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CAって何?:エジさんが来る

アメリカ人のエジさんは今日も喫茶店『ボストン』へ。マスターがカウンターの奥で何やらメモをしています。

「マスター、おはようございます」
「いらっしゃい。昨日まで店を閉めていてごめんね」
「どうかしたんですか」
「台北に遊びに行っていたんですよ」
「いいですね、台北は私が一番好きな都市のひとつですよ」
「英語っぽいなあ。日本では一番、と、ひとつは一緒には使わないから」
「 Taipei is one of my favorite cities. ならいいですかね」
「それならいい」

「楽しかったですか」
「うん。毎日たくさんの友人と会って食事をして、最高だった」
「食事が美味しいですもんね」
「うん。それでね、世界中の料理を研究している人と会ったんだ。その人はオーストラリアにいたことがある台湾の女性なんだけど、英語で話せたから楽しかったよ」
「おお、結果が出始めていますね」

「ほかにもカナダ生まれの人、もうひとりオーストラリア育ちの人、航空会社のCAもいたので、だいたい英語でコミュニケーションできたよ」
「CAって何ですか」
「キャビン・アテンダントだよ、あれ、これって和製英語じゃないよね」
「あ、フライト・アテンダントのことですね。CAっていうのはどちらかというと業界用語というか、かたい専門用語っぽく聞こえますね」
「そうなのか。で、そこでわかったことがたくさんあった」
「何でしょう」

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エジさんという人が、役に立たない英語を教えてくれます。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。