No.606 ペイディの支払期日変更の意図と人類の借金体質【エッセイ】
ペイディの支払期日が、変更になるそうです。
2024年6月は従来どおり10日
2024年7月からは毎月27日
これは、筆者が知りうる限り、近頃では珍しい改定です。
利用者にとっては、「うれしい」改定だからです。
この改定にはどういう意図があるのでしょうか。
ペイディは、後から分割払いに変更しても手数料がかからない代わりに支払期限は利用日の翌月10日まででした。一般的なクレジットカードより早めでした。
今回の改定によってペイディの利用者は、確実に増えるでしょう。
しかし、世界中で読まれている「7つの習慣」では著者のスティーブン・R・コヴィー博士は次のニュアンスのことを仰っています。
「支払い能力を超えてモノ・サービスを購入する」風潮は、「個性主義」である。よくない(不動産やクルマは除く)
ペイディで手数料無料で3回からの後払いができてしまうのは、上記の「モノをすぐに手に入れたい」という欲望を安易に満たすものだと思います。
どんどん、人類は「借金体質」に追い込まれてきています。
例えば「高価なスマートフォンが手数料無料の割賦(36回払い,48回払いもあります)で入手出来てしまう」のも、顕著な例です。
この流れに抵抗するにはどうすればよいのでしょうか。
認知科学者の苫米地英人カーネギーメロン大学Ph.D.が著書「オーセンティック・コーチング」で以下のように警鐘を鳴らしていらっしゃいます。
個人であっても、社会人の責任として財務3表(BS,PL,CS)を作成すべし
警鐘の内容はこれだけではないですが…
ペイディにしても、財務諸表を作成して収入・支出・資産・負債・現金・預貯金などの状況を把握したうえで利用するようにしたいものです。
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