太田母斑1

太田母斑(おおたぼはん)て聞いたことありますか?

聞いたことがない方でも、街中で顔の半分に青黒いアザがある人を見かけたことがあるかもしれません。

太田母斑は顔の片側にできる青黒いアザのことで、先天性の皮膚疾患のことを言います。

蒙古斑のように生まれてすぐの赤ちゃんに存在することが多いのですが、思春期にはっきり出るケースもあります。

でも。おしりに出る蒙古斑と違い、太田母斑は顔。

アザが出る場所は上下眼験、強膜(白目の部分)、頬、側頭部、前額、鼻、耳など三叉神経領域に現れます。

私の場合は19歳になる手前くらいに、左側の目の下に薄らと青黒いアザができ、20歳を超える頃からだんだんと範囲が左側の額から頬にかけて広がりました。

色もだんだんと薄い青い褐色から青黒く濃くなっていきました。

薄いうちはただのシミだと思って、日焼け対策をしたり、お化粧や髪型で隠したりしていましたが、濃くなるにつれ、その方法だとアザが青く浮いてしまうようになりました。

顔だから目立ちます。

好奇の目でジロジロ見られたり、「誰かに殴られたの?」とか「顔半分何かついてるよ」「黒く汚れてるよ」と言われることもありました。

20そこそこ。一番見た目を気にする時期です。

お化粧をしてもブラックジャックみたいになってしまう。どんなにオシャレをしても顔半分がこんなじゃ辛い。

皮膚科に行こう!と決めました。その時はこの皮膚疾患が皮膚科に行って処置をしてもらえれば、治ると思いこんでいました。

2に続く