無知の経験則:PDLB
カフェで学生と思われるふたりが就職先の品定めをしているのが聞こえてきました。福利厚生や給料の話をしているのですが、よく言えば微笑ましく、悪く言えばいくらでも言えるので何も言わないことにします。
経験則にはいくつかの側面があって、ただ自分が経験してきたことを根拠にそれを知らない人に何かを教えようとするスタイル、個人的な経験を普遍的な意味に置き換えて話すパターンなどがあります。もちろん後者のほうが客観性があるのですが、なかなかそうはいかないもので、多くの人はみずからの貧弱な経験を「この世の真理」のように言ってしまうものです。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。