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キース・ヘリング展に行こう! @兵庫県立美術館

2024年4月27日〜6月23日まで兵庫県立美術館でキース・ヘリング展が開催中。

キース・ヘリングは戦後のニューヨークで活躍した現代アーティストで、来日したこともあるんだとか。キース・ヘリングという名前は知らなくても、コラボグッズとかで作品というかキャラクターというかデザインを見たことがある人も多い気がします。

西洋美術オタクのわたくし。
僭越ながら、「うぉ〜!おもろ〜!」を3つほど!


1、展示のこだわり

キース・ヘリングが一躍有名になったのは「サブウェイ・ドローイング」という地下鉄の広告スペースに描いた作品群だそうで。(知りませんでした•••)
落書きと思われても仕方ないだろうに、それをアートに昇華させたところはアーティストとしての実力。
バスキアも同じように有名になったし、今だとバンクシーみたいな感じかしら。

地下鉄が通る音とかがあってもよかったかも

地下鉄のホームなどで描かれていた雰囲気を出すために展示の壁がタイル調になっていてこだわりを感じました。
私はニューヨークに行ったことはありませんが、ストリート風というかなんというか。そういう雰囲気がヒシヒシと。

ブラックライトで照らされたエリアもあったり、

グッズ売り場もこだわっていて。

グッズ見本が展示されています。

キース・ヘリングというアーティストとその生きた時代を作品だけではなく展示エリア全体で表現していて楽しかったです。

2、アーティストのプレイリスト

美術館=静かな場所、というイメージがあります。大きな声ははばかられるし、音が出ている場所は映像作品の展示エリア。
今回のキース・ヘリング展では一部のエリアで音楽がかけられています。
ストリートミュージック。ニューヨークのイメージでしょうか。

展覧会入ってすぐストリートミュージックが🎶

好きな音楽ってその人の個性というか嗜好というか。どういう音楽を聞いているかで、服装とか化粧とかも変わったり、誰かと仲良くなれたり。

アーティストがどういう音楽に触れていたか。ちょっと気になります。
音楽と作品にも関連がありそう。
アーティストのプレイリストの紹介。展覧会も目で楽しむだけではなく、耳で楽しむもありだな、と思いました。

3、コラボグッズの走り

キース・ヘリングは自分の作品をグッズにして、ポップショップで販売していたそうです。1号店はニューヨーク、2号展はまさかの東京。
自分の作品を安売りしていると周囲から反発もあったようですが、ウォーホルが背中を押してくれたとのこと。

ウォーホルとも仲が良かったみたいです

今でこそ「アーティストの作品をグッズにする」は一般的ですが、そうなるまでにはやはり歴史があるんだなと。
展覧会ではグッズを見るのも楽しみの一つ。グッズにしてもらうことでアーティストをより身近に感じることができる気がします。

その先駆けとして頑張ってくれたキース・ヘリングとウォーホルに感謝です。

キース・ヘリング美術館が山梨県にあるそうで。(これも知らんかった。)
遠いけど、遠いけど。行ってみたいなと思いました。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます!Dank je wel !

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