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主婦には休みが無ぇ

お盆期間中、仕事に明け暮れるはずだったのだが、まさかの高熱。3日も仕事を休むはめになった。軽い熱中症と治療中の歯の炎症からくる腫れのダブルコンボ。痛み止めを飲んでも薬が切れたとたんに激痛が走り、薬が切れたタイミングで夜中でもなんでも薬を飲み、手持ちの保冷剤で冷やすしかない。

あまりに痛いのでお盆休み前に、もう一度診てもらおうと思ったけど、病院では痛み止めと抗生物質と冷やすことで、なんとか乗り切ってくれとしか言ってくれず、ほんとーーーーーーーーに痛くてつらかった。治療中の歯茎も人相変わるほど腫れて、スマホのFace ID認証しなくなったからね。

薬飲んで、保冷剤でひたすら冷やし、連日の熱帯夜と痛みで寝不足ということもあり、休んだ日の日中はとにかく寝た。

痛くてつらいんだけど、今までの生活が、決まりきったルーチンワークのごとくマンネリ生活だったかに気づいたんだよね。かわりばえすることもなく、同じような時間に起床して、仕事して、風呂に入ってご飯作って家事やって寝る。それらの順番がみごとにぶっ飛んた数日だった。

寝込んだ2日間は熱でフラフラするので風呂も入られなかったし、ご飯作るのも夫に任せた。適当に何か買ってきてもらったり、勝手に好きなものを食べてもらったり。尋常じゃなく汗をかくので、洗濯物だけは私がやってたけどな。

痛くてつらいけど、なーーんにもやらないことの幸せよ。主婦業も仕事もぶっ飛ばせる高熱よありがとう。できることならこのままずっとダラダラしていたかった。

休むということは稼ぎも減るということだから、そりゃあ長く休むのは個人的にも困ることだけどね。来月の収入減確定だから、今から財布のひも閉めてかにゃあ! それでもこの何にもしない尊い5日間は、本当の意味で私の夏季休暇になった気がする。いつ以来? 何年かぶり?

本当の意味というのは、主婦業一切、家事もなにもやらないという意味よ。だって、世の中や家族が夏季休暇だの年末年始休暇だの言っても、

主婦には休みが無ぇ!!!!

病気で寝込むこと以外に、正式に休むことってなかなかできないのよ。自分の誕生日くらいは「何も作りません!洗い物もしません!」宣言をするんだけど、洗濯なんかは毎日のことだからさー、やっちゃうんだよ。

やってもらえばいいじゃんという話なんだけど、これは我が家の設定したとある特殊ルールがあるため、家事は私の仕事となっている。だから基本、体がしんどいとか理由がない限りぶっ飛ばせない。だから今回の高熱休みは貴重だった。永遠にこのままで、と思ったよ。

体も回復してくると、普通に家事も仕事も回復するわけで、あったりまえのように「晩御飯なに?」とか聞いてくるんじゃねぇよと思いつつ、回復できたのも家族のおかげという気持ちで蓋をして、日常に戻ったわけだ。

本当、自分のどす黒さはよーーーくわかっているつもりだけど、ここまで真っ黒くろすけ、今の自分に甘んじて文句ばっかり言っているなーと、つくづく思ったこのお盆期間。

みなさま、お盆期間も天候に左右されたりして、夏休みになったようななってないような、おつかれさまでしたとねぎらいたい気持ちでございます。


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