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今更のようですが、2ヶ月と少し前、人生で3回目の引ッ越しをしました!
生まれ育った家を離れ、彼此3年目になるので、時期はたがえど殆ど1年に1回のペースで棲み処を変えていたようです。

一人暮らしを初めてした街は、少々地味ではあるけれど、小さすぎず大きすぎない、ちょうどいい街。
二つ目は、ちょっと広くて交通の便もよい場所で羽を伸ばそうと、利便性に優れた有名な街。
そして、今住む三つ目の街は、私が実家に暮らしていた頃からずっと住んでみたかった、憧れと私の「好き」が溢れる場所。

今日は、私が今暮らしている街について、ご紹介します。

いちおう名前は伏せますが、東京都内の比較的小さな街です。
私は本当に数年前から、この駅(を貫く路線)近辺に生活をたててみたいと思っていて、やっと希望が叶ったという思いです。
もうじき3ヶ月が経ちますが、未だに「遂に住んじゃったなあ~」と、一人帰り道にニヤニヤしてしまいます。

居住選びには、その街の空気感を最も重要視します。
スーパーやコンビニ、薬局はある程度近い方が良いし、手紙を書くのでポストも近くにある方が便利。
出来れば日中は音楽が鳴っていて欲しいし、人込み過ぎるのは苦手なので大きすぎない駅が良い。
学校が近くにあると安心する(大学生を見るのが好きなので大学が好ましい)し、外からの人が少ない、村みたいな街が好き。
あと、サッパリと1杯だけ飲んですぐ帰れるような、バーや立ち飲み屋さんがあると最高…。

今までもそうやって選んで来たつもりですが、今回の街は、私が長きにわたり羨望しつづけただけあって、やはり経験の中でいちばん好きな街です!
別の場所にいても、早くあの街へ帰りたいと思うし、まだ数ヶ月しか経っていませんが、きっと今回ばかりは長く、ここに骨づくのだろうなとイメージできます。
住んでみたら、外から見るのと少し違った…と残念に思う事だけは避けたかったのですが、全くの無問題でした。
日々幸せが増長し、引ッ越しを思い切った自分に拍手を送りたい気持ちに恵まれます。

一つ前の家の更新時期は全然まだだったので、急いで拠点を変える必要は無かったのですが、私の心中へ定期的におとずれる「…いまだ!」の念に駆り立てられ、気が付けば電気・ガスの契約住所を変更していました。
もう少し考えてから発言・行動しなさい、とよく叱られた人生ですが、今回ばかりは成功の宴を両親の眼前で挙げたい気分です!

引ッ越しをして最も良かったのが、「近所に居酒屋がある(しかも3軒!!!)」というところです…。
またまた酒話で恐縮ですが、私の過去の記事「私と酒①」にも書いたように、一つ前のアパート付近には、本当に気軽な居酒屋が無く、とても寂しい思いをしました。
その代わり、自宅での飲酒スキルに磨きをかける事が出来ましたので(是非「私と酒①」もご講読下さい!)、結果としては良かったと捉えたいですが、やはり居酒屋という空間が本当に好きで…
しかも、酒好き特有かと思いますが、やっぱりある程度どっしりと度数を感じられるお酒を提供するお店へ行きつけたいところで、近所の居酒屋さんは何処もその度合いがとても美しい(しっかり濃い)のです…
酒好きに選ばれ、住み古された街なのか?と疑ってしまうほど、軒並み素晴らしいお店たちに囲まれております。
気に入ったお店や場所には、いつまでもそのままで続いてほしいと願うので、これからも沢山お世話になるつもりです。

最近は、私にとって特別な季節が到来しているとは言え、少々滅入ってしまうほど、灼熱の日々が続いています。
気候変動は人間がもたらした地球への害悪ですので、こんな仕打ちは当然のことなのでしょう。
地球規模の広い問題から、対弱き人類との小さな問題まで、日々色々な傷を表情に刻みながらしか生きられないところで、今日も齷齪しています。
今何処に居て、何と対話しどう活動する事が、自分にとって、誰かにとって幸せなのかを考える事について、思考を断ってはいけないと思います。
だからこそ、最低限の自分でちゃんと生き延びさせてくれる何かを、雲が空を流れるくらい自然に、丁重に傍に置いておきたいのです。

私にとってそれは、この街に暮らす事なのかもしれません。

私へ、この夏をたいせつに生きてください。私より

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