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上を見ても下を見ても切りがない。
毎日、物凄く神経が尖っていることに気づく。当たり前のことではあるけど朝から晩まで、他人を評価したり自分が審査されたりしているからだ。
会社に勤めていると「会社というフレーム」の中で働く。それは10年以上経験した。それからはフリーランスで自分のフレームを作りつつモノを作っていく作業をしてきた。どちらが大変とは一概に言えないんだけど、ふたつを比較して、大変さがストレスに関係していることだけは理解できた。
今は撮影も打ち合わせもないという日は何もせずに渋谷でコーシーを飲んだりしていればいいんだけど、そこで徹底的に気分がラクかと言えばそうでもない。焦燥感もある。
俺以外の人は毎日効率よく有意義なことをしているんだろうなあ、俺はこんなんでええんかな、と焦り切りまくるわけだ。本当に仕事ができる人はそうは思わないはず。仕事がない日には徹底的に気持ちやカラダを休めているんだと思う。
ストレスは、自分がやりたくないことをさせられているというのが大部分だと思う。つまり「我慢」。フリーランスには、自分がやりたくないことは断わる、我慢しなくていい特権があるんだけど、それは生きていけるだけの収入があるという大前提があっての話。
上を見ても下を見ても切りがない。別に派手な暮らしをしたいとは思っていないから、この位の仕事ぶりでこの位の生活で満足はしているんだけど、会社のようなフレームで考えると安定感の無さに不安は感じるね。
やりたくないことを排除して生活する理想を享受するためには、自分がやりたいことの,他人から求められる価値を上げていくしかない。ここが重要でシビアなところ。
まあ「やってることと生活は一致している」という大原則はあるから気はラクで、大層なことを言っていても本人の暮らしが困窮していたら根拠がないと切り捨てることはできる。
この前、ネットについて色々書いていたウェブ集客コンサルタントという人のTwitterのフォロワーが20人だったときに感じた切なさ。自分もそうなってはいないかと恐ろしく感じた。
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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。