頂き女子りりちゃんのマニュアルを読む
頂き女子りりちゃんこと渡邊真衣被告(以下りりちゃん)のマニュアルが公開されている、というので読んでみた。
その前に、記念すべき小生のnoteデビューの一発目記事が、なぜこんな俗っぽいものなのかといえば、このnoteは私が目標とする「茨城動物王国(仮称)」建設のための資金作りが目的だからである。可愛い動物たちと一緒に暮らす広大な屋敷や設備の購入には資金が必要なのだ。
さらには現在3匹いる猫との生活を維持するためには、ご飯代、お水代、チュール代、猫砂代などがいくらあっても足りない。当方は貧乏なのであります。ご援助・賛同して頂ける方はぜひサポートを(注・本記事の末尾までスクロールされたい)。
そして、真面目な記事は他媒体で書く。このnoteはこんな感じでやっていく。
・りりちゃん、塀の中に約8年か?
さてこのりりちゃん、約1億5,500万円を詐取したなどの容疑で起訴され、これが組織犯罪処罰法違反ということで、第一審で懲役9年の実刑判決を受けている(2024年4月22日)。りりちゃんは控訴したというが、おそらく良くある収監までの時間稼ぎであろう。未決勾留期間(刑が確定していない間に拘留されている日数)はふつう、実刑の期間に一部算入されるが、それを差し引いても最低8年前後というところであろう。
控訴審で多少減刑できれば儲けもの、という弁護団の苦肉の策か。いずれにせよりりちゃんは、現在25歳という。これに8年をプラスすれば33歳。実際には控訴審での確定があるから34歳~くらいになるのか。人生の一番楽しい期間を、府中で過ごすのかと思うと、涙がちょちょぎれるのである。
りりちゃんは詐取した1億5,500万円のほとんどをホストクラブにつぎ込んでいた。これほどの金を集めたのなら、なぜ不動産とかETFを買わなかったのか…という疑問はこの手の人間には通用しないから割愛する。この事件では「詐欺で得た金と知りながら」それを受け取ったホスト側も立件されている。
ああ…官を怒らせたのだな。官は風紀の乱れに厳しいから。官を怒らせたら怖い。官を怒らせたりりちゃんとホストが悪かったとしか言いようがない。
・りりちゃんのマニュアルを私に引き寄せて読み解く
さてくだんのマニュアルである。「男性もOK」と書いてあるので、私にも何か得るところがあるのかもしれない。ざっと読んで思ったのは「ちいかわを勝手に使うな」ということ。ちいかわの画像がおそらく無断で引用されているが、引用の範囲を超えている。まずこれはよろしくない。
りりちゃんはマニュアルの中で搾取するシニア男性を「おぢ」と表現し、それは以下の三種類に大別されると述べ、「この3種類のおぢを瞬時に見極めて沢山頂きができるようになりましょう」と説く。それは、
①テイカーおぢ(クソおぢ)
②マッチャーおぢ(中間)
③ギバーおぢ(良おぢ)
であり、具体的には、
1)は搾取の対象ではなく、2)はある程度までの可能性はあるものの主目標とはなりえず、もっぱら搾取のターゲットとするのは3)であるとする。では3)のギバーおぢ(良おぢ)の特徴をりりちゃんはどう定義しているのか。それは以下である。
上記を小生に引き合わせて子細に分解していこう。りりちゃんは基本的には、こういった3)ギバーおぢ(良おぢ)を、風俗に来た客、マッチングアプリ、キャバクラなどの客から探索するべきと説くが、その前提条件としては「40代以上の人を狙い目にして設定」というのだから、年齢だけを見れば現在41歳の小生もこのターゲット範疇に全然なると言える。さてりりちゃんいわく、
の部分の、「独り身が多い」というのはわかるが、「全部自己責任の考え」という部分に、詳細なる解説をしていないところが、りりちゃんの詰めの甘いところだ。だから官を怒らせるのである。これを小生が意訳するに、「被害者意識が強い中年男性」といったところか。たしかに、「私が寂しいのは私の責任ではなく、資本家と、それと結託した独占資本のせいだ」という民主的自意識を持っている中年は、搾取のターゲットにはしづらいであろう。
