介護のはじめ④
施設はお昼の時間。
皆様の昼食の様子を見学させて貰えるとの事で大きなフロアへ…
17歳の私には衝撃的な光景でした。
広い食堂のテーブルだけでは足りなくて
廊下までおじいさん、おばあさんが並んでいる。
車椅子に取り付けるテーブルと言っても画板のような感じで、車椅子の背の方で紐で括り固定する。
花柄やチェック柄のビニールエプロンをつけている。食事介助者の方が少なく1人で何人も掛け持っている状態でした。これが初めて見た介護の現場。
これは批判でもなく、とにかく驚いた瞬間でした。
私の祖父母は身の回りの事は自分でしていたので食事介助したりトイレ介助したり…といあ光景が生まれてはじめてだったのでびっくりした。
17歳当時に感じたまま書くと…保育園児じゃなくてもビニールエプロンして食事するのか…というのが感想でした。
でも何も知らない世界。それが現実。
はじめての事であの日の気持ちは今でも覚えています。
知らない事、やった事ない事は批判なんて出来ない。
物事には理由がある。
それまで、児童福祉の世界にずっと興味があった私が老人福祉の世界をもっと知りたくなったきっかけ。
市の社協のボランティアスクールに参加して、良かった事はこの事だけではなくて
一生仲良くしたいと思える友人にも出会えました。
その後、老人福祉の世界の扉を開けて見たくなり、知り合いが勤めている長期療養型病院で夏休みの間にボランティアさせてもらう事にした。
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