越南紀行2018 ホイアン微熱日記 #09 きみ、なに食べる人ぞ
市場内の青空食堂
市場の法則。必ず食べ物屋さんがある。
ちょっといった先には小洒落たカフェがあって、そこで朝ごはんを食べられるし、宿に戻れば朝食込み。
わかってるけど、こういうところで自制心が効いたことがない。
丼に盛られた塊肉のなかから好みのお肉を入れてもらい、ちょっとカレー味がするスープで細麺をあえて、ハーブを乗せて、あっという間に完成。
お会計は70円くらい。美味かったよ。
街道沿いの食堂
旧市街からちょっと離れたエリアの街道を自転車で走っていたら、抗えぬ店先を通りすぎた。
くるりと回って進路変更。
蒸した牛肉を、ハーブや生春巻きで包んで食べるお料理のお店みたい。
観光客向けのお店ではないので、英語はひと言も通じない。ついでにいうと私もひと言もベトナム語がわからない。
でもね、食べ物屋さんですることなんて、食べること以外にないからね。
隣のテーブルを指差して、同じものが食べたいのーと日本語でいったらちゃんと出てきたよ。値段わからないけど。
牛肉のけっこう分厚いスライス。ミントやドクダミといった生のハーブ類ともやし。パッケージのままの生春巻。タレ。
奥にある半月型の容器には水が入っている。
そこに生春巻をちょんちょんと浸して、柔らかくしたら、お肉とハーブを巻いてタレをつけて食べる。
タレに入っているスパイスかなにかが独特のクセがあったけど、美味かった。お会計は800円くらい。けっこうな贅沢。
半ナマっぽい肉、生野菜、生水で戻す生春巻。
いろいろ心配になる要素てんこ盛りだったけど、お店の前にはおびただしい数のバイクが停まっていて、平日の14時なのに店内満席。こういう店は、たぶん大丈夫。
ホワイトローズ
米粉の皮でエビと豚肉のすり身を包んだワンタン的なもの。ホイアン名物ということで、本店まで食べにいってきた。
上に乗せた揚げ玉ねぎが中年の胃にはちょっと重かったけど、ホワイトローズは美味しかったよ。
エビ&豚肉入りと、ナッツのような具のものと2種類あった。
White Rose Restaurant
Adress: 533 Hai Ba Trung, Hoi An, Vietnam
Tel: +84 90 301 09 86
バインミー
フランスパンにアジア的なおかずを挟んだサンドイッチ、バインミー。最近、東京でも専門店ができたりしてちょっと流行しているっぽい。
ホイアン一美味しいという話題沸騰の(?)お店にきてみた。
夕方の18時ちょっと前。ものすごい人だかり。
どこが列だかもわからない。
ひるんではいけない。ずんずん人をかき分けて店内へ。
あれ……?
人をかき分けて入ってみたら、店内ガラ空きでした。
通りかかった店員さんにメニューを指差したら、2分くらいで出てきたよ。なんなのでしょう、あの店先のカオス。
炭火で炙られたとおぼしきバゲットが美味しい!
日本のフランスパンはふわふわもちもちしすぎ!
この正しくフランス式の、パリっと固くて軽いバゲットこそがフランスパンというものだ。
かみしめると小麦の香りが広がる。美味しいなあ。
持ち帰りにもうひとつ頼んで、翌日も来てしまったくらい好きだ。
お会計はバインミーが100円くらい。ベトナムコーヒーも頼んで合計250円くらい。
Banh Mi Phuong
Adress: 2B Phan Chau Trinh, Hoi An 560000, Vietnam
Tel: +84 90 574 37 73
甲殻類祭り
さてこちらはダナンにて。
ビーチ沿いにはシーフードレストランが立ち並ぶ。
店先にはたくさんの海鮮たちが泳ぐ水槽。
こういう店ってファミリーが大勢でやってきてわいわい楽しむもの。おひとりさまはけっこう肩身が狭い。
というわけで、ピークを外して15時来店。
卵がたっぷり入ったカニを、はさみでバリバリ割りながら一心不乱に食す。
カニミソうまー。幸せ。カニを食べるときだけは、目の前に大好きな人がいても、潤んだ瞳でカニのほうを見てるなきっと。カニってそういう食べ物だよね。
エビも蒸しただけだけど美味しかったよ。カキはニンニクソース蒸し。ちょっと火が通りすぎ(こわいからいいけど)。
アワビのお粥も食べたかったけどお腹が限界。
さて毎度のことですが、お会計がわからない。きっと高いんだろうな。でも魂までは抜かれまい。
恭しく伝票がやってきて、さてお支払いは。
4,000円くらい。んまあ、この旅一番の贅沢だわ。
4U Beach Restaurant
Adress: Lo 9 - 10, Vo Nguyen Giap Phuoc My, Son Tra, Da Nang
Tel: +84 236 3942 945
宿の朝ごはん
朝は早くから散歩に出かけてしまって、朝食つきの宿なのに昼近くまでぶらぶらし続けて食べそびれることが多かった。
こちらはダナンのリゾートっぽいホテルのビュッフェより。
左奥にちょこっと見えている茶色い、パリパリした網目の皮に包まれた餃子みたいなのがすごく美味しかった。
こちらはホイアンのパーティー宿の朝ごはんビュッフェから。
まあなんというか、乱痴気騒ぎの西洋人の若人たちにグルメはいらないわな。
ケチャップで炒めた米麺、ちょっと悲しい味がした。舌の肥えた大人になってしまったなあ。
こちらはコーヒー屋さんのフードメニューから生春巻。ごくフツー。
おまけ。アンホイ島のジュース屋さんの店先で売られていて、つい。
果物の王様ドリアン、大好物。
しかしこれはけっこうボリュームのある果物で、お腹いっぱいでこのあとなにも食べられず。く、くやしい!
ホイアンもダナンも名物料理はもっとたくさんあったし、全部食べてみたかったな。
求む強靭な胃袋。
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