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動物看護師なら必ず勉強するべき法律 獣医関連法規#2 愛玩動物看護師試験対策



今回は動物看護師ならば絶対に理解しておかなければいけない

愛玩動物看護師法の目的
についてご紹介いたします。

法律の勉強は難しいイメージがありますが、ポイントを整理して理解すると覚えやすいです。

 【法規のポイント4つ】

1法律の目的 
2言葉の正確な意味
3ルール
4違反した時の罰則

 まず、

最初に勉強していただきたいのが 動物看護師なら必ず理解しておかなければいけない 「愛玩動物看護師法」の目的です。 

 【愛玩動物看護師法の目的】

 愛玩動物看護師法には目的についてこのように書かれています。

 第一条 

この法律は、

 愛玩動物看護師の資格を定めるとともに、 
その業務が適正に運用されるように規律し、 
 もって
 愛玩動物に関する獣医療の普及及び向上
並びに
 愛玩動物の適正な飼養に寄与する こと
を目的とする

とあります。


 文章が長いので少しづつ読み解いていきましょう。


 【愛玩動物とは?】

愛玩動物看護師が看護する「愛玩動物」の正確な意味について整理します。

 愛玩動物看護師法第二条
この法律において「愛玩動物」とは、
 獣医師法(昭和二十四年法律第百八十六号)第十七条に規定する飼育動物のうち、
 犬、猫その他政令で定める動物をいう

 とあります。

 注目は 
犬、猫その他政令で定める動物 です。

 犬や猫以外に
 動物看護師が「看護」しなければいけない動物がいます。 

 【愛玩動物看護師が「看護する」動物の対象】

 動物看護師が「看護」しなければいけない 
その他政令で定める動物とはどのような動物なのでしょうか? 

 動物看護師が「看護する」動物、それは

 獣医師法第17条に規定する動物で愛玩動物

 その他政令で定める動物
オウム科全種
カエデチョウ科全種
アトリ科全種 

 うずら、オウム科全種 カエデチョウ科全種 アトリ科全種
を「鳥類」とまとめると

愛玩動物看護師が勉強しなければいけない動物は


鳥類 となります。 


 【ハムスターやフェレットは動物看護師が診療できる!?】

 獣医師法第17条では 

獣医師でなければ 牛 馬 めん羊 山羊 豚 犬 猫 鳥類の診療をすることができない

とあります。

 ということは 

 牛馬めん羊山羊豚犬猫鳥類 以外の動物

ハムスターやフェレット、カメや金魚なら
獣医師じゃなくても診療することができる!
 とも解釈することができます。

 実は厳密にいうと
法律上獣医師でなくても
 牛馬めん羊山羊豚犬猫鳥類
以外の動物を 診療することができます。

 ただ、
残念ながら 診療ができたとしても
治療を行うことはできません。 

もし、
動物看護師がハムスターの診察をして

このハムスターにはガンだ!(病気の診断) 

とわかったとしても
 抗がん剤などの薬の処方や手術は 法律上、獣医師でなければできません。(薬機法) 

 結局、

治療 をするためには獣医師に相談をして薬を処方してもらうことになります。

動物の病気は獣医師に相談するのが確実です。


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