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博士の普通の愛情

恋愛に関する、ごく普通の読み物です。
恋愛に関する、ごく普通の読み物です。
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#Anizine

定期購読メンバーの皆さんへ

「たとえば一週間どこかに遊びに行ったとして、どれくらいいい写真がセレクトできますか」と聞かれることがあります。私はスマホでほとんど写真を撮らないので、遊びに行くときでも普段仕事で使っているカメラで撮ることになります。これがプレッシャーなんですよね。ちゃんとした『作品』と呼べるようなものが撮れるのではないかと淡い期待も生まれます。では、どれくらいの枚数がセレクトできるのでしょう。その答えです。

ありがとうございます:すべてのマガジン

『カメラは、撮る人を写しているんだ。』 発売されて、Amazonのランキングが出ました。 このカテゴリはこちらで指定することができず、Amazonで振り分けられるようです。現在は「教育」などにもカテゴライズされている模様。 写真の教則本だと思って買った人から「まったく役に立たなかった」というレビューもありますが、「文学」なので仕方ないだろうと言い訳もできます。ネットでタイトルを見て勝ってくれた人が誤解するのももっともなのですが、この本はそういった「TIPS」を勉強して

新年のお年玉:全マガジン

定期購読メンバーの皆様、本年もよろしくお願いいたします。 数年前から毎年、年末年始にしている習慣があります。それは年末の最後に乗ったタクシーと、年始の最初に乗ったタクシーのドライバーにお年玉を渡すことです。自分もサービス業に関わる身ですから、お互いにいい気分で一年の終わりと始まりを迎えられたらいいと思っています。ほんの短い時間の間柄であってもできるだけ気分よく。 お金だけではなく、他人のためにすることに、感謝を期待してはいけません。「自分がしたいからしているのだ」というの

言葉というツール:すべての定期購読マガジン

いま、写真の本を書いているとお伝えしました。書いているうちに「これは写真以外にも通じる大事な内容だ」と感じたことは一旦横に置いて、もうひとつの本に書くべきこととして貯めています。こちらの本は言うなれば『ロバート・ツルッパゲとの対話』の続編というか、そういうやつです。 自分は言葉を最上位に位置づけているので、くだらない内容なのに、まるで純文学でも書くようにチマチマとしつこく書き直している毎日です。なぜ言葉が大事かと言えば、言葉はツールですから、たとえば腕時計を修理するには専用

大晦日に:すべての定期購読マガジン

大晦日に言うようなことではないですが、負けている人は次に勝てるチャンスがあります。しかし、「負けていることを認めようとしない人」はずっと勝てませんね。勝ち負けというのは短絡的な意味の価値ではないですが、と信号待ちの老人は言った。 来年もよろしくお願いいたします。

定期購読マガジンについて。

あるベテラン俳優の撮影をしたときのこと。インタビューがある場合は、その人の話を聞いて、話している表情や雰囲気を知ったあとに撮影することにしているんですが、その日はどうしても別の撮影に行かなければいけなかったので、先に撮らせてもらうことにしました。 少しだけ話してから撮影。撮り終わって、失礼ですがインタビューを聞かずに失礼します、と伝えると、その俳優は「これからすごく面白い話をしようと思っていたのにな」とニッコリして言います。本当はもちろんお話を聞きたかったんですが、そのいた

バーキンのバッグ:Anizine PDLB 博士の普通の愛情

ある時、エルメスの会長だったジャン=ルイ・デュマが、飛行機でジェーン・バーキンの隣に乗り合わせた。ジェーンが「生まれたばかりの子供がいる自分に合うバッグがない」と不満を伝えたことから作られたという「バーキン」。 俺はParisの「REX」でジェーンのライブがあったとき、パーティでちらっと話したことしかないけど、とてもチャーミングで素敵な人だった。10年くらい前には羽田空港で見かけたことがある。Parisから到着すると報道陣が待ち構えていたので誰かが来るのだろうと思ったら、デ

ボンヤリする会:Anizine

10月中旬に、久しぶりに「ボンヤリする会」をやろうと思います。参加希望の方(Anizine、写真の部屋、博士の普通の愛情のメンバーならどなたでも)はコメントをしておいてください。

究極の選択。

せっかちな人のために結論だけ先に書くと、素直でシンプルな人は成功するよね。そしてモテるよね。成功とは「他人から求められること」だから、好かれない人は成功もしない。 「究極の選択です。素直で性格がよくて頭のいい美人と、ねじ曲がった性格で頭の悪いブス、あなたならどちらと付き合いたいですか」と聞いてみる。 オフィシャルな発言としては当然アウトなんだけど、友人だけのお酒の場で聞いてみると答えはひとつ。「それって究極の選択じゃないじゃん」だ。