自分の気持ちをそのまま伝えると、相手とちゃんと繋がれる。
最近、ここ数年もやもやしていた人間関係を清算している。
というのも、関係を断つとかではなくて
自分の気持ちを、そのまま言葉にして伝える
ということをしている。
私には、「何となく疎遠」になってしまっていた人が何人かいた。
例えば、心身の不調が出てフェードアウトした、プロジェクトの関係者の方。
久しぶりにお話しする機会があり、
「あの時はフェードアウトして迷惑かけてしまったし、大して貢献できなくて申し訳なくて、後ろめたく思ってました。あの時本当はこういう気持ちでした!」
と言ったら、
「迷惑なんてかけてない、期間は短くてもチームのためになった。あなたの持ってる力は宝物だから誇りに思えばいい。」
と言ってくれた。
ライブ活動を休止して、どう関わっていいのかわからなくなった、ミュージシャンの仲間。
SNSでもう1年以上活動に関する投稿をしていなかったけど、思い切って「今、アルバムの制作をしています」と投稿した。
そしたら、以前よくご一緒していたミュージシャンの方から「協力するからね」と、連絡が来た。
ずっと内向的になって、友達ほんの数人しか関わりを持たないようにしていたので、またその方と音楽のやりとりを出来たことが凄くありがたくて、嬉しかった。
「またこうしてやり取りできて嬉しいです」
と素直に伝えたら
「待ってるから、ゆっくり焦らずね」
と温かいメッセージをもらった。
そして、自分と相手を比べ劣等感に苛まれ、何となく距離を置いてしまった友達。
「そろそろご飯行こうよ」と、1年以上ぶりに突然連絡をもらった。
驚くと同時に嬉しくて、「行こう、連絡もらって嬉しい」と伝えた。
「やったーーー!!!」と無邪気な返信をもらって、また嬉しくなった。
私は今まで、「人と繋がる」ということがどういうことなのか、なんだかよくわからなかった。
恐らく、友達にしても、活動の関係者にしても、会社の人にしても、「どう思われるか」が怖いし、自分でも気づかないうちに相手を優先しすぎて、自分の気持ちがわからなくなり、気付けば相手に向けた言葉はいつもありきたりな定型文ばかりになっていた。
自分の気持ちを伝えるのではなく、スムーズに相手が納得してくれるであろう言葉を並べていた。
「人と繋がるって、きっとこういうことでしょ?」と、ただそれっぽい形を作ってきた。
だから、心から誰かと関われたことがあまりなかった。
でも、嬉しいなら嬉しい、申し訳ないなら申し訳ない、モヤモヤするならモヤモヤする、
と、そのまんまを伝えると、こんなにちゃんと相手を感じることができるんだ、と驚いた。
自分が正直に伝えた言葉を受けて、相手が返してくれる言葉は、感じる温度が違う。
きっと今までだって、相手が心から言葉を伝えてくれていた場面は沢山あったはずだ。
でも、自分が自分にフタをしていたせいで、相手の真心に気付けなかったのだと思う。
「上手くやろう」「ちゃんとしよう」
そんなことはあまり重要でなかったみたいだ。
大切なのは、
自分のそのまんまを正直に伝えること。
そうすると、自分の気持ちや言葉を信じることができる。
今まで誰かと話す時、自分を受け入れてもらえるか怖かったけど、
もし気持ちを伝えて、齟齬が生じたら
また話して共通点を見出せばいい。
とにかく、最近、なんだか温かい気持ちになることが多くて嬉しいのです。
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