見出し画像

ジョークと言語:エジさんが来る

昨日、NYCに行っている村本大輔くんがスタンダップコメディのイベントに出ていました。いつも日本でやっていたものからちゃんとアメリカンスタイルにアジャストしていました。英語の能力は自分でも言っていたとおり「2歳児」のようでしたが、彼が英語を勉強し始めた頃のことを知っているので格段の進歩です。ごく普通の会話はなんとかなるものですが「外国語を使って人を笑わせる」という難しいことに果敢にチャレンジしているのには頭が下がります。

会場の拍手による審査で、そのイベントは『優勝』でした。渡された賞金を握りしめた彼の表情はとてもうれしそうで、漫才の舞台に立ち、初めてギャラをもらった日のことを思い出していたのかもしれません。

英語と日本語のジョークの仕組みはまったく違います。これは日常会話のコミュニケーションの差とも言えるでしょう。落語や小咄はどちらかと言えばアメリカンジョークと近い気がします。笑いの構造がしっかり決まっていて、丁寧に伏線を回収するパターンです。言い方は悪いですが、もしかすると日本の笑いはいつのまにか幼稚なものになっていったとも言えます。落語の元になった物語は中国大陸から入ってきていることも多く、大昔のジョークの基本は人類全体でそれほど違いがなかったのかもしれないですね。

婚活パーティで、ある魅力的な女性が近づいてきました。
ボブは一目でその女性を気に入り、話しかけます。
女性もボブのことが気に入ったようです。
さて、彼女とボブはどんな会話を始めるのでしょう。
あなたならどうしますか。

ここから先は

212字

エジさんという人が、役に立たない英語を教えてくれます。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。