『鬼滅の刃「刀鍛冶の里編」』のアニメ俳句一覧
こんにちは。アニメ俳句部です!
先日、X(旧Twitter)で『鬼滅の刃「刀鍛冶の里編」』の俳句を募集したところ、44句の俳句が集まりました。この記事では、その俳句の一覧を公開します。
【雨野理多さん作】
山深し爽やかに挨拶が来る
鬼喰ふて二百十日の戦場を
怒れ怒れ溽暑の夜は赤すぎた
紅葉且つ散るだれがわかつてくれやうか
嘘つきに嘘の追憶桐一葉
妹は朝日となりぬ草の花
【イサクさん作】
遊郭に瓦礫ありけり大銀河
仲よくてくっついている稲穂かな
ああ残暑こんな火男ばかりいて
秋扇つまらなくない生を受け
小鳥来てしらかばの精かと思ふ
大きく息を吸って秋の水を切る
逃げます威銃打たれたからです
間に合わない決められない鈴虫が鳴かない
妹に蹴られて草の穂の中へ
よかったね朝が来て空澄んでいて
【一久恵さん作】
震える夏木立刀光の縦横
鬼を切る青嵐になれ全集中
【水蜜桃さん作】
白百合の凛と朝日に焼かれても
【土佐藩俳句百姓豊哲さん作】
吐血の広がり春隣の屋敷
壷口に奇怪な声音春の夢
春寒や万年筆がはしる音
震動の空間蒼き彼岸花
変化とは衰へなのだ春の雷
顔面に六つの瞳春の泥
花時の縁側二つの塩むすび
春光の目覚め床には潦
【猫髭かほりさん作】
山彦や不穏を払い涼新
【広瀬康さん作】
病床にカステラぶちまけて薄暑
天井に猪のゐる屋敷かな
顔よりもでかいせんべい齧る秋
山笑う感謝のやまびこの余韻
霞より自分をとりもどす言葉
初恋のわななき龍淵に潜む
錫杖や血走る雷の激怒
芸術や針千本を吐く金魚
月爆ぜて喜怒哀楽を斬りにけり
ほら全部うまくいったと降る銀杏
目隠しを取れば秋天紙吹雪
【三浦海栗さん作】
ニーハイソックス新緑を駆ける恋
恋猫の瞳ペリドットの光
【宮本隆邦さん作】
深秋の兄親として呼ぶ名かな
弟に抱かれ屈む熱帯夜
大銀河弟の名を正したし
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以上です。お読みいただきありがとうございました!
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