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安良の小説

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これまでに書いた小説があります。ジャンルは、歴史・逆噴射小説・銀英伝二次創作などです。
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#手榴弾

ライブ絵師JIN(後半)

<< 前半 《黒モヤ撃破ぁあああ!》 《勝利おめ~》 《隊長生きててよかった》  パソコン画面から黒いモヤが消えるとともに、チャット欄が沸いた。  やったぜ、俺の絵が脚光を浴びている!  小さなサイバー部隊長は、赤い回復薬を取り出すと一息にあおった。 《おお、くすんでた軍服がキレイになってく》 《HPは見えないのな》 『うまい。今まで受けた中で最も上質の治療だ』 「そっか? この赤色でよければ何杯でもどうぞ」  俺は空き瓶にお代わりを描き満たした。 《R229・G47・B9

ライブ絵師JIN(前半)

「よ~し生放送やるかぁ!」  音量OK、ペイントツールOK、今日もYoutubeでお絵描き配信。閲覧数はゼロだけど。ま、最近はサイバー部隊を描いてる。ネット犯罪から市民を守る隊長だ。でも武器を描くのは苦手なんだよな。手もやばい事になる。 『よう』  男前な声に続き隊長の足が動いた。 ───え?  あろうことか小さな隊長は屈伸を始めた。あり得ないだろ、ハッキングされたのか。いやさすがに無理だよな、と思い直す。 「俺クスリなんてやってないぞ」  すると画面端に黒いモヤが出現。