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施術が変わった!?!?

 前回の投稿から、随分と時間が経っていました。
記事を読んでくださる皆様、本当にありがとうございます!

 今回は、昨年末くらいからできるように(?)なった施術のお話です。

本当に揉む必要ある??〜素朴な疑問〜

 ある日の夜のこと。
 いつものように、奥さんからマッサージして欲しい、と頼まれました。

 どうやら、パソコン作業をしていて疲れた様子。

 うつ伏せになっている奥さんの横に座ろうとした時です。

 ふと、
「あれ?コレって揉む必要あるんだろうか??」

 と、今まで考えたこともない疑問が浮かびました。

 「肩こりって要するに、肩周りの筋肉の過緊張だよね。ってことは、緊張が抜ければ良いんだよね。」

「やっぱり揉む必要ないじゃん」 

 僕は、うつ伏せになる奥さんの背中に手を当て、体の奥に力を通していきます。 
 すると、不思議なことに、奥さんの体の内側(筋肉など)が勝手に動き出します😲

 体の表面から奥(骨)に向かって、じんわりと力を通していく。ただそれだけで、相手の体が勝手に反応して動いていく。

 背中側を一通りやり終え、続いて仰向けになってもらい、こちら側も同じく。

 終わった後、奥さんに感想を聞くと「野口整体みたい」と・・・。

 僕は野口整体を受けたり、学んだりしたことはありませんが、「整体」という言葉を作ったのが野口整体の創始者、故・野口晴哉先生だということは知っていたましたし、物凄い人物だと物の本で読んだことがありました。

 何故、揉む必要が無い。と感じたのか。 

 「システマ」というロシアの軍隊格闘技(トレーニング法)の動画を観た、「緊張を抜く」という考え方が影響しているのだと思います。
(僕は、体の研究の一環として、スポーツチャンバラという競技をしていて、武術系のYouTubeチャンネルなどもよく観るのです)

デモンストレーションと検証

 奥さんへの施術後、
「施術をわかりやすく伝える方法はないかな?」
と考えてみたらある方法を閃きました。

それが下の①〜③を感じてもらうというもの。

  1. 握った手の指が緩む

  2. 手の動かしやすくなる(滑らかになる)

  3. 手を握る力が入りやすくなる

 簡易的に施術を説明するときに、デモンストレーションとしてその方法を使って体験してもらっているのですが、ある時またしても閃きます。

 肘から下の施術で動かしやすくなったり、力が入りやすくなるなら、全身でも同じことが起きるはず。

 検証したいな〜、と思っていたら適任者現る!!

 偶然、知り合った方がなんと体操の先生!
検証を申し出たところ快!どんな技が良いですかね〜と提案くださったのが「倒立上水平」。

 倒立をして、腕2本で体を支えたまま、脚を降ろして体が床に平行になったところで止まる技!!😳

 「僕、3秒くらいしか維持できないんですよ〜」
 と、謙遜しながらも実演してくれる先生。いや・・・3秒できるだけでも凄すぎますって・・・。(僕なんて倒立どころか、逆立ちすらできないよ!?)

 で、早速施術。 施術直後は、あんまり変わった感じしないけどなぁ…といった感じの先生の雰囲気。

 マジで・・・!?嘘じゃない!?😳

 倒立の姿勢に入ろうとした先生が、明らかに驚きの表情を浮かべる。
 (おっ、やっぱなんか変わってたな)
と、僕は内心にやり。

 ここからが凄かった…

 先生の表情が驚きから一変、集中へと変わり、倒立姿勢から脚を降ろしていく。
 スー、ピタッ。
 いち、に、さん、し、ご、ろく、なな。

 ふぅ~、と息をつきながら僕の方へ歩いてくる先生。

先生 「いや~、凄いですね!もっと行けそうでした!動画撮っておけば良かったですね!」

僕 「脚を降ろすスピードが最初の倍くらい早かったですよね!?しかも、最初にやってもらった時は一度下にぶれてから修正したのにそれもなくて、スー、ピタッて止まってましたよね!?本当は元々できた、とかじゃないですよね?」 

先生 「いや、そんなことは無いです。調子よくても4秒くらい。7秒まではいかないです。途中でやめちゃいましたけど、多分、体感的には15秒くらいは行けそうでした(笑)」

僕「やっぱり…実は、まだ余裕有りそうに見えました(笑)」

先生「ですです。結構、余裕有りました(笑)」

 僕の文章力じゃ伝わらないと思うのだけど、自分でも信じられないくらいの変化。

 今後、更に検証を重ねたいと思っていて、そのうちの一つが握力測定。
 肘から手先までの施術、背中側だけ、腹側だけなど条件を変えてどの程度数値に影響があるのかなど検証しようと考えています。

 もう一つ気になるのが、施術効果の維持時間。体は良い状態を経験すると小脳がその運動イメージを記憶→再現してくれるようになるので、1回目、2回目と回を追うごとに効果維持時間は伸びていくはず。
 とは言え、人それぞれで体の使い方の癖や力みやすい部位、緩みやすい部位、疲れ、歪みなど様々有るものなので、施術をするのとしないのとでは、数値・時間は変化するとは思うのですが。

 治療効果を謳う整体などからリラクゼーションマッサージまで、色々な施術がありますが、どんな施術にしても
「リラクゼーション=心も体もより良い状態になる」 
ということが言えると思います。

 言い換えると、スポーツなどでのパフォーマンス向上と癒やしは同じ方向性。

 本来ならば、どちらの要求にも応えられ、数値などにも変化が現れるものなのかな、と今は思います。

最後に

 デモンストレーションを体験してくださった方から、よく「エネルギーヒーリングなの!?」と言われますが、

この施術は物理です。

(とはいえ、施術者の意図とは無関係に観測できないエネルギーが働くのは当然なのですが…)

もしかしたら、僕以外の人ができるようになって初めて、「物理だった。」と信じてもらえるようになるのかもしれませんね(笑)

最後までお付き合い頂きありがとうございました😊

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