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「シネマストリート:検証作業」

カメラは常に持ち歩いているから、どんなときでも撮っているんだけど、ムービーだとそうはいかない。見た目が大げさになりすぎるんである。

それならスマホやコンパクトなビデオカメラを使えばいいじゃん、と言われるだろうけど、写真の場合は仕事に使える性能のカメラでもすでに十分小さい。そのクオリティと同じビデオカメラという意味だ。

だからムービーを撮ると「いかにも撮影をしています」というオーラを出すことになってしまう。これがちょっとイヤなんですよね。ダサくて。

俺たち広告育ちの人々は、許可を取っていない場所で撮影することに慣れていないからゲリラ戦に弱い。強いからいいかと言うと、他人の迷惑を顧みない人もいるから一言では言えないんだけど。

デカいシネカメラを街で取り出すことの苦労はそこにある。大げさな三脚もブームマイクも目立ちすぎる。取りあえずスペースを取らず、つけたまま動きやすい一脚型のスタンドタイプを買おうと思っている。それがあればなんとか最低限のモノは撮れそうだ。録音なしが前提だけど。

明日は途中まで書いた脚本をDP(撮影監督)として検証する作業。ロケで撮るべきカットは、どのレンズを用意しておけば撮れそうなのかを同じ条件のダミーで確かめる。

たぶん写真と比べてムービーの撮影はあきらかな練習不足がわかりきっているから、本番までにできることは全部やっておく。

映画「シネマ・ストリート」とは
9月に行われる山形ビエンナーレ2018で発表する映画のようで映画とは言えない作品。ビエンナーレが行われる山形市のシネマ通りを舞台として、山形国際ドキュメンタリー映画祭2017では写真展を開催。それにリンクした今回の映画の制作進捗状況を報告しています。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。