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なでしこジャパンの復活を望む。

今日のテーマにありがとうございます。

悲しみの中の希望

2011FIFA 女子W杯ドイツ大会で、日本女子代表愛称なでしこジャパンが快進撃を果たしてくれた。

あの未曽有の東日本大震災は、日本中を悲しみのどん底に突き落とし、ある意味サッカーどころではなかったかも知れない。言うまでもなく女子サッカーへの関心は薄かったのも事実で、あまり注目はされていなかった。

グループリーグでなでしこジャパンはニュージーランドに2-1で勝ち、続いてメキシコに4-0の勝利により決勝進出へと駒を進めた。

準々決勝は開催国でもある強豪ドイツだ。ドイツの攻撃を守り切り0-0で延長戦となった。延長後半に突入まもなく、澤穂希選手からのパスを、丸山桂里奈選手が相手をいなしながら右足でゴールを決めてくれた。これが決勝点となり、初めてのベスト4である。

優勝候補とも言われていたドイツに勝ったことは、奇跡的な出来事のように見えるけれど、日本中が悲しみにくれる、そんなときになでしこジャパンが勇気をもたらしてくれたのだから、これは必然なんじゃないかと思ったりもする。

いよいよ準決勝はスウェーデンが立ちはだかることになった。前半の早い段階でスウェーデンに先制されてしまったのだが、およそ10分後、川澄奈穂美選手が点を取り返してくれた。

そして後半、澤穂希選手が勝ち越し点を決めてくれた。続けて川澄選手が見事なロングシュートを決めついに決勝進出を果たしたのだ。

選手たちチーム以外、一体、誰が決勝まで行けるなんて信じただろうか。まさしくこれも、日本中に元気を届けるためにもたらされた必然だったと思うことにしたい。

女子サッカーW杯、初の決勝は激しい闘いとなる

なでしこジャパンは初の決勝に臨むことに。相手と言えば世界ランキング常連の1位、日本が24戦全敗しているアメリカだ。

アメリカにしてみれば体格的に劣る日本は、一度も勝ったことのない相手だから、自分たちが負けるはずがないと思い込んでいるかも知れない。

さすがアメリカのパワーとスピードある攻撃だったが、どうにかしのいで、前半を折り返した。後半もすでに半分の時間が過ぎついにアメリカに先制されてしまった。しかし、日本は粘って宮間あや選手がゴールを決めたのだ。

ついに1-1で、延長戦に突入することに。延長前半終了間際、アメリカにやれらてしまった。延長後半戦も残りわずか、刻々と時間がせまる、もはやここまでかと思われる中、澤選手がボールを流し込むようについにゴールを決め同点に追いついたのだ。

ついについに決着がつかず、2-2で延長戦は終了となってしまった。決着はPK戦へともつれ込んでしまった。

さあ、アメリカの1本目、守護神・海堀あゆみ選手はなんと神技のごとく、右足でスーパーセーブをやってのけたのだ。このビッグセーブは、いわゆる勝負の流れを変えた。

アメリカは連続して外してしまい、4人目の熊谷紗希選手が冷静に決めて、PK 3-1で、日本は初優勝を果たしてくれた。

ほとんど注目されてこなかった女子サッカーではあったけれど、この大会での大活躍によって、震災で苦しむ日本中がなでしこジャパンからの勇気と希望を与えられたのではないかと思う。

数あるサッカーの忘れられないシーンではあるけれど、この優勝を勝ち取った決勝戦は特筆に値するだろう。

激闘を制した選手・チーム・監督・スタッフの皆様へ感謝したい。そして、若い世代へと引き継がれ、新しい時代のなでしこジャパンとして復活を望みたい。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


#サッカーの忘れられないシーン

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