になれば嬉しいです。
◆4:応援がありがたく、恐縮しています
作者の皆さまから思いがけず励ましの言葉やサポートをいただいて、本当に感謝が尽きません。こんなに自分の絵が評価されたのは初めてなので、「このままファンアートを続けても大丈夫ですよ」と応援されているように感じています。
温かいコメントをくださった作者の方々に、ここであらためてお伝えしたいです。いつでもリクエストをお待ちしています。「文字消せる?」「髪の毛を他の色にしてほしい!」「このシーン描ける?」など教えていただけると嬉しいです。ご期待に沿えるかは分かりませんが、喜んで創作に協力いたします。リクエストのない時は、企画のビラを配ったり、祝・完結ファンアートなどで勝手に応援しようと試みています。
試運転中ではありますが、連絡用のツイッターを開設しました。もちろんnote記事のコメント欄でも構いませんのでお気軽にどうぞ!
《ツイッターアドレス》https://twitter.com/wu_anliang
◆5:未来へ
これからもパルプスリンガーの小説を読んで、衝動をファンアートしていくと思います。他所から見て「ここは活きが良い場所だな」と感じてもらいたいですし、なによりパルプ小説がおもしろいからです。
そして、ゆっくりではありますが、私自身もパルプ小説に挑戦してます!(なかなか人が死ななくて苦戦中……ッ)
創作を恐がらず楽しむ───分かっていても勇気が要りますね……!
それでは来週は、安良流ファンアートの描き方を綴ろうと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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