小生など、自らが生きにくい原因のすべてを、「明治維新以降の、天皇制国家による、現代的小作農からの搾取」に求めているのだから、これには当てはまらない。「普通のサラリーマンが多い」というのも、小生は自営業だから違う。むろん「多い」というだけなので、例外も想定しているのであろう。
・ただ何となく生きている~…それ俺じゃん。
の部分はどうか。繰り返すように小生は自営業だから「出社」「毎日仕事に行って」の部分は当てはまらない。小生にとって仕事場とは自宅と同義なり。しかし、「ただなんとなく生活のため」という部分はドンピシャリである。
作家業ほど儲からない職業はない。小生など単著を30冊近く出しているが、取材・資料集め・前記取材と資料集めにかかる新聞図書費と交通費(主に高速道路とガソリン)、宿泊費等・その他雑費で全部消えるどころか大赤字である。出版印税で生活できる時代は島耕作が課長だったときで終わっているのだ。ふざけるなと言いたい。もっと小生に印税を渡せといっても詮無きことなのであるが、「生活のため」という、りりちゃんの言はズシンと心に突き刺さる。
これはどうか。小生には確かに夢や希望がない。これっぽっちもない。あるのは目標だけである。茨城県に動物王国を作るのが当座の目標であるが、それは夢や希望ではなく「実現可能な目標」である。夢や希望には実現可能性が含まれていない。目標には可能性が含まれている。1%でも3%でも実現可能性がある事柄を「夢」とは言わない。それは目標である。午睡している中、空を飛ぶ夢を見たとてそこには僅かの実現希望性もないわけである。そんなものに構っている暇はない。
むろんその目標実現のためには金が必要なのであり、「お金の使い道がない」というのは小生には当てはまらぬ。しかし「自分にあまりお金をかける癖がない」というのはどういうことであろうか。これは「自分にあまりお金をかける習慣がない」と読み替えるべきだ。
美容、脱毛、スポーツジムなどに金を払わないと言っているのだろうが、金がないから仕方がないではないか。しかしそれでも、月に数千円くらいを割くくらいの予算措置は小生でもやっている。小生はチョコザップの会員だが、月会費は約3,000円である。ちなみに小生は、あご・首まわり・唇周辺の永久脱毛をやっているが、それでも「むにむに」と生えてくる。許せないのだ産毛が。生き残った毛根どもたちが。
では、
の部分はどうであろう。「癒し」は小生、我が猫3匹から得ているので十分である。「寂しい」というのも、猫たちで十分である(むろん、さらなる拡張を目指してはいる)。「自分の話を聞いくれるような人…」というのは、小生はラジオ出演等などで一方的にその欲を満たしているのだから、特段あたらない。問題は、
という部分だ。「清潔感」の有無は自己判定できぬが(たぶん確実にネガティブなのだろう)、「ネット世界に興味無い」というのは半分当たっている。小生はそのツイッター(現X)のフォロワーが約74,000人いると同時に、小生のフォローも約28,000人もおる。できるだけ相互フォローしたいと思っているが、事務的処理が追い付かないだけである(よってフォロー歓迎)。興味がない以前の問題で、ツイッターには日々、諸氏の見解や写真が乱舞しておる。
はてさて「モテたことがない」「恋愛経験が少ない」とういう箇所が、りりちゃんがこの手の中年男を搾取のターゲットとするに、最も強調したい部分だったのではないか。であるならばこの部分に下線をひくなり強調文字とするべきだがそうしていないところに詰めの甘さを感じる。だから官が怒るのである。
これを小生に引き合わせて考えると、モテとは何か、という定義問題を置いておくとしても、それが社会通念上の「異性との密接交遊」とするとして、小生はやはり10代、20代前半まではまったく精神的童貞であった。
小生の童貞失陥は18の時であるが、それは肉体の部門であり精神は未熟のままであった。したがって、まずもって異性とどう話してよいのかわからぬ。小生が大学生の時など、「自公・自公保連立政権の是非(2001年当時、保=扇千景党首の保守党)」を合コンの席で大演説して、同志社女子の学生から「ゴミを観るような目で」睥睨された経験を持ち、爾来二度とその手のハレの場には呼ばれなくなったのである。
