それでも、かなしい。

できるだけ、前向きに、人に優しく生きていきたい、と思う。

いろいろな記事や本を読み、わたしはなんて恵まれているのか、と思う。誰かのために自分を捧げなければ、と思う。

それでも、ヘッドフォンを強く押し当てた耳に届く微かな怒鳴り声、叩かれるかもしれないと言う不安、そして渦中にいる人のそうならざるを得ない心情に触れて、わたしが今いる状況こそが、世界で一番悲しくて辛いことのように思える。

人に優しくなんてできない。他人を労ることなんてできっこない。自分を守るので必死だ。

かなしい。

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