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超初心者のレンタル農園日記。016.

さつま芋のつる返し

この時季、さつま芋のつるは伸び放題になり、地面に接触する節々から根が這る。これは「不定根」と呼ばれるもので、この根も芋になろうとして、つまり、成長のため葉が過剰に茂る。

葉が過剰に伸びれば養分を奪われ、本来の軸の中心にある芋に養分が回らなくなってしまい、大きく育たなくなると言われている。肝心の芋が育たないことを通称「つるボケ」と言うそうだ。

で、つるを起こして地面に這った根を剥がしてやる作業が「つる返し」と言う訳だ。

(苗の作付けは006・5月10日、収穫予定は9月下旬~10月上旬)

秋作の準備

秋作じゃが芋の植え付け時季を今月下旬に予定している。逆算して今日あたり、収穫後の空いた場所を掘り起こし、硬くなった土を砕きつつほぐす作業を行った。日差しもまだまだ強いので太陽光殺菌を兼ねる。

収穫後の残渣もそれなりに枯れたので、刈込バサミなどで細かく裁断したり、米ぬかをまぶして放置することに。

秋作じゃが芋の植え付けの少なくとも1週間前には新たな畝立ても準備する必要があるため、2週間前の今日の作業となった。

(さつま芋の畝以外の空きスペースの掘り起こし)

小動物が出没?

他の区画で、トウモロコシを作っている方も何人か居らっしゃる。で、聞くところによれば、カラスに食われたらしい、とかの話もあるが真相は不明。

今日、こんな足跡を発見した。たまたま指導員が来園していたので聞いてみた。どう見ても犬猫のものではなさそう。とすれば、どうやらハクビシンかも知れない。
どうやらトウモロコシを食い荒らした犯人はハクビシンか?

このレンタル農園の東側は林や竹やぶが密集しているが、日中は潜んでいるのだろうか。

(柔らかな畑地、かなり深い足跡)

わずかに旧農家なども点在するが、このレンタル農園の周辺は殆ど住宅や商業施設、ところどころに小工場、車の往来も激しく一応は都会だ。
近年、都会にまで害獣が増えつつある傾向と聞く。

都会に害獣が増え始めた理由は単純明快だ。周辺の里山、耕作放棄地等々、耳障りの良いSDGsとばかり、ソーラーパネルの設置が盛んに行われ、むしろ環境破壊でしかない開発の影響は否定できない。

初めて農作業の真似ごとをする機会を得て、学ぶことは多い。小動物の足跡を目の当たりにして、とうとうこんな都会にまで侵入してきたのかと思うと、何だかやりきれない気持ちが湧いてくる。



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