アニメ「動物かんきょう会議」 第2話「虹色ピクニック」 (学習手引き書・日本語・英語版アーカイブ動画)
本教材の狙い
「動物かんきょう会議」に登場するキャラクターたちは、お国柄を漂わせる個性派ぞろい。そんな動物たちがくり広げる会議は、外国文化への無知や偏見、エゴも絡んだ議論に発展します。しかし、話し合いを通して、次第に相手を理解しはじめた動物たちは、地球の未来のためにできることを考えていきます。このDVD教材シリーズでは、世界から集まった動物たちが、身近な「かんきょう」問題をテーマに、おもしろおかしく話し合いをくり広げていく中で、視聴する皆さんに環境問題への興味と問題意識を喚起することをねらいとしています。指導される先生方も、児童・生徒の皆さんと一緒に「環境問題」を様々な側面から考え、生徒の皆さんも積極的に自分の意見を出し合ってほしいと思います。
第2話「虹色ピクニック」
ピクニックと言えばお弁当。でもワッシが大事なお弁当を忘れてしまいました。そこで、まわりの森で食べ物を集めて料理をつくることに。みんなでワイワイガヤガヤお昼ごはん。万事順調だったのですが…。
学習テーマ
森林(破壊)、地産地消
学習内容
第2話「虹色ピクニック」では、動物たちの森の中での楽しい食事をとおして、豊かな森は生き物にとってとても大切であること、そして身近で収穫される食物を食べて生活していくこと(地産地消)が環境にはとても優しいということを描いています。このエピソードは環境問題を声高に訴えるものではありませんが、見終わった後に、「豊かな自然と森が残っているということはなんて素晴らしいのだろう」ということを、生徒たちが素直に感じてくれることを狙っています。
以上のようなことを手がかりにして、このエピソードで生徒たちに考えてほしい、気づいてほしいことは以下のような点です。
①「地球上で急速に森林破壊が進んでいることについて知る」
②「①に関連して、森林が減ることによる環境へのダメージについて知る……地球温暖化の促進など」
③「食べ物の地産地消ということについて考えてみる……地産地消ということが、輸送コストという余分なエネルギーの大きな節約になるということ」
④「世界には各国特有の食べ物があり、その国を特色づけている」、などです。
課外授業などで、生徒たちに森林の素晴らしさを実感してもらうことも大事だと思います。「地産地消」に関しては、生徒たちが普段何気なく食べているものを一つ例にとって、それ一つを生産して消費者の口に入るまでに、輸送コストを含めていかに多くのエネルギーが費やされているかを知ることも、生徒たちには興味深いと思います。ある食べ物が生産されて、消費者の口に入るまでにいかに多くの手間暇とエネルギーが費やされているか考えることによって、生徒たちが、食べ物の大切さを少しでも実感することができればと思います。
授業展開のイメージ
①導入:生徒たちに、好きな食べ物やその産地について聞いてみる。
②DVD教材「動物かんきょう会議 第2話 虹色ピクニック」を視聴する。
③ハリー「……今世界中で森林破壊がおきている」という言葉を受けて、森林が失われていくことによって地球環境がどのような影響を受けると思うか、グループ別に話し合いを行う。
④Dr.ラビの「……その土地の食材を使えば、輸送エネルギーが少なくて済む」という言葉を受けて、世界各国の食べ物の自給率について考えてみる。……日本の低さを実感させる。
⑤DVD教材「動物かんきょう会議 第2話 虹色ピクニック」をもう一度視聴する。
英語版 「Rainbow Picnic」
The animals have come for a picnic but someone has forgotten the food! They gather and cook wild foods from the forest instead. It is all great fun until they roll down the hill after a wayward rice ball and plunge into the stream. A beautiful rainbow forms in the spray.
登場動物と声優
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