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無茶は承知の助。

新城温古さんの1st アルバム『Moon Flower』のアルバムをリリース、そしてリリースLiveでlive活け花をしてから約1ヶ月。先日、次回のLiveや2nd アルバムに向けて、我が家で打ち合わせがありました。

この人達との打ち合わせにはビールやワイン、それに合うつまみは必須。フランス人かよ。それらがないと憤慨して集団リンチを食らいます。もうフルボッコ。この前なんて全身の骨を折る大怪我を負いました。やっぱミュージシャンはロックだね。(←ロックに失礼。笑)

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「おい、まだかよ!」ってタカスギパイセンに「今作ってますから!もう少々お待ち下さいね!」って冷や汗かきながらボコられないようになだめる私の絵。(嘘です。タカスギケイさんは本当は超絶穏やかな人。笑)


まだ一年も満たない音楽生活の中、やれ歌えだの、やれチェロを弾けだの、やれ曲を書けだのと本当に破茶滅茶な方たちです(笑)
だけど、このメンバーとは音楽以外の話も本当に哲学的で有意義に話すことができる。だからこそ自然に身を預ける事ができるのだと思います。


さて、この忙しい生活の中で音楽に触れる、そしてそれを公開していくという作業は、なかなか日本では心理的ハードルがあると思います。なぜだと思いますか?答えは超シンプル且つ下らない。まぁ日本らしい悪習と言っても良いでしょう。


そのハードルとは…

「音楽やる暇があるなら、うちの案件を早くやってくれ!」的なやつです。


いや、これは実際直接言われたわけじゃないです。言葉のニュアンスで感じ取れる圧ってやつですね。ぶった切ったるわそんな奴の案件。


日本人とは勤勉でいつも忙しそうにしていることが美徳とされている。休みもろくに取らず、仕事が趣味ですとか言ってみたり。もちろん私は仕事が楽しくてやっているので、そこは相違ないです。楽しい仕事で食っていけているので幸せ者ですよ♪

ただ、だからと言って身体を休める為の休暇以外に趣味の為の休暇、又は趣味の為の1日の中の数時間を取る事を堂々と公表して何が悪いのでしょうか?

芸人がユーチューバーをやって何が悪い?

会社員がアーティストをやって何が悪い?

有名大学を出てないどこにでもいる人間が政治家になって何が悪い?

何も悪くない。もう思い付かないくらい悪いと言われているけれど、全く悪くない事がこの国には山ほどある。
そんなことに縛られ過ぎているから日本は先に進まない議論ばかりしているんだ。

「お前何目指してんの?何になりたいの?」「やめとけよそんなの。」なんて誰にも応援してもらえないのに我慢できなくて、後先考えずに飛び出していった人たちがどんどん活躍しているのを、知っているだろう?
「あいつ飛び出して行ったくせに結局やってる事は微妙だよね。」って誰かが叩いてくれて、あぁ、自分は飛び出さなくて良かったんだ…。ってホッとしてない?
そんな事やってる間に周りは息をつく暇もなく努力してるよ。


実は全く私も同じ環境でした。
anima garageを始めようと思った時は誰にも応援してもらえないし、周りの友達からも「お前何になりたいの?そろそろ腰を落ち着かせろよ。」と言われました。それでもやりたい事は明確だったから止まらなかったし、自分を制御なんてできなかったんです。

そのまま無我夢中で7年も走り続けちゃった。寝る間も惜しんでとにかく努力した。起きた瞬間から寝落ちする寸前までアートやデザインの事、お花の事を考える生活は本当に楽しかった。辛かった事も山ほどあった。

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写真:ハルプードル
有難い事に毎日仕事が絶えない程にお仕事を頂けるようになりました。クタクタです。実はクマがヤバい時期の撮影。(笑)


そしたらやっと結果が出てきたんですよね。うーん、まだ出始めたってとこだけど。ここからもまたきっと長いんだろうなぁ。10年、20年、30年と…。
だから、飛び出したもん勝ちなんですこの世の中は。それで失敗して失敗して失敗して失敗して失敗して、何度も失敗して、やっとたった一つの成功に出会えるわけです。

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私なんてその辺の人よりもっと失敗だらけですよ。まだ成功と呼べるものなんて何も得てないんだから。何が成功なのかって基準も人それぞれですしね。
だからまだまだ止まる事なんてできないんです。進む事が楽しいから。

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そんな私と同じように止まれと言われても止まる事が出来ない(しかし、かなり理性的で本質的な部分を持っている)作詞、作曲、ヴォーカル、ピアノを務める新城温古。実は心理カウンセラーでもあるすごい人。

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アメリカやブラジルに住んで、本場の音楽を経験し、プロ中のプロでありながら、分かりやすく音楽の楽しさと理論を教えてくれるジーザス兄の異名を持つ(呼んでるのはメンバー内のみ。笑)タカスギケイ。

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動画クリエイターでありながら、自身も質の高いオリジナル楽曲を配信し、そのレンズ越しの瞳で現代というものを一番的確に捕らえている工藤妃呂那。

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そして、電気技師でありながら空間デザイナー、更にはアーティストという肩書きも、うっかり追加してしまった、無茶は承知の助代表の福嶋慶太。

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この何ともバランスが取れた良いメンバーで、今後、活躍の場を広げていこうと思います。

新城温古さんの1st アルバム『Moon Flower』は以下のリンクから購入可能です。
アルバム中の1曲である『Beautiful days』は美しい映画のエンドロールで流れて欲しい一曲。

『消滅の時間』はジーザス兄であるタカスギケイのオリジナルアルバム内にある、インストに温古さんが詩を織り交ぜたコラボ作品。

そして『Spring』は、なななんとレジェンド級の詩人、絵本作家、脚本家でもある谷川俊太郎さんの許可を得て、谷川さんの詩に曲を彩ったコラボ作品である。

購入サイト
https://www.mercari.com/jp/u/283143010/

全9曲。1stにしてめちゃくちゃレベルの高いアルバムである。だが、なぜメルカリから購入可能なのかは私含め全員が謎(笑)まぁ、とにかく買って聴いて!

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