術後4ヶ月
ボールを触れる日常のおかげで前向きにリハビリをやれている感覚はあります。
前回の記事でも綴ったように術後3ヶ月でボールを蹴り始めました。その時にたまたまトミージョン手術の記事を見ました。
野球のピッチャーが手術することが多い怪我です。
全治まで12〜16ヶ月を要し、手術をしてからボールを投げ始めるまでに最短でも5ヶ月はかかるとのことでした。
個人的に野球は大好きなので怪我の名称だけは知っていたのですが、ここまでの怪我だとは知りませんでした。
自分に置き換えると今現在(術後4ヶ月)もボールに触れることなくリハビリをする。そう思うと本当にゾッとします。
そうして復帰してあれだけの成績を残せるオオタニさんはすごいなと思いました。
前回の記事です。
経過
前回はボールタッチができるようになって、今回は少しできることが増えました。
体の動ける感じ、複雑な動きも前回よりスムーズに行えています。
特にステップやパスにおける膝の恐怖感が無意識に払拭されていることが嬉しい限りです。
無意識=忘れる
ではなく意識の中で自分の感覚が研ぎ澄まされて無意識のフェーズに移行したという感じです。
徐々にこういった「成功体験」を増やすこと。その積み重ねが大事だと思います。
3ヶ月を経てドリブルをしました。これも怖さなどなく普通にすることができました。
ここまで来ると1週ごとに何かメニューが変わったり体の変化はないので同じような日々を過ごしている印象が強いです。
ですがそんな日々を過ごしていても、靭帯は徐々に強靭になっていきます。
術後15週になるとマシンでのレッグカール、エクステンションが可能となりました。
適切ではないタイミングこのトレーニングを積むと、逆に靭帯が緩んでしまう可能性もあります。
自分は普段からこのトレーニングをしないため重量は全く上がりませんでした。
術前に同じトレーニングをしていましたが、全くできなくなっていることから「あぁ弱くなったんだな」と少しだけ悲観しました笑
術後16週を迎える前にストップ動作の確認もしました。
直線的な動き←(前々回)
↓
変則的、複雑な動きのステップ←(前回)
↓
止まる動作が追加←(今回)
どんどんサッカーに近い動きが増えてきて、イメージが湧いてきます。
特に自分はサイドで相手選手と対峙する場面が多く、攻守においてストップ動作を多用するのでボールを蹴ることとは違った喜びがありました。
そしてその翌日、膝の調子を確認しスプリント100%で走ることができました。
何も気にせず全速力で駆け抜ける感じが嬉しく、そして日々のトレーニングにより怪我以前よりも何か疾走感が増し速くなった気がしました。
これでボールを触りながら、そしてピッチでスパイクを履いてやれたらと思うとまた地道なリハビリも頑張れます。
第一回の筋力測定
術後4ヶ月、5ヶ月、半年のタイミングで筋力測定があります。前十字靭帯や内側側副靱帯、半月板等を怪我した人ならわかると思いますが、BIODEXという機械で測定します。
主に大腿四頭筋(もも前)と大腿二頭筋(ハムストリング)の最大仕事量、パワー、筋持久力等を測ります
順調にいけば術後半年の測定結果次第で完全合流の許可が出ます。
怪我する前との筋力の比較と左右差がないことなどの観点から判断します。
↑BIODEX(筋力測定する機械)
いつしかのnoteでも綴ったように筋力の左右差があると再断裂の危険性があります。
一般的に健側を基準にして患側が80%以上の値を出せばOKです。
測定結果
今回結果はまさかの基準クリアでした。というか100%を越えました。
これがどんなものなのかは同じ怪我をした人しかわからないと思いますが、かなり順調で異例のようです。
ですが変わらず、焦らずやっていこうかと思います。
復帰の目安や数値など、この話をするのはまだ早いかと思いますが、同じ怪我をした某選手が前回の記事を見て「もう3か月経ったの?もう終わりだね。すぐ復帰してるよ、3ヶ月超えたら本当に秒」とおっしゃっていたので、気持ち少し早いくらいで準備しておかないとなと思いました。
実際、気づいたら4ヶ月も超えているので本当かもしれません。
次はさらにサッカーに近い動きが増えてそうで楽しみです。
では今回はこの辺で。ありがとうございました。
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