友達のストライクゾーンは狭いけれど、友達のことが大好きすぎる
成人式、たくさんの人と写真を撮りたい人の心理が分からなかった。分からなかったというか分からなくなった、今のわたしはそうしたくなかった。
気づいたらわたしには、
親しい友達と他人の2種類しかないみたいだった。
成人式、2年ぶりに中学校のその当時の仲良しメンバー4人のうち3人と再開した。昨日会ったように再開して、明日会うようにバイバイした。私たちは相変わらずそのままだった、相変わらず大好きだった。
そして高校時代や幼なじみの大好きな友達にも会えて、とっても幸せな時間を過ごした。(寒すぎたこと以外は笑)
成人式を最後に迎えた、今年の冬休み。
大好きな友人たち全員と久しぶりに会えたり話したりできて、とっても充実していた。
(コロナがなかったらみんなと会えて、もっと長い時間一緒にいられたのに…)
その余韻で気持ちが溢れてどうしようもなくなって涙が出てきて、今こんな文章を書いている。
今日から普通の日々、テスト期間なんて嫌だなあ。
やっぱりわたしは友人たちがいないと生きていけないみたいだ。大好きという言葉を安売りしたくないけど、他にどんな言葉でこの気持ちを伝えていいか分からない。
今たくさんの友達が欲しいとは思わなくなった。
これも浪人して変わった価値観の一つかもしれない。
中学や特に高校時代、たくさんの友達がいて、みんなとうまく関係を築いていたいし、そんな自分がいいと思っていた。たくさんの友達の中にいることが楽しかった。
その時にも親友のような友達はいたけれど、
その人の存在がどれだけ大切か、そんなこと忘れてしまうぐらい、たくさんの人と関わっていた。
今思えば、あの時仲良くしてくれた親しい友達には申し訳ない程、わたしは未熟な人間だった。
いつからだろう。
浪人すると決めた時「あこれで友達を失うんだな」と思ったのを覚えてる。
友達がいなくなってもしょうがない、
そういう覚悟で浪人した。
でもその予想は、半分正解で半分間違いだった。
浪人が終わっても友達はちゃんといた。
数は確実に減ったかもしれないけれど、
受験が終わって会いたいと思った人たち、
会いたいと言ってくれた人たちがいた。
心から大好きで大切な存在だった。
大学生になった。
これからもたくさんの人との出会いがあるだろう。
とっても楽しみな反面、
わたしの去年の1年を知っている人たち、
そばにいて支えてくれた人たち、
そして同じ環境で頑張ってきた人たちと、
それを知らない人たちの間にはどうしても見えない壁を感じてしまう。
壁を壊したいなら、きっと話せばいいのだと思う。でも分からない人にはきっとわからない。
同情されたいわけでも、気を遣ってほしい訳でもない。それなら話す必要なんてないと思ってしまう。
わたしのこと、わかってくれない。
そうやって少し寂しく感じてしまう。
最近、大好きな友人たちの共通点を見つけた。
それは、
わたしの安心できる居場所を作ってくれる
ということだった。
ここにいれば大丈夫。
ここにいればわたしはわたしでいられる。
そしてわたしも相手にとっての居場所であったら嬉しい。お互いが信頼しているからこそ成り立つ関係性でいたい。
こんなに友達のこと大好きと言ってきて、
大変失礼な話をしてしまうかもしれない。
正直、親しい友達になった人もこれから出会う人全員、初めは"一緒にいて嫌じゃない人"としか思えない。
嫌じゃないから一緒にいる。
逆に、なんとなく嫌だから距離を取る。
きっと自分が完璧主義だからこうなるのだと思う。友達にも自分にとっての完璧でいてほしいと思って過度に期待してしまう。そして裏切られたと思って、勝手に傷つく。だったら初めから期待しなきゃいい、そうすれば裏切られて傷つくこともない。だからなかなか心を許すことができない、なんとなく一緒にいるだけの存在になる。
でも気づいたら、そんな人たちの中にも、大切で大好きな存在になっている人がいる。その人なしでは生きていけないほど、相手に依存してしまう自分がいる。
その人に会いたいから学校に行くし、
その人と遊べる日を楽しみに頑張るし、
その人がいてくれたら全てが楽しくなる、
ずっと一緒にいたいと思う。
全てを話したいし、分かって欲しい。
そして相手のことを少しでも知りたい。
絶対に味方でいて、裏切らないから。
信じてほしい。
そして、同じように信じさせてほしい。
人生において楽しかった期間というのは、
どれも大好きな友達がいたときだ。
ここまで書いていて思ったのは、
やっぱりわたしは狭くて深い思考しかできないし、無意識に1か10で物事を考えてしまう。
親しい友達だけ欲しいのも、
そんな友達に対する大好きがすぎるのも。
でもきっと人と心から繋がれること。
わたしがわたしでいられること。
それが自分にとっての幸せの形なのだと思う。
友人たちへ感謝を込めて。
いつもありがとう。大好きです。
2021.1.12
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