その当時小生だって、なにもわざと異性から「ゴミ」扱いされることを望んでいたわけではない。それでも精一杯の「背伸びの結果の」モーレツ・アッピールだったのであるが、完全に不発であった。当然恋愛経験というのもほぼゼロであった。
・本上まなみからの最後通牒
小生の大学のゼミ生にA嬢というのが居て、女優の本上まなみ氏に至極似ていて、美人だと評判であった。実際には、A嬢は本上を基調としつつギャルの属性が入っていた。要するにリア充女であった。
小生はA嬢もとい、この本上と昵懇になりたかった。しかしどうやって昵懇になってよいのか、その方法論が分からなかった。よって小生は、本上とゼミの教室で、或いは学食で、できるだけ本上の席に近接し、田中角栄の口調で話しかけて、相手方の警戒心を解き、もって我が方に誘引しようと画策したのである。日本陸軍が伝統的に得意とする近接肉弾・切り込み戦法。あるいは日本海軍の近接夜襲による一撃粉砕の例に倣ったのである。
しばらくそういう場面が続いたのち、或る日、本上が意を決したように小生に言った。
「あのさー、古谷君。歯磨いてる?息が匂うよ」
悪鬼ルーズベルトによる対日最後通牒よりも過酷な絶縁宣言である。小生はすわ死にたくなり、なかんずく爆弾三勇士の最期を思い浮かべたのであるが、爾来舌ブラッシングと口腔スプレーだけは念入りに心掛けており、舌苔の根絶は小生の至上命題になっている。
こんな小生からすると、りりちゃんの指摘にも自覚するところは大である。「モテたことがない」「恋愛経験が少ない」…。なるほどその通り、まさしく小生のことを言っているのである。仕方がないじゃないか。非モテなんだから。
一方後半の、
はどうであろうか。「熱中する趣味」というが、小生の場合、趣味=仕事なので、多趣味とも無趣味ともいえる。そういえば小生が尊崇する村上龍先生の『無趣味のすすめ』というエッセイを読者諸兄は読んだことがあるか。詳細は全部この中に書いてあるから参照されたい。小生に趣味というものはない。
「女子への理想が低い」というのはいかがか。またぞろこれを意訳するに「多少不細工な女子でも許容してくれる中年男」と読み替えるべきか。そんなものは現地司令官の立場に立ってみなければ、その時でなければ分からん。「気遣い…」「こちら目線…」云々も同様である。もうこれは中年男の範疇ではなく、対人コミュニケーションの問題であり、年代は関係ないと言えよう。
「無駄な誘いをしてこない」「一人でいることが多い」「一人暮らしの人が多い(実家暮らしでも頂いたことある)」「寂しいからLINE即レスで返してくる」はむしろすでに述べた属性の付属的なものであろうし、捨て置く。
ちなみに小生は、「LINE即レス」をしない。これは寂しくないからではなく、単に面倒くさいからであり、緊急を要するものは電話をしている。択捉島単冠湾から真珠湾に行く機動部隊が、わざわざLINEをしないのと同じである。重要かつ至急の連絡にSNSアプリは向いていない。
・決して官を怒らせてはいけない~りりちゃんの教訓
ここまでりりちゃんの「搾取のターゲットになる中年男の特徴」に照らし合わせると、小生の半分はドンピシャリであり、また半分は適応外とも言える。結論からするとよくわからない。
人間を、それがたとえ冴えない中年男であっても、それを大きく三分類して攻略しようという、その単純な人間理解という世界観が、つまり、りりちゃんがBAKAで無教養な人間であることを物語っているが、それをこの文脈で言ったらお終いなのであって、我々中年男性は「搾取のターゲット」にならないよう日頃から哨戒して注意するか、仮に「搾取のターゲット」となってもそれに事後反撃するだけの十分な自衛力を整備するべきである。
しかし…。府中に8年、9年弱とは長い。官を怒らせない人生のほうが、りりちゃんよりよほど快楽だと思うのは小生だけであろうか。(了)
茨城に動物王国を作りたい!という目的でnoteを始めました。茨城県に広い土地を買って、猫、犬、ワラビー、アリクイ、爬虫類などの可愛い動物たちに囲まれて暮らしたいです。頂いたサポートは動物王国建国のための資金として、生活費とは別の口座にプールします。宜しくお願いします。