みんなでやろう『崩壊スターレイル』【国士舘アニ研ブログ】

(この文章は学祭や文学フリマにて頒布した部誌である「Cultures」にて掲載したものとなります。)


みんなでやろう『崩壊スターレイル』
執筆者:PEND

・はじめに
最近のスマホゲームは凄い。グラフィックのクオリティは勿論、ゲーム性や世界観などがよく作りこまれているのにもかかわらず無料で配信をしているという点も恐ろしい。私自身最近まで、スマホゲームというのは据え置きのゲーム機やパソコンの出力に比べたらそこまでのものだろうと思っていたが、やってみるととてつもなく面白い。その中でも今一番お熱になってやっているゲームが今回紹介させていただく「崩壊スターレイル」だ。このゲームはスマホではもちろんパソコンでも遊べる上にバトル操作はマウスかキーボードどちらかを使えば遊べてしまうためダラダラ無限に遊べてしまうことだ。ValorantやApex legendsなどの対戦型のゲームは正確なエイムスキルを保つためにモニターの角度を調整、近づけたり肘の机につけしっかりとした姿勢でやらなければならなかったので尚更だ。ゆっくりと自分のペースででき他者との競争が激しくないが心地良すぎてもう二度とこのゲームのない生活など考えられないくらいである。

・崩壊スターレイルとは
壊スターレイルは今主流のソシャゲといわれる分類に入るゲームでありガチャによってキャラクターを入手する。課金システムによってキャラクターの強化を図ることはできるが無論、課金絶対必須というゲームではなく無課金でも十分楽しめる一作となっている。ちなみに私はこのゲームを始めてちょいちょいお金を入れているがおそらく5万はいれてしまってるくらいにはハマってしまっている。人によってはそんだけかと思われるかもしれないが、私にとってはとてつもない大金である。大金のはず…生々しい話はいったん置いておこう。
原神の制作を担当した会社、HoYoverseであり今回は崩壊シリーズのナンバリングとなっている。過去作で登場したキャラクターがパラレルワールド軸の存在として登場しているが私は勿論崩壊スターレイルをやるのが初めてであって前作は遊んでいない。しかし前作をやっていないからと言って楽しめないというわけではないのでこれからはじめようかなと思っている開拓者候補の方々は安心してプレイしてみてほしい。実は崩壊とついていないだけで原神にも崩壊シリーズキャラクターの系譜を受け継ぐキャラクターもちらほら存在する。2022年にmiHoYoから海外向けにむけてHoYoverseと名を改め設立したが、名前の通り自社ゲームでのマルチバースを行っているのが名は体を現わすという感じがして個人的にぐっとくるものがある。

・ゲームシステムとコンテンツ
今作の崩壊スターレイルでは原神のようなオープンワールドアクションゲームではなく、エリアごとに区分されたステージを進めていくRPGのようなゲームである。また戦闘シーンにおいてはキャラクター自信を動かして敵を倒すのではなくターン性バトル形式を採用している。原神などの差別化を図るためのものと考えられるが一種の原点回帰とも見受けられる。このようなバトル体験で似ているゲームであげるならばFate Grand OrderやFor the kingのような戦闘システムとなっている。個人的には後者のゲームシステムのほうがより崩壊スターレイルと類似するものがある。

・戦闘
崩壊スターレイルの戦闘は主にフィールド上に存在するモブを攻撃又はされることによって始まるが先制攻撃を取ることによって戦いを有利に進めることができる。戦闘が始まると左上に表示されるバーの上から順そって攻撃または味方へのバフなどができ、行動順はキャラクターの速度によって決められている。バフや装備によって数値を上げることにより敵よりも早く動くこともできる。基本的に攻撃は避けることはできず受けることになるがバリアの付与や回復スキルのあるキャラクターなどを用いてHP管理を行っていく。攻撃は通常攻撃と戦闘スキルがある。前者はSPという戦闘スキルでのみ使えるポイントを貯めるための行動でありあまり戦局を変える決定打とはならないがキャラクターによっては戦闘スキルによって通常スキルを強化することも可能である。後者である戦闘スキルは先述したように通常攻撃のバフやそのキャラクター独自の攻撃手段またはバフスキルであり戦いを有利に進めていく上で必要になるものとなる。敵を攻撃したり受けたりすることによって必殺技を打つEPを貯め戦っていくのが主な戦闘システムである。キャラクターによって多種多様なスキルがあり使い方次第で十人十色の戦術が編み出せるのもこのゲームの醍醐味でもある。

・フィールド探索
エリアごとのフィールド探索によってスムーズ性を得た一方でオープンワールドではないので人によっては窮屈に感じるものもあるだろう。ただ戦闘シーンがターン性である以上オープンワールドにした途端にテンポが遅く不快感を得やすいというのがありそうなのでこのようになったと考えられる。フィールドには宝箱もありそこからガチャ石を手に入れることも可能である。原神とは規模の大きさが異なるだけで基本的にやることは変わらないとも言える。

・周回
ソシャゲのめんどくさいランキング1,2位を争うキャラクターの装備厳選や素材集めはもちろん存在する。しかし本作ではここのストレス濃度はかなり薄いと思われる。なんとオート戦闘機能がついてるのだ。集めたい素材、装備を専用のダンジョンに潜りオートボタンを押すだけ放置で終了。これが個人的にかなりグッドであった。スキップ機能のほうが良いとは思いますがオート戦闘中はかならず空き時間ができるので私はいつもサブモニターで他のソシャゲかエイム練習ができるので別にどっちがついててもいいやという感じである。
(※周回が楽なだけで装備厳選のラック部分は強化されていないのでそこだけがストレス濃度が高いと言える)

・ローグライク要素
このゲーム実はローグライク要素も含まれておりそのコンテンツの名は「模擬宇宙」。Ver1.3の新コンテンツとしてまた新たに追加されましたがこれは難しすぎて萎えかねないので今回はスルーで。
模擬宇宙の攻略を始める前に、まず「運命」と呼ばれるバフを選択する必要がある。後で説明させてもらうがこの運命はこのゲームでかなり重要な役割を担っている星神(アイオーン)の特性を使用することができる。先述した通りこの星神の運命によってキャラクターの特性などを最大限生かすこともできる。キャラクターの速度とクリティカルダメージを増加させる「巡狩」、バリアを強化し、付与したバリアの総量に応じた攻撃をできる「存護」、キャラのHPを使用して耐久や強化ができる。「壊滅」など個性豊かな運命がある。個人的には、模擬宇宙で攻略するなら壊滅の運命をお勧めする。耐久力もあり攻撃を受ければ受けるほど火力も上がっていくので長期戦になればなるほど強い。ローグライク要素として、最初の方は敵の攻撃や防御力などが高すぎて歯が立たないが何度もやることで模擬宇宙内でのステータスアップが可能。それと模擬宇宙内には祝福と呼ばれる特殊な効果をもたらすカードがありそれを駆使して戦っていくことになる。運命に基づいたカードの効果があり、自分の選択した運命以外のカードも使用することができるがなるべく運命に沿ったカードを集めることを推奨する。主軸の祝福を選ぶことによって「運命の反響」を使用することができ優秀な範囲攻撃と敵へのデバフ、味方への回復などで戦闘を有利になるものが多い。中にはHPを減らして攻撃する反響もあるので少し癖のあるものもある。これらのバフによって通常の戦闘では出すことのできない火力で脳汁が飛び出てく。ちなみに模擬宇宙の攻略報酬としてオーナメントという装備が用意されている。このような周回要素も組み込まれているのでクリアしたら終わりというわけではないのが個人的には楽しく遊べてるポイントだと思っています。

・定期的なイベントによるガチャ石配布
崩壊スターレイルはキャラのピックアップやバージョンアップの時にイベントを開催し、大量の石と素材をバラまいてくれる。キャラの解像度を上げてくれる公式からの供給イベントはもちろんミニゲームなど様々な種類のものも用意してある。なにより頼もしいのは開催時期に立ち会えなかった一部イベントもプレイすることができる点だ。限定報酬をもらうことはできないが常設報酬はもらうことができる。イベント後に始めたプレイヤーに対しての優しい仕様である。

・ガチャの仕様
ガチャはピックアップ限定キャラクターガチャ、限定光円錐ガチャと恒常ガチャに分かれている。ちなみに光円錐はキャラにつけれる武器みたいなものだ。限定ガチャも恒常ガチャも90回の天井があり、限定光円錐は80連である。しかしこの天井システムは限定ガチャでは牙をむく。お目当てのキャラクターを確実に引くには180回、武器を引くには160回のガチャを回す必要がある。そう90回とは仮天井である。仮天井で限定がでる確率は確定演出が出た時に前者が50%、後者が75%である。運が悪いものは万以上溶ける仕様となっており筆者自身この50%という壁に幾度も阻まれ恒常キャラクターを引き続けている。悲しいね。光円錐の勝率は今のところ100%なのになぁ・・・とまぁこのような具合である。ここまではよくあるソシャゲガチャの仕様だが恒常ガチャの仕様が個人的にはかなりうれしいものとなっている。恒常は300回引くとなんと好きな恒常キャラを一体獲得できる。300回って長くね?っと思った人もいるでしょう。結構引ける機会が多いのでちょくちょく回すことができる。ここで注意したいのがこの恒常ガチャにガチャ石を使わないことである。ガチャは石のほかにチケットでまわすことができ、限定チケットと恒常チケットにまた分かれている。配布や報酬でのチケットで回し続けることでガチャ石を温存するのが定石である。

・あらすじと世界観
1.簡単なあらすじ説明
今作でのキャッチコピー「この旅が、いつかいつか群星に辿り着かんことを」とあるように数多の星をまたにかけ冒険していくというものである。主人公と星穹列車のメンバーとともに万界の癌といわれている星核の問題を解決していく冒険譚であり主人公の中にも存在する星核の謎と過去、訪れた星で出会う人々との交差する運命を描いた物語である。数多の星を旅するといってもまだver1.3段階で探索できるのは三つだけである(しかもそのうちの二つは星じゃなくて宇宙船)。しかし今把握できる情報として公開されている星は合計で10個も存在している。今後のアップデートに期待である。

2.星神(アイオーン)
そしてこのゲームを語る上で欠かせないのがアイオーンと呼ばれて信仰される星神たちだ。合計15体ほどおりそれぞれが開拓・壊滅・巡狩・知恵・調和・虚無・存護・豊穣・貪欲・愉悦・記憶・純美・繁殖・神秘・均衡を司っている。ちなみに主人公たちは開拓の星神であるアキヴィリを信仰するナナシビト、プレイヤーであるがアキヴィリは実は消滅している。それでも彼らアキヴィリの遺志を継ぎ未知の宇宙を旅している。エモいな。
そんなアイオーンたちは全宇宙の星々に信仰されており信者たち各々も思想の違いなどで派閥や争いができたりしている。中には神の意向に沿わない自分勝手な解釈し欲望を埋め尽くすために動いているものもいる。

3.星穹列車
主人公が乗っている列車。星々に停車に降りるものがいれば新天地を求め乗り込むそんな星穹列車だがゲーム的な立ち位置では現在星核問題解決列車と化している。現在の乗客は過去をなくした少女三月なのか、過去との因縁のある青年丹恒、銀河をかけるため空へ旅断った姫子、もう一度世界を救うため星穹列車へのりこんだヴェルト、そしてうさぎなのかなんなのかよくわからない生物として車掌を務めるパム。彼らが星穹列車のメンバーである。実は姫子とヴェルトは前作の崩壊シリーズにも登場しており、崩壊古参プレイヤーはなじみ深い二人となっている。何度も星核の問題を解決させてきたが彼らの運命は主人公の登場により大きく変わっていく。

4.星核ハンター
主人公を起こした(?)諜報人たち。星核を集めている謎の集団でありスターピースカンパニーという世界連合並みの規模を誇る組織のお偉いさん方に名指しで指名手配をくらっているヤバいやつら。メンバーはエリオ、カフカ、銀狼、刃、サムの四人で構成されている。彼らに関して言えることは少ないがカフカは一部のファンと本人のセリフから開拓者から「ママ」と呼ばれ愛されている。

・いまからでもまったくもって遅くない
今から始めようと思ってもタイミングがわからないと思っている方は多くいるだろう。しかし、始めるタイミングなどはなくいつでもはじめてもいい。好きなキャラのピックアップなどにかぶせたいという人もいるだろうが大体新しいキャラは新しいエリアの素材だったりするのでガチャ石も集めて素材も集めて、ができる今がチャンスだったりする。実際ガチャの仕様で天井があるので貯めて、恒常もチケットで回し続けることが一番である。イベントも限定報酬をもらえるのでかなりおいしい。気が向いたらでいいのでぜひ初めて欲しい。

おまけ 筆者の譫言
※ここからは既存プレイヤーに向けての内容になっているのでネタバレ注意。
・パチンコ彦卿ビルド
パチンコ彦卿とは撃破特攻と会心ダメを極限まで高めたビルドである。怪盗と雪の密林の狩人各2セットでメインオプションは会心ダメと攻撃力%。オーブと縄は盗賊公国セットの氷属性と撃破特攻。このビルドのミソは会心率を上げないところにある。上げる暇があるなら会心ダメでもあげてほしい。彦卿は自身の必殺技で会心率が60%まで上り、巡狩の光円錐の「沈黙のみ」で攻撃力と会心率を上げることによって大ダメージをたたき出すことができる。それに加え撃破特攻を付けることでダメ押しの火力ゴリ押しをすることができる。理論上最強のアタッカービルドであるとして信じている。しかしなぜかはわからないがたまに数値の割にショボ過ぎるダメージを出すのと必殺技以外が腐り欠けるのが欠点である。ちなみにパチンコ要素はなく運に依存した火力構成なので私たちの間ではこう呼んでいる。

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