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【安住の日々】中村彩乃|4月8日(水)


とうとうテレワーク。仕事があるだけでもありがたい。
今の勤め先は演劇に理解をもってくれるし、良い職場。私は比較的ずっと仕事場の人に恵まれている。いつもありがとうございます。

お昼休憩には明太子とエリンギのスパを作る。…うまい。
「なんだよ料理がうまくなったところでよ」とささくれた思いを持ちつつ、うまい。泣けちゃう。こんなはずじゃない…うまい。

19時仕事終わり。
夜は安住の地のリモート会議。
稽古を中止にしているため、劇団員と会えないここ最近。皆の顔が画面越しにでも見れてうれしい。個性が四角の画面のなかに十二分に見える。皆あふれている。皆だしすぎてる。皆ぬいぐるみをだしてくる。いやもってねーよ!とりあえずウサギ型ポーチでその場をしのぐ。
「よくもまあ、こんな個性的な人たちが集まれたな」と、他人事のように感心してしまった。
この時勢のなか、みんな「次にこうしません?」という先を見た発言ばかりで、このメンバーは本当にタフやなと、またもや他人事のように感心する。

「安住の地で一番凡庸な、普通の人なのは、わたしではないだろうか。」とよく思う。卑屈な気持ちではなくて。
みんなアベンジャーズ感というか、こう・・・すごい強そうで。特殊能力持ってそうビーム出したり巨大化しそう、悪魔の実の能力者っぽい。わたしはというと、そんな戦闘っぷりを見ながら、普通に腹筋している。的な。
これは『 であったこと』『異郷を羽織る』でとても感じた。2作品とも、まわりのみんながすごい多様な角度から球を投げてきて、私なんかはそれをもらい(受け)続けて最後の方の芝居していたもの。自分の特徴は”受け手”なんでないかな。

みんなの魅力に焦がれつつ、わたしはわたしで自分の武器を磨いていこう。

その後、孤独に朗読企画の稽古。23時半。
「風呂に入ろうか」と思ったら、岡本・のぶき・森脇・G(タナカ・G・ツヨシ)さん・K(高阪勝之)さん・北川(北川啓太)さんで謎のライン飲み会。昨年のケスクセのメンバーです。雑多な話極まりなかったけど、近しい方が皆元気なのはうれしい。
いい塩梅のところで離脱。宣伝美術をつくる。
飲むつもりのなかった白ワインの誘惑に負ける。もう。1時よ。

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