2023年、事変


はじめに

皆様、いかがお過ごしでしょうか。私はお仕事冬の大忙し祭りで毎日てんやわんやだった。なんでこんな忙しいの?  なんで……?
すべてを師走のせいにして、あと二週くらいを耐え抜きたい所存。

さて、毎年いろんなことがある。というか毎日いろいろあるのでそれが積み重なると何もなかった年にはあまりならない。
ただ今年は「なんかあった」じゃ済まないレベルの出会いやイベントがあまりにも多かった。のでちょうどnoteもやっていることだし、書き連ねて行こうかと思った次第である。というかnote始めたのも今年からだ。
12ヶ月振り返るもの大変なので、4ヶ月区切りくらいで見ていこう。

1月〜4月

大晦日にIVEにハマり、以降4ヶ月くらいはIVEのビックウェーブが最高潮だった。ちなみにその頃の記事は下記にあるので経緯は割愛する。

久しぶりに時間と体力の許す限りに暴走した。チッケムを漁り、IZ*ONEに辿り着き、ユジンさんが少女から大人の女性へ変貌を遂げるグラデーションをまざまざと見せつけられて咽び泣いたりしていた。すごい、書き連ねるとめちゃめちゃ気持ちの悪いオタクだ。年下の女性にハマるのは初めてのことで、なにか失礼や犯罪があってはいけないと常々思ってはいるのだが。
ちょうどハマってから4か月後に1stアルバムが出て、しっかり買った。私は人生において結構運がいい方で、特に推しとかコンテンツに関しては本気で運命か?と思うくらいにはタイミングが良いことが多い。SideMのときはハマった数か月後にライブがあったし、IVEもハマってすぐにCDが出るし、スラムダンクも沼落ちした直後に推しの誕生日と応援上映があり、INIもハマった直後に担当の誕生日と結成記念日があった。……半分くらいはマーケティングのおかげか? そうかも。今日も元気に企業や事務所の手の上で踊らされている。

この間に、というか1月にスラムダンクへ赴いているのだがこの時はまだハマっていなかった。個人的につけている映画記録に2000字程度したためるだけで、まだハマりこんではいなかった。ミツイセンパイ……とすでに鳴き始めてはいたものの、2000字のうちの半分でCGの話をしていた。私は中高生時代にCGをかじったことがあり、その関係で未だにああいう技術革新的なものを見ると「おっ」となる癖がある。もうブランクも割とあるし、今じゃblenderを暇つぶしにいじるくらいなので本当に「おっ」となるだけで、真似してみるとかは無理なんだけど。この4か月後にとんでもない勢いで沼へ落ちていくとも知らず、当時の私はひたすらに出来の良いCGに感銘を受けていた。

そして2月、アイドルマスターの合同ライブへ行った。アイマスライブを現地で見たのはこれが最初で最後になっている。もともとメインで推していたSideMのゲームがその数ヶ月後あまりにも悲しい畳まれ方をしてしまいアイマスとうまく向き合えなくなったことも原因の一つだが、一番はあまりに良すぎたその思い出を最初で最後にした方が綺麗なんじゃないかと思ったからだった。また合同やるとか言ったら行く可能性は正直ある。それくらい良かった。ちなみにIVEにハマってから他の女性アイドルを見たところ、SHHisの緋田美琴さんが気になってしょうがねえ現象が起きていた。元は菊地真さんと砂塚あきらさんが好きで、ゲームでもガチャ回したりイベント走ったりしていた。ライブのムンナイのときはしっかり膝から崩れ落ちましたとさ、それはそう。
あ、ダイジェスト出てますので可愛いハンバーグお兄さんとリンクアピール「おいで」を見て行ってください。

