今日のレッスン Vol.5
メジャースケールは原点にして頂点
自分のレッスンでは必ずメジャースケールを教えます。
何故ならメジャースケールは原点にして頂点のスケールだからです。
これを覚えておけばどんな曲でもソロが弾けます。
理由はメジャースケールが「剣八」だからです。
メジャースケールを覚えることで出来ることを解説します。
1.じゃかしい言葉「モード」
〜メジャースケール=モード〜
「フリジアン」とか「ドリアン」とか、色々こざかしいことを言われますがこれらのモードはメジャースケールを覚えれば一撃で覚えられます。
その為にはスケールの覚え方が重要です。
(以下、Cのメジャースケールを学ぶ前提で話していきます)
まず6弦のC(6弦8f)から始まる形を覚えます。
これは「イオニアン」というモードになります。
メジャースケールの第一音から始まるモードとか言ってますが、いまはそんなこと気にしてもしょうがないので次に行きます。
次は6弦のDから始まる形を覚えます。
これは「ドリアン」というモードになります。
このようにして全てのモードを習得できます。
以下めんどくさいので省略します
Eから=フリジアン
Fから=リディアン
Gから=ミクソリディアン
Aから=エオリアン
Bから=ロクリアン
そしてこれらはダイアトニックコードに対応しています(後述)
メジャースケールを覚えた=モードを覚えた
ということです。
あとは、6弦以外からの形も認識しましょう。
これは
覚える必要がありません。
例えばイオニアンなら
5弦8fのF音からはじめればリディアンになります。
6弦と5弦、それぞれの関係を理解していきましょう。
また、両隣になんのモードがあるかも認識すると良いでしょう。
おめでとうございます。
貴方は全てのモードを習得しました。
2.モードを覚えたらどうすんねん
〜メジャースケールでソロを弾く〜
「Dmだからドリアンを使う」
「G7だからミクソリディアンの響きを…」
↑めんどくさい人がなんか言っていますが一旦無視します。
後でものすごくお世話になるので、伏線と思って保留しましょう。
まず、メジャースケールを使ってアドリブソロを弾いてみましょう
CメジャースケールなのでCメジャーのコード進行をつかいます。
C(Ⅰ)-Am(Ⅵ)-Dm(Ⅱ)-G7(Ⅴ)
1625進行を2回しするデータです。
いかがでしょうか?
なんとなくフレーズになると思います。
ここでいうメジャースケールを
「アヴェイラブル・ノート」といいます。
「利用可能な音」という意味ですね。
グレイトフル・デッドのジェリーガルシアなんかはメジャースケールだけで光の如きソロを紡ぎます。
3.これで君も剣八やね
〜じゃあモードっていつ使うんや?〜
アヴェイラブルノートの中でも「マイナーっぽい」とか「不安定だ」とかいう音の並びがあります。
こういった特性を使い分けることができるのがモードです。
例えばイオニアンはCM7のコードトーンにテンションである9th、11th、13thを足したスケールになります。
コードトーンを意識しながらイオニアンスケールを弾くと「メジャーっぽい」音並びになります。
これらはダイアトニックコードの並びに対応しています。
Ⅰ△7=イオニアン
Ⅱ-7=ドリアン
Ⅲ-7=フリジアン
Ⅳ△7=リディアン
Ⅴ7=ミクソリディアン
Ⅵ-7=エオリアン
Ⅶφ=ロクリアン
ざっくりとメジャー系とマイナー系で分けると
メジャー系→イオ、リディ、ミクソ
マイナー系→ドリ、フリ、エオ、ロク
となります。
同じメジャーでも、足すテンションはそれぞれ違います
イオニアンでは9th、11th、13thでしたが
リディアンでは9th、♯11th、13thとなり
4番目の音である11thの音の価値が変化します。
どう変化するか…は人それぞれというか、見える景色が違うと思いますので一概に特徴などは言えませんが、イオニアンの方が「素直」な印象を受けます。
では携帯を上にスクロールして、先ほどの1625のコードを先にバッキングで弾いたあと、その次にアドリブソロを弾いてみましょう。
コードの向こう側に隠れたテンションノートが見えたら無事「剣八」になれます。
4.世の中には変なコードがいっぱい
〜更木剣八は涅マユリに勝てない〜
表題の通り、世の中にはノンダイアトニックコードと括られる変なコードがたくさんあります。
転調、裏コード、ドッペルドミナント…
メジャースケールだけではソロが弾けないかも…
なので、メジャースケールをメロディックマイナースケールに「改変」してオルタードスケールを産み出します。
改変方法については直接レッスンでお聞きください。
1時間2000円で体験レッスンも受け付けております。
ぜひご連絡ください。
おわり。
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