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先日、東畑開人さんの著書「心はどこへ消えた?」を読んだ。 コロナ禍になり、人の心の姿がさ…
爪が乾くあいだだけとか、最寄りの駅から家までの時間だけとか、お風呂が沸くまでの時間だけと…
塗ったばかりのマニキュアが、お風呂あがりにところどころはげて、それはもうとても悲しい。マ…
「誰にでも分かりやすく簡単に」という言葉はどれだけ罪深いだろうか。誰にでも、分かりやすく…
ちょいと前というには昔すぎるくらい、でも気持ち的にはちょいと前、ぐるぐるというユーザーネ…
普段、あまりにも思考がまとまらない。考えていたことが不意に途切れて、繋がって出来ていたは…
ごうん、ごうんと大きな音を立てながらドラム式洗濯機が今日も元気に動いている。そっと手をあてると、触れている面から吸収しているかのように音が少し弱まり、リツコの体に洗濯機の振動が伝わってくる。この様子なら明日も問題なく動くだろう。できれば自分がここにいる間は動き続けてほしいとリツコは思った。自分と同時にこの旅館にやってきたこのドラム式洗濯機は、今やリツコにとってたったひとりの同期でもあるからだ。 カムイミンタラ。北海道に住む人間であれば一度はその言葉を耳にしたことがあるだろう