5月~9月

初ザファから4か月、ついに私の心に波が追いついた。
きっかけは5/4開催のスパコミでスラムダンクスペースが700くらいあるとかでトレンド入りしていたことである。ディフェンス硬くて進めなかったとかバッシュ履いてる人がめっちゃいたとか、なんだか面白そうな話が流れてきていた。旬ジャンルって不思議なエネルギーと刹那的な雰囲気があって魅力的である。そこのジャンルにいる人たちがみんな「俺は今なんだよ!」なので圧倒的な輝きとパワーを感じる。この熱でタービンを回して電気が作れるだろう。それとCG WORLDの5月号でスラムダンクの特集が組まれたことがもう一つ。大ボリュームで紹介されるその技術に魅入られた私はあっという間にスラムダンクの方へと足を向けた。
そして一番に頭に思い浮かべたのは三井先輩のことであった。今日の三井はいいぜ、の人。そして宮城は気に入らなかったらしいが私はめちゃめちゃに好きだったサラサラのロン毛。そんで不良のヘッドの割には結構弱ない??なところ。なにより3Pのシュートの美しさ。黒バスオタク時代に緑間真太郎と日向先輩が好きだった私、当然のように三井の方へと転がった。そして運は私の方を向いていた。
5/22の三井寿生誕祭である。全国各地の映画館で応援上映が行われると予告された。ちょうど在宅ワークではない日、そして会社から歩いていける距離に映画館。これはもう、行くしかない。初めてのチケット争奪戦は、ザファの三井寿誕生日に合わせた応援上映だった。決済をしようとして弾かれ、すでに8割座席が埋まっている画面に慄きながらもどうにかチケットをもぎ取り、当日は予定した作業を前倒しで終わらせてからの定時退社だった。
これまで行ったことのある応援上映はプロメアとうたプリ。プロメアはちょうど人の少ない時間帯に入ってしまい上手く声が出せず、うたプリはコロナ禍で手拍子のみ可だった。しかし今回のスラムダンクは満員御礼での声出し可の応援上映。た、楽しかった……すごいびっくりした。こんな楽しかったっけ?ってなるくらいには楽しかった。
ザファはこのあと8/3とラスト応援上映で計4回映画館に通った。私の中の最高回数はグレイテストショーマンの4回なのだが、それにたった半年で並んでくる記録だ。

さて。スラムダンクに沸いている間にも、3次元アイドル側で動きがあった。突然の出会いその2、INIである。こちらも経緯は別で書いたので割愛。

このnoteを書いて2か月後、フォロワーさんにツアーに誘われる。その勢いでファンクラブに入り、会員限定のペンライトを購入し、フェンファンのメールに登録した。こういう気持ちは鮮度が命だから……忙しかった日の深夜とかにメールが来て癒されています。いつもありがとう。男性声優や俳優以外で3次元の男にハマったことはなく、3次元男性アイドルというのは私の人生においてもかなり遠いところにいる存在だった。フォロワーさんがJO1にハマっていたことは知っていたし、おかげで鶴房汐恩さんだけはどこにいても分かるようになっているのだが、それはそれとしてまさか私がハマるとは……いや何にハマるにしろ同じこと言ってる気がするな。人生は何が起きるか分かったもんじゃないね。どんな出会いにしろ自分をいい方へ変えていければそれで良いかなと思う。

10月~12月

スラムダンク終映前後で始まったW杯で10年ぶりかにバスケ部の心を取り戻した私は、試合に飢えていた。もっと見たい……ああいう土壇場の駆け引きとか、大逆転とか、もっと見たい……! ということでこれまたタイミングよく始まった(これは運命とかじゃなくてそういうスケジュール)Bリーグ23-24のプレシーズンからリアルバスケを見始めた。そういえば私、バスケだけはやるのも見るのも好きだったなと思い出した。ミニバスから4年ほど続けたのだが、中学時代に入ったバスケ部が他人の水筒に水やらお茶を混ぜる悪質な嫌がらせが流行ったり、顧問が部員を「やる気」なんて曖昧な指数で分けて片方の陣営からしかスタメンを出さなかったり、なんというかいろいろ悪かったので1年しかやらずリアルバスケからは遠ざかっていた。
そこから随分とご無沙汰していたが、なんだかんだ戻ってこられて良かったと思う。ちなみにW杯でおなじみ比江島選手のいる宇都宮のブースターだ。よろしくお願いします、ミーハーで本当にすみません。きっかけは当然比江島選手ですし彼も本当に好きなんですが、現在の一押しはフォトゥ選手です。
W杯からBリーグに会員登録をしていたので(当時サーバダウンして大変だった)リーグ開幕後にチケットを取って修学旅行ぶりに栃木の地を踏んできた。小6以来? 小6って何年前よ、と震え上がりながらも日環アリーナへ。私と同じような方々がアリーナに詰めかけ、場内は満員だった。音がめちゃめちゃでっかいのと、試合してないところでミニゲームしたりチア見たり、結構忙しなかった。チアの人たち、タイムアウトの1分でも出てきて踊ってくれる。40分こんなに常に見るところあるんだ!と驚いたのだが、一方で試合を落ち着いてみたかったら中継の方がいいのかもと思ったりした。あまり目が良くないので、誰がどういう動きしたのか追うのが難しかったのだ。ボール追うので精一杯。それに加えて地鳴りのようなブーイング。怖くて泣いちゃった……いや、そういうものなのは承知なんだけど。
10月の試合でいろいろと学びがあったので、次こそは準備して行くぞ!と意気込んだはいいものの、その先のチケットがまぁ取れない。横浜との対決も行く気マンマンだったのに、ファンクラブ先行で満員になってしまってファ~~~~って声が出た。仕方ないね、河村選手と比江島選手の対戦ゲームだもんね。

そんなこんなで11月になり、気づけばINIライブが当日だった。前日から服決まってない!合わせるカバン分かんない!と大慌てし、当日もメイクがきまらん!と大騒ぎしたが、どうにかこうにかフォロワーさんとも会えた。ライブ2週間前くらいに、チケットを忘れて真っ青になる夢を見て飛び起きていたので不安だったがすんなりと入場できた。
今回のライブは以前のライブとはコンセプトが変わってポップで可愛い演出が多かった。終演直後に記憶がぶっ飛んだのと、ライブ後に疲れが出たか寝込んでしまったので本気で覚えていないことが多いのだが、とにかく楽しかった感情だけがふわふわと残っている。
雄大コールを一瞬「You die!?」とビビりながら復唱し、勘違いに気づくも何食わぬ顔でコールを続けたのは覚えている。あと西さんの二の腕とフェンファンの膝。あとアンコール後の木村さんと高塚さんがどえらい可愛い髪で現れたこととか。フェンのご両親がライブ来てたこととか。早く円盤入手して何回も見たい……耳栓を忘れてしまって音圧で後ろに倒れそうなこともあったので、落ち着いた状態でもう一度見たい。
本当にすごく楽しかった。アイマス以来10か月ぶりの現地ライブだったが、HPが根こそぎ持っていかれる代わりにMPが全回復する不思議なイベントだと思う。定期的に行きたいが定期的に行くと体と財布がおしまいになるので年2回のペースが案外ちょうどいいのかもしれない。ただ前日と翌日を休みにしたうえで挑めるなら年4でも行ける、いけます、いかせてください。

推しの話とはまた別に

人生という大枠において、まぁまぁなビッグイベントがありました。
それがこれです。

赤羽理人名義で賞をいただきました。いただいたというか、候補にあげていただいたというか。なんと来年書籍化するそうで。なんてこった、人生は夢だらけ。
12/8から雑誌とwebで連載が始まってます。月・木更新で、webからなら全部無料で読めるらしいのでよかったら読んでみてね。あとなんか投票とかあるらしいので、その辺もよしなにして頂けたら嬉しい。
こんなにがっつり宣伝したのは初めてだ。恥ずかしいな。バズったツイートに宣伝下げてる人のこと、今までなんとも思ってこなかったけど実はめちゃくちゃすごい人たちなのかもしれない。

小説で賞をいただいたのはこれで二度目で、しかし相変わらず実感がわかず地に足着かないまま、校正したり打合せしたりした。そもそも受賞が分かっていたのは結構前なのに、この記事出るまでいまいち信じられなかったりして……いやメール来た日にパーフェクトブルーとか見ちゃったのが悪いんだけど。夢うつつのままメール受け取ったらそらそうなる。
文章をこねくり回す様になって15年、投稿を初めて4年くらい? まさか仕事につながりそうな事態にまで持っていけるとは思っていなかったので驚いている。というかビビっている。めっちゃ怖い。
売れなかったらどうしよう……買取とかしないといけないんだろうか、破産しないだろうかと怖すぎる想像をしながら震える始末だ。そもそも自分の文が売り物になる現実がまだ受け止めきれない。どういうことだそれは……
あんまりにもビビりすぎだが、嬉しいことには嬉しい。これは本当。ただ嬉しいに行くまでにいろんな感情を経由しすぎているだけで。めでたいしありがたいことだ。この浮ついた空気が書籍化に至るまで続くと思うとだいぶ不安だけれども、すでに船は出発してしまっているし乗ることを決めたのは自分なので、いけるところまで行こうと思う。

総括

人生って大枠から見ても相当な変革があり、かつ去年と比べて推しのコンテンツが3つも増えた、とんでもない年だった。たぶん今まで全体重かけていたSideMの柱が今年に入ってポッキリ折れてしまったのが無関係ではないと思う。ここ6年、あちこちハマるものはあれど、最終的に戻ってくる場所として私はSideMを選んでいたのだが、自分の気持ちと相談してそこを出ることにしたのだ。もちろん現在もコンテンツ自体が続いていることは承知なのだが、どうしてもそこに重く体重をかけられなくなってしまった。これ以上無理して摂取して本気で嫌にならないために、ちょっと距離をとることにした。
幸いにも同じくらいの熱量を傾けられるコンテンツと出会い、新しいフォロワーさんとの出会いもあり、不思議なくらい毎日が楽しい~~の状態である。ただ1つの柱に全体重置いとくのはしばらくやめとこうかな、とも思っている。バスケ、3次元アイドルの2本柱で来年も楽しんでいく所存。

とか言って来年の今頃にSideM帰ってきてたら笑ってやってください。今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?