【遊戯王】《融合》から学ぶコンマイ語の歴史【国士舘アニ研ブログ】
こんにちは。鯖主です。
今回はタイトルの通り《融合》の効果テキストを用いて遊戯王のカードテキスト、いわゆるコンマイ語の歴史を振り返っていきたいと思います。
初代
めっちゃシンプル。現代遊戯王に触れている身としては、とても同じカードゲームのテキストとは思えないくらいにシンプルなテキストです。
遊戯王を漫画で読んでいた当時の人からしたら、これくらいのテキストの方が感覚的に遊べて良かったのかも知れません。
二代目
まだまだシンプル。簡略化されたテキストが続きますね。
変更点としては従来の「決められたモンスターとモンスターを」にあたる部分が「決められたモンスター2体以上を」というテキストへ変わっています。
三代目
別人ですねこれ。カードゲームが変わったかのようなテキストの変わり様です。
変更点としては……まあ、全部と言っても良いでしょう。長々と変更点書きたくない。
《融合》に限らず3期のテキスト変更はこのように。挙動を正確に書き直したものがほとんどです。カード画像を比べれば分かる通り、効果テキストの拡張による文字数の増加がこの大幅変更の最たる理由でしょう。
四代目
パッと見あまり変化はありませんが、細かい部分でいくつか変わっています。
まず、ひとつめの変更点として、従来の「手札またはフィールド上から」にあたる部分が「手札・自分フィールド上から」というテキストへ変わっています。《超融合》のような相手フィールドのモンスターも素材にできるカードとの差別化のためでしょうか。
また、「モンスターを墓地へ送り」にあたる部分が「融合素材モンスターを墓地へ送り」というテキストに変更されています。この理由はマジで分かりません。謎です。《融合》の処理中に融合素材モンスター以外の何を墓地に送るのでしょう?知っている方がいたらコメントなどで教えていただけると幸いです。(追記:部員のとり天に「融合素材モンスター」テキストは「融合素材として〜されたとき」テキストの対象であることを分かりやすくするためじゃない?と言われてまあまあ腑に落ちました。)
加えて「融合デッキから特殊召喚する。」にあたる部分が「エクストラデッキから特殊召喚する。」というテキストに変更されています。これはシンクロモンスターの導入により「融合デッキ」の名称が「エクストラデッキ」へと変わったことによるものです。
五代目
10年以上に渡り、長い間親しまれたテキストです。私も「《融合》のテキストと言えばコレ!」というイメージ。
変更点としては従来の「手札・自分フィールド上から」にあたる部分が「自分の手札・フィールドから」というテキストへ変わっています。なぜか前回のテキストだと手札は自分・相手の指定が無かったのでそりゃそう。
他にも「エクストラデッキから特殊召喚する。」にあたる部分が「EXデッキから融合召喚する。」というテキストへ変わっています。「エクストラデッキ」→「EXデッキ」はただの短縮ですが、「特殊召喚」→「融合召喚」は蘇生制限周りのルールを鑑みてのものでしょう。詳しく書くととても長くなりそうなので割愛。
現代
これ以上《融合》のテキストは変わらないと思われていた最中、先日6度目のテキスト変更が行われました。それもなんと大幅な文字数カットと共に。(!?)
変更部分は従来の「融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り」にあたる部分が「融合素材とし」というテキストへ変わっています。《融合》のテキスト全体で見ると脅威の4割減。
12期のテキスト変更ではこのようにテキストの簡略化が印象的となっています。昨今のインフレに伴う膨大な効果テキストに対応するためでしょう。
果たしてここから更に文字数が減るのか、はたまたリバウンドするのか。非常に楽しみなところです。
ということで《融合》のテキスト変更の歴史でした。
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