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ポッドキャストを始めるにあたって検討したあれこれを整理してみた
ラジオすげーっ
ってのがポッドキャストを始めた結果の一番の感想なんですが、とりあえずここに検討をした際に考えたこと参考にしたことなどを整理してみました。
プラットフォームの検討
音声メディアを始めるにあたって、巷にあふれる音声メディアプラットフォームをどれにするかです。大きなくくりとしてはアプリ系なのか、昔ながらのRSSを利用した配信系なのかです。
最近、雨後の筍(褒めてる)のように出てきているアプリ系プラットフォームは、手軽に始められることやコミュニティがその中に存在するところがメリットですね。一方で、配信プラットフォームが限られてしまうのがデメリットです。
一方、RSSで配信するものはApple PodcastやSpotify、Google Platformに掲載されるという部分が大きなポイント。その代わりとしてコミュニティなどはないので、そこは頑張っていく必用があるって感じです。
今回、自分が実施するにあたっては、ブログでの埋め込みもするし、音声は一度自分で録音したものを編集したかったのでRSS系の配信を実施。最も手頃なAnchorを使った配信としました。
ポッドキャストについて学ぶ
始めるにあたって、内容の企画やらどう収録していくかを考えていくわけですが、そこで参考にしたのが下記の書籍です。(中古で買いました)
この書籍は2005年のものなので内容としては技術部分はかなり古いものです。ただ、この書籍の4章、5章は番組構成やインタビューの実施方法だけを読むだけでも価値があります。これだけ整理された書籍は他にないと思います。
番組のテンションとかBGM
番組のテンションは大分悩みました。同じネタを数回録音し、聞き直しをすることで最終的に少し落ち着いたテンションとすることにしました。
恐らく、音声メディアとしては、少し高めのFMラジオ的なテンションの方が良いと思うのですが、ながらで聴いてもらうことや自分が録音時にテンションをまいど上げるのが面倒になったら嫌だなというところで、少し落ち着いたテンションに。
BGMをどうするか?
イントロで流すような音楽も含めて、BGMについてもその番組のキャラクターを表すものになるので色々検討しました。私はDOVA-Syndromeから選択しましたが、最近だとAIを利用したサービスなども良いかもしれません。
喋っている裏にBGMを入れるかどうか問題
BGMが決まったところで、もう1つ重要なのが喋っている裏にBGMを入れるかどうかです。ポッドキャスト番組を色々と聴いていると、イントロの番組紹介では入れているものの、それ以外の話はなしが多いです。
ただし、2名以上で話しているものが多く、一人しゃべりだとBGMがないのはかなり厳しい。ここは自分の音声録音に様々なBGMを乗せたりしながら最終的に判断し残しています。
ただ、今後、ゲストに出て頂くなどがあれば、恐らくBGMは乗せないと思います。
台本を用意する
最初は用意しないつもりでいました。ある程度話ポイントだけメモをしておいてそれについて喋ればと思っていたのです。試しでとった時に、思ったのが「えー」や「あー」が多くなること。
仕事柄、ウェビナーや録画版ウェビナーもやることが多いのですが、画面がない分ポッドキャストは音の重要度が高いんですよね。結果として、初回は結構な台本を用意しました。
ここは少しずつ減らしていけるようにしていくことが目標です。
音声の処理
録音をして整理をしていく中で、息などの余計な音がどうしても入ってきてしまうのですよね。音が重要なポッドキャストなので、ここはかなり意識して良いものにすることにしました。
試し撮りをしている際はGragebandを利用していたのですが、ブレスの処理をしたい、バックグラウンドノイズをなるべく低減させたいので配信する音についてはAdobe Auditionを利用しました。
音のPhotoshopとも言われるこのソフトを利用することで、ものすっごい音を聞きやすくしていくことが出来ました。(ちなみに私は中の人ではありますが、関係している事業が別なので純粋にすっげーと思って使ってます)
利用に関して参考にした動画を2つほど。これを見ればざっくりでも最低限よくなります。
カバーアートの作成
これもなんか格好いいものを!(小並感)と思っていたのですが、とはいえそこまでのセンスはありません。ということでPhotoshop Cameraを利用してお気に入りの自分の写真にフィルタをかけて文字を載せただけです。(繰り返しになりますが、中の人ですが別事業担当です)
適当にフィルタをかけて、ちょっとフィルタのパラメータをいじっただけですが非常にお気に入りのものになりました。
配信された!
自分のポッドキャストがApple PodcastやSpotifyで見られること、聴けること自体でかなり感動してしまいました。ここまで空き時間に色々と試行錯誤をしていたので、やろうと思ってから2ヶ月ぐらいかかってました。
Anchorからの配信だったということもあり、Spotifyは数時間もかからなかったと思います。Apple Podcastは1週間ぐらい、Google Podcastはなんだかんだ1ヶ月ぐらいかかってます。
配信後に使い始めたものとしてWavveというサービスがあります。TwitterやInstagramのストーリーなどにポッドキャストの一部を動画として出すために特化したサービスです。
登録時に指定したポッドキャストの情報をとってきてくれて、それをベースにサマリ動画を作成してくれるポッドキャスト用のサービスです。情報を取得する際のタイトルなどは文字化けしてしまいますが、テキストを打つなどは日本語も利用できるため十分に利用が可能なサービスです。
下記のような感じで動画を作成できます。
ポッドキャストのダイジェストをサービスを使って作ってみた。自分のPodcastのデータをひっぱててデータを作成できるので面白い。 ということで是非聴いてくださいな。https://t.co/RtrxBOhLso pic.twitter.com/DtIbgosnd0
— Keisuke Anzai(あんけい)@Adobe (@ank) September 14, 2020
音声はポッドキャストのデータをそのまま一部を切り取るだけならサービス上で可能です。私は切り貼りしたかったので、元ファイルを自分で編集したものをアップしてます。
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ということで整理してみました。こんな試行錯誤を重ねたポッドキャストが下記になりますので、もしご興味のテーマがあれば聴いてみてください。
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