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「図解 自分を操る超集中力」まずは勉強法の勉強から

著者    ・ メンタリストDaiGo
発行日   ・ 201707

手に取った理由

リストにあった本の中でも一番最初に読むべき「勉強法の勉強」の本だったため。同じ著者の「人生を思い通りに操る片付けの心理法則」は読了済みのため、ある程度基礎知識があるところからのスタート。図解版があったのでそっちを手に取りました。分かりやすくて薄いのがイイネ!

目次

1集中力を操る3つのルール
2集中力を生む7つのエンジン
33つの回復法
45つの時間術

まとめ

各章末にあるまとめを書き出してみました

1集中力を操る3つのルール

 1集中力は生まれ持った素質ではない。トレーニングによって誰でも強化できる

 2ウィルパワーを高める方法は、2つ。総量を増やす方法と消費量を節約する方法

 3人は行動ではなく、意思決定で疲れる。決断の先延ばしはウィルパワーを減らす

 4集中力が長く続いているように見える人は、短時間の集中を繰り返している

 5もう少しやりたい、という気持ちを焦らすと、パフォーマンスが向上する

 6仕事や時間を短く区切る方が、集中力を発揮できる

 7脳が感じる疲労感は、思い込み

 8同じ作業をしていても、どこに意識を向けるかによって、結果に差がつく

2集中力を生む7つのエンジン

 1場所 色が持つ力を知るだけで自分を望む方向に誘導できる

 2場所 作業スペースに余計なものは置かない

 3姿勢 姿勢をよくすると前頭葉が活性化されて集中力がアップする

 4食事 低GI食品、ナッツ類、カフェインを上手に摂ると脳にエネルギーがいきわたる

 5感情 喜怒哀楽をスケジュールに組み合わせると、集中力がさらに高まる

 6習慣 習慣化すれば集中しなくても作業を処理できるようになる

 7運動 たった数分の軽い運動で消費したウィルパワーは回復する

 8瞑想 瞑想を習慣にすれば、集中力が鍛えられる

33つの回復法

 1睡眠不足は集中力を奪う原因となるので、適切な睡眠時間を確保する

 2睡眠の質は22時から夜中の2時の間に深い眠りに落ちているかどうかで決まる

 3寝る前にスマホ、テレビ、パソコンの画面を見ると、快眠を妨げる原因になる

 4目の疲れをとることで集中力を取り戻すことができる

 5目を温め、ストレッチを行い、休ませるとウィルパワーが回復する

 6特定の香りを嗅覚から脳へと送ることで疲労回復やリラックス効果が実現できる

 7情報を一時的に保つワーキングメモリーがいっぱいになると、集中力が低下する

 8不安や心配事を書き出すと、ワーキングメモリーがリセットされて、集中力が高まる

45つの時間術

 1起きてから2時間が生産性のピーク。毎朝の行動がその日の集中力を決める

 2朝はインプット、昼はアウトプット、夜は復習する時間に使う

 325分の集中と5分の休憩を繰り返すポモドーロテクニックで成果を上げる

 4ウルトラディアンリズムとは、90分+20分の集中しやすいリズムのこと

 5仕事や勉強の時間は短く区切る。本当に集中したいなら90分が目安

 6やるべきことをリスト化し、優先順位の高いものだけをやる

 7本当に大事なことのみ全力投球

 8あらかじめ1週間の余白の時間と1日の怠けタイムを用意しておく


☆少しでも時間の使い方に関する本を読んだことがある方は当たり前のことばっかだな?と思うかもしれない。けれどこのすべてに根拠となる論文を用意してエビデンスに基づいて解説している点がすごい。著者の力は難しいものを分かりやすく解説して並べることにあると思う。詳しい解説は個別の記事を参照してね、という感じだったので参考までにどうぞ。あと素直にとても分かりやすい。意識低いので助かる。


参考になった箇所


・ウィルパワー=前頭葉の、思考や感情をコントロールする力

・ウィルパワーの総量には限りがあり、集中力を使うことによって消耗していく
・ウィルパワーの出どころは1つしかない

☆ウィルパワーのおさらい。最初この概念を知ったとき「仕事もプライべートも生活習慣に至るまですべての意思決定の根源は1つ」というのに衝撃を受けた。


・ウィルパワーの鍛え方

日頃、無意識にしている行為(猫背、肘つき、足組みなど)をやらないようにすること=ハッと気づき、改める行為を繰り返すこと、でウィルパワーを鍛えられる

☆猫背、肘つき、足組みどれもあるある…。これを書いている今も20回くらいしそうになっていたのでPC前にいるときは特に注意しないといけない。ハッとなったらウィルパワー鍛えられてるぞ~と思うことで乗り切ろう。


・集中力の高い人は長時間集中していない。
 普通の人は30分が限度。できる人は短時間の集中を繰り返している。

☆この文章も15分5分の区切りで書いています。ノってるときに中断するのが苦痛すぎて引きはがす瞬間にすごいウィルパワーを消費しているのを感じる。


・アイデアが出やすい場所の3条件
 1天井が高い
 2薄暗い(黄色い)光
 3少しの騒々しさ

☆カフェが例として出されていたけど例えば夕方の公園なんかはどうだろう。


・コーヒーとヨーグルトを一緒に摂るとカフェインが切れた時の身体のだるさを回避できる

☆バターコーヒーと併用するとさらに効果が上がりそうだ。


参考にならないことにした箇所


・睡眠の質は22時~2時の間に決まる

☆(´・д・`)ヤダ!0時以降に寝る!!こちとらクロノタイプはオオカミ型なんじゃい!!!


・寝る前にスマホ、テレビ、パソコンの画面を見ると、快眠を妨げる原因になる

☆明らかに睡眠に支障をきたしているが、夜寝る前に読書をする=evernoteに文章を打つ、なので変えるのにものすごく抵抗がある。様子見。


この本をオススメできる人

勉強法を今まで意識したことがない初めて触れる初心者。
ある程度勉強した中級者が「あれってどうだっけ?」と見返すのにも向く。
とりあえずこれ1冊もっとけばだいたいカバーできるっしょ的安心感のある本。本文に登場するスキルは論文を根拠としていて信憑性がある。
またエッセンスが横一列で並べられているため自分に合ったものをいくつか選んで取り入れるという使い方ができる。


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