アン爺の戯言

 コロナと共にnoteへの投稿がスタートしました。5日分ずつまとめて投稿してきました。これで14弾目になります。果たしてすんなりと終息への道を歩むのでしょうか。

アン爺の戯言シリーズ その66            ‘20.5.21
 授業の再開・・・表情と空気をつかんで授業する
  各地から学校再開のニュースが飛び込んでくるようになりました。学校にずっと関わってきた者にとっては嬉しい限りです。パソコンを使ってのテレ学習では、学力を身に付け人間形成をするには難しいところがあると感じています。今後、こうした緊急事態が再び起こるかもしれません。その時のために、テレ学習のシステムを準備しておくことは必要なことかもしれませんが、日本の学校教育の良さは集団での学びあいにあります。子供同士の切磋琢磨によって学力のみならず人間形成に多大な力を発揮しているのです。
  前号でも触れましたが、教室で行う授業はこどもの表情やしぐさを見ながら進めていきます。無表情に見えてしまう画面で授業をするのは難しいです。授業とは、子供の反応を見取り臨機応変に対応しながら進めていきます。
  教師の質問に対して、子供たちが答えが分からなかったり発言したがらなかったりとその場の子供たちの様子を観察し、瞬時に評価し、次への指導をどうしていくかを考えながら進めていくのが授業です。一番ポイントとなるのは子供の顔の表情です。目線を下に向けたりそらしたりしている子、目の色の輝きがある子、にこやかで穏やかな子と様々な顔を見せます。しかし、ちょっと困ったことがあります。ウイルス対策のために子供たちがマスクをかけてしまうと、表情の変化が読めずにどう指導すればいいのか考えてしまいます。
  そして、教室全体の空気を読みながら教えていくのが授業です。子供たち同士のコミュニケーションが成立しているか否かも、前に進めるキーとなります。そのためには教室が一番です。でも、空気が読めるような学習形態が許されるのかが心配どころです。グループ学習もダメ、発言も静かに、友達同士の対話は極力避けてでは、教室と言えるのでしょうかね。

アン爺の戯言シリーズ その67           ‘20.5.22 海水の色の謎・・・素人でもちょっとは原因究明できた
  新緑が輝く太陽の光を受けて眩いばかりの緑が目を和ませてくれる5月のはずなのに、今週はずっと雨雲が立ち込め時には激しく雨が降りました。おまけに、寒気団が関東地方上空を覆い、北東からの冷たい風が吹き20℃に届かず、3月ごろの陽気となりました。
  その前の週は、五月晴れの暖かな日が続いていたために、冬物は全て押し入れに入れて、衣替えを済ませたばかりでした。やっと今日、5日ぶりに太陽が顔を見せてくれました。それでも着るものが薄着のために寒さが堪えました。
  先週のナンバー56で書いた「海の色」で、「相模湾の海が異常なまでに緑色(エネラルドグリーン)をしていた」と書きました。その原因は「海水温の上昇」が原因だろうとの素人考えを書きました。すると、今日の読売新聞の神奈川版にその原因について次のように書かれていました。
  “専門家によると、植物プランクトンの大量発生による「白潮」と呼ばれる現象で・・・海水に含まれた小さな白い粒子を分析した結果、炭酸カルシウムが細胞の表面を覆う「円石藻」と呼ばれる植物プランクトンと判明したという。”
  その原因について下出教授は「海水温が高く、風が良い日が続いたことが関係しているのでは」と推測していました。納得!合点!わざわざ沖縄に行ってエメラルドグリーンの海を見なくても近場で楽しめそうです。これも地球温暖化が遠因なのでしょうか。コロナと言い海水の色と言い、何か異変が起きてきているのでしょうか?

アン爺の戯言シリーズ その68            ‘20.5.23不思議な植物・・・ハラハラさせるサツマイモの植え付
  サツマイモの苗を先週と今週で植え付けました。これで3回目のサツマイモ作りに挑戦です。1年目はビギナーズラックとでもいうのでしょうか、畑として開墾したばかりの土地に農家の方に言われるままにマルチを掛けて苗を植えただけでしたが、その年の秋にはまさに芋づる式の如く蔓を引っ張って土から抜くと、ぞろぞろとサツマイモが出てきたのです。
  これに気を良くして、次の年は植える数を倍に増やして植え付けました。しかし、残念なことにその年の秋の台風のために畑が水浸しになってしまい、大きく育っていたはずのサツマイモが全て腐ってしまいました。
  そして、今年はより乾燥する場所を選んで、わざわざ畑にしたところに植えました。約120本です。昨年のようなことはないことを願いつ、、、。
  サツマイモは、植えた時は苗が萎れて畑の土の上にぐったりとしてしまいます。「これでは枯れてしまうのではないか」と心配になりますが、でも大丈夫です。一度萎れても2~3日経つと茎がピンと立ってくるのです。乾燥を好む植物で、水が少ない土地でも育ちますし、肥料も要りません。一昨日も40本ほど追加で植えました。そろそろ明日ごろには苗が立つことでしょう。


アン爺の戯言シリーズ その69            ‘20.5.24嬉しい事・・・何時間もかかる仕事もあっという間
  今日は嬉しいことがありました。隣の畑の持ち主が、わざわざ畑に来てくれて雑草が生い茂る畑をトラクターで開墾してくれたのです。隣の人は、雑草が目に見えて伸びてくるとトラクターを持って来ては雑草ごと耕してしまいます。一度雑草を伸ばし放題にしてしまうと、元のようなふかふかの畑にするのは大変ですから定期的に耕しているのです。
  たまたま、今日は久しぶりに出会いました。挨拶を交わしてから、それぞれの仕事をしていました。お昼近くになって、昨日草刈り機で丁寧に刈り取った所を鋤を使って掘り返していました。ちょうどその頃、隣の方も自分の畑を耕し終わりました。
  鋤を振り上げて開墾している私の姿を見かけたのでしょう。大変そうな様子を見かねて、トラクターで乗り込んできて、
「耕してやるよ。」
と言うと、あっという間に軟らかな畑にしてしまいました。
  「親切はしておくものだ」つくづく思いました。実は、2週間前に隣の方が入ってくる農道の草を刈っておいたのです。その道は私も通りますから、ついでに奇麗にしておきました。きっとそのことに感銘してくれたのでしょう。今日はそのお返しのつもりもあったのでしょうか。隣近所とは特に仲良くしておくことが大切です。どんどん野菜が作れる畑が増えてます。
嬉しい悲鳴
  実は、こんなに美しい畑にしようとは思ってもいませんでした。昨日、ちょっと力を入れていつもより丁寧に草刈り機で雑草を根こそぎに刈り取ったのです。その跡が余りにも奇麗でしたから、雑草が再び生えてくる前に何かを植えてしまおうと簡単に考えていました。
  畑には、昨年植えたコスモスや大葉のタネがこぼれ落ち、そこら中に芽を出して大きくなり始めていました。このままにしておくと、畑のそこらじゅうがコスモスだらけになってしまいます。一緒に畑をしている友人が、
「今年は、コスモスはやめよう。」
と言い出しています。
  コスモスは、ほっておくと大きく伸びてしまいます。花もよく咲きますが、一つ困ったことがあります。それは、根の張り方が大変浅いので、支柱を立てておかないと少し強い風でも吹けば総倒れです。そうなると、倒れても花を咲かせ続ける醜い姿のコスモス畑と化してしまいます。今年はバラまかれた種から無法地帯の如く芽が出ています。これが倒れたらと思うとぞっとします。
  それを防ぐべく、少し耕してコスモスを整然と育つように植え替えようとしたのです。大葉も同様です。種の保存のために植物は必死になっているのでしょうか。
  この計画が、目の前に美しい畑が出現してしまうと、欲が出てきます。「花では貰い手がないよ。野菜の方がいいよ。」との声が聞こえてきて、大根とかキャベツとかを植えることにしました。となると土作りも本格的にしなければなりません。
 昼寝を返上して午後にも行って、土づくりに奔走しました。

アン爺の戯言シリーズ その70            ‘20.5.25「晴耕雨書」・・・肉体労働は精神労働に勝ります
  「晴耕雨読」とい言葉はありますが、「晴耕雨書」という言葉は私の造語です。以前は、学校の仕事もしていたために毎日畑に行って耕したり雑草取りをしたりの仕事がままなりませんでした。しかし、この4月からはコロナウイルスのために学校で働くことができずに、専ら仕事場は畑になりました。
  毎日のように畑に行かないと、気持ちが落ち着きません。寝ていても畑をどうしようか、明日は何をしようかと頭を悩ませています。晴れの日が続くと文書を書くどころではありません。「晴耕」ばかりで、本来ならば雨の日になれば書物を読むところですが、私の場合に限っては「雨書」となり、やっと書こうという気持ちになれるのです。
  畑仕事が忙しいと、パソコンに向かってキーボードを打つ気にはなれないのです。肉体労働をしていると、頭まで血が回らないのでしょう。書こうとする内容が浮かんできません。精神労働は、肉体活動には勝てないということでしょう。
  嬉しい悲鳴で、昨日畑がまたまた増えたために、何かを植えたくなり、そのためには畑に肥料を撒いて、野菜の苗が植えられるように畝を作って整地し、雑草が生えてこないようにとマルチのビニールシートを被せなければなりません。
  そんなこんなで、今はぼ~っとする頭を振りながら書いています。ただただ、毎日書こうとするモチベーションだけで、指先を動かしているだけです。肉体労働には、筋肉への疲労はありますが頭を使わない分ストレスはたまりません